技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子膜 / フィルムの気体・蒸気の透過特性及び高バリア性発現メカニズムの基礎と応用

高分子膜 / フィルムの気体・蒸気の透過特性及び高バリア性発現メカニズムの基礎と応用

~高分子膜/フィルムの透過・拡散・収着現象の基礎を一から理解~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子膜/フィルムの透過、透湿、拡散、収着挙動などの基礎原理を網羅し、高分子透過膜、分離膜、バリア膜についての問題や現状についても解説いたします。

開催日

  • 2017年5月22日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子フィルム / 高分子膜に関連する技術者
    • 太陽電池バックシートの酸素・水蒸気バリア材
    • LEDの酸素・水蒸気バリア材 など

修得知識

  • 高分子膜中での気体・蒸気の輸送現象 (透過・拡散・収着) の基礎的理解
  • 高分子膜中の気体・蒸気の分離・バリア性の制御
  • 高分子中に存在させている可塑剤等の低分子化合物の挙動の把握及び制御を通した機能発現

プログラム

 高分子透過膜,分離膜やバリア膜 (材料) を通した気体や,蒸気 (水蒸気) 等の低分子物質の透過性の基本を原理に基づいて説明し,それぞれの高分子膜の透過・拡散・収着機構を概説する。
 ガラス状高分子膜、結晶性高分子膜等の透過・拡散・収着特性挙動を各論的に紹介し、高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) の問題点や現状について紹介しつつ今後の展望についても紹介する。

  1. 気体透過性と透湿性
    • 気体の収着・拡散・透過性
  2. 収着 (吸収+吸着)
    1. 吸収
    2. 溶解度
    3. 溶解度パラメータ
    4. 高分子 – 気体・水蒸気の親和性
    5. 相互作用パラメータ
  3. 収着機構
    1. ヘンリー収着
    2. ラングミュアー収着
    3. 二元収着
    4. BET収着
    5. Flory – Huggins型の溶解
  4. 拡散
    1. 気体・水蒸気のサイズ
    2. 自由体積
    3. 自由体積分率
    4. 占有体積
  5. 透過
    1. 透過測定法
    2. ガラス状高分子膜
    3. 部分不動化モデル
    4. 結晶性高分子膜
    5. スマートメンブレン
  6. バリア性
    1. 凝集エネルギー密度
    2. 水素結合形成
    3. イオン結合形成
    4. 結晶部分の活用
    5. 高分子鎖の配向
    6. sub Tg annealing
    7. 複合化
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,250円 (税別) / 51,030円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/26 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/2/26 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2025/2/27 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/28 低誘電樹脂の開発動向と高速通信用途に向けた適用技術 オンライン
2025/2/28 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン
2025/2/28 熱硬化性樹脂の基礎と応用 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/28 プラスチックリサイクルの国内外の現状とリサイクル技術 オンライン
2025/3/3 高分子材料の物性分析、分子構造解析技術の基礎と材料開発、物性改善への応用 オンライン
2025/3/4 加硫剤、加硫促進剤の使い方とスコーチ・ブルーム・分散性 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/5 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/6 EUVレジストの高感度化、感度測定とメタルレジストの反応機構 オンライン
2025/3/7 「モノマテリアル包装」の動き、バリア向上などの物性向上、企業採用・海外規制などの展望 オンライン
2025/3/7 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と構造・物性制御 オンライン

関連する出版物