技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

材料・部品の抵抗率測定 活用講座

材料・部品の抵抗率測定 活用講座

愛知県 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月22日(木) 13時00分 16時45分

プログラム

 金属の電気抵抗は試料の長さに比例し、その断面積に反比例する。その時の比例定数が抵抗率と定義されている。従来はこの定義に則って、柱状の試料を作りその断面に対して一定電流を流し、別途作成した電圧電極間の電位勾配を測り、オームの法則から抵抗値を求めた。そして、上記の定義に基き抵抗率を算出していた。 (4端子法)
 そもそも抵抗率の定義が導かれた時代には、測定対象試料 (=材料) は金属が中心で均一組成と考えられていた。しかし、現在では材料技術は飛躍的に進歩し、金属、プラスチック、セラミックスのみならず、それらを複合した材料 (バルク体) や薄膜材料が日々開発されている。特に、電子材料の分野では、スマートホン等のモバイル端末の進化に伴い、リチウムイオン電池やプリンテッドエレクトロニクス材料等、急速な進歩を遂げている。また、自動車の電子化 (ハイブリッド、EV、FCV) によって、2次電池や燃料電池、モーターや周辺機器に大容量、高出力が要求されている。
 まず、研究開発者にとっては材料の抵抗率を正しく測る事が重要であり、その次に各種材料の特性に合わせた測定方法やデータの解釈が必要となってきた。また、製造工程では、材料を加工した部品レベルでの品質管理のために、その材質・形状・目的に合わせた抵抗測定が必要となってきた。
 本セミナーでは、基本的な測定方法について解説し、材料に合わせた応用例についても説明する。

  1. 抵抗と抵抗率
  2. 低抵抗領域の測定
  3. テスターで測ると何故不安定なのか?
  4. 4端子法と2端子法
  5. 接触抵抗とは?
  6. 4探針法とは?
  7. 4探針法と4端子法の違い
  8. シリコンウエハの抵抗率測定
  9. 表面抵抗率と体積抵抗率の使い分け
  10. 傷が付き易い試料の測り方
  11. 低抵抗薄膜の抵抗率測定
  12. 黒鉛バルク材の体積抵抗率測定
  13. 高抵抗領域の測定
  14. 2重リング法とは?
  15. 表面抵抗率と体積抵抗率の測り方は違うのか?
  16. JIS K6911とは?
  17. ガード電極は必要か?
  18. 温度や湿度で抵抗値が変わるのか?
  19. 印加電圧や測定時間はどのように決めるのか?
  20. 高抵抗薄膜の測定
  21. 中間領域の試料は定電流印加法と定電圧印加法のどちらで測るか?
  22. 粉体の抵抗はどうやって測るか?
  23. フィルムの厚み方向の測定
  24. 高温や低温下での低抵抗測定は?
    • 質疑応答

講師

  • 西井 俊文
    日東精工アナリテック株式会社 営業推進部
    部長代理

会場

愛知県産業労働センター ウインクあいち

1205

愛知県 名古屋市中村区 名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター ウインクあいちの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 43,200円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 37,963円(税別) / 41,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,963円(税別) / 73,400円(税込)
    • さらに3名様以上で追加1名あたり27,963円(税別) / 30,200円(税込) で受講いただけます。
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
本セミナーは終了いたしました。