技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

インバータの基礎と制御法

インバータの基礎と制御法

~各種電力用半導体スイッチング素子の使いこなし、具体的な実装方法、種々の制御法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、一般的な教科書や学会等で発表される論文でほとんど触れられることのないインバータの設計と制御のノウハウを織り交ぜながら、インバータに関する基礎的事項をしっかり身につけられるよう丁寧に解説します。

開催日

  • 2017年3月31日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • インバータに関連する製品の技術者
    • インバータ・コンバータ
    • モータ
    • 太陽光のパワーコンディショナ
    • 空調
    • 家電
    • 産業機器
    • プラント
    • ファン
    • ポンプ
    • 風力発電のインターフェース
    • スマートグリッド など
  • インバータで課題を抱えている技術者
  • これから電力変換技術に携わる技術者、研究者
  • 学会などで話題の先端技術について知見を得たい技術者、研究者

修得知識

  • 電力変換技術の本質
  • 電力変換の体系的概念
  • インバータの構成と動作原理
  • 各種電力用半導体スイッチング素子と使いこなし
  • インバータの応用技術
  • マルチレベルインバータの構成と動作原理

プログラム

 パワーエレクトロニクスは電力変換に関する広大な技術領域を指します。その典型的な応用として電源装置やモータドライブがありますが、これだけに留まらず電気エネルギーの「発生」、「輸送」、「貯蔵」、「変換」、「応用」のすべてのフェーズにおいてパワーエレクトロニクスに基づく電力変換器が活躍します。
 本講座では電力変換技術の基礎を,最も多用されるインバータを中心に体系立てて解説します。特に電力用半導体スイッチング素子の使いこなしや,具体的な実装方法のほか種々の制御法について詳述し、初心者の方はもちろん、ベテランの方にも培った知識を整理整頓できるように実務的な事例を採り上げます。また、最近ホットな話題であるマルチレベル電力変換器に関する話題にも言及し、電力変換技術の先端領域を紹介します。

  1. パワーエレクトロニクスの概要
    1. パワーエレクトロニクスとは
    2. 電力変換の原理
    3. 電力変換効率と高調波
    4. 電力変換器の概要
  2. 電力用半導体スイッチング素子
    1. ダイオード
    2. サイリスタ
    3. BJT
    4. IGBT
    5. MOSFET
    6. RBIGBT
    7. IPM
    8. ドライブ回路
  3. 電力用半導体スイッチング素子の使いこなし
    1. 電圧と電流定格の選定
    2. ターンオフ時のサージ電圧
    3. 安全動作領域 (SOA)
    4. スナバ回路
    5. ターンオン時のサージ電流
    6. ダイオードの逆回復電流
    7. dv/dtとdi/dt
    8. ハードスイッチングとソフトスイッチング
    9. 各種保護回路と考え方
    10. 主回路の実装方法
    11. ドライブ回路の実装方法
  4. インバータの基礎
    1. 単相インバータの構成と動作原理
    2. 還流ダイオードのはたらき
    3. 上下アーム短絡防止時間 (デッドタイム)
    4. 三相インバータの構成と動作原理
    5. パルス振幅変調 (PAM)
    6. パルス幅制御 (PWC)
    7. サブハーモニックパルス幅変調 (PWM)
    8. 空間ベクトル変調 (SVM)
    9. パルス密度変調 (PDM)
    10. デッドタイムによる波形歪と補償法
  5. インバータの制御法
    1. VVVFとCVCF
    2. V/f制御法
    3. 電流制御法
    4. インバータとレクティファイア
  6. インバータの応用事例
    1. モータドライブへの応用
    2. 高周波絶縁リンクへの応用
  7. マルチレベルインバータ
    1. マルチレベル電力変換器の概要
    2. 中性点クランプ形マルチレベルインバータ
    3. 負荷短絡形マルチレベルインバータ
    4. キャパシタセル形マルチレベルインバータ
    5. フライングキャパシタ形マルチレベルインバータ
    6. モジュラ形マルチレベルインバータ
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/10 オフライン電源の設計 (2日間) オンライン
2025/2/10 オフライン電源の設計 (1) オンライン
2025/2/11 半導体封止材料の基礎と設計・製造の応用技術および半導体パッケージ動向 オンライン
2025/2/12 チップレット実装のテスト、評価技術 オンライン
2025/2/13 ブロック共重合体 (BCP) を用いた自己組織化リソグラフィ技術の基礎と動向・展望 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 半導体デバイス設計入門 オンライン
2025/2/18 オフライン電源の設計 (2) オンライン
2025/2/19 シリコンならびにSiC/GaNパワーデバイスの現状・課題・展望 オンライン
2025/2/19 EV / HEV用 主機モータとPCUの冷却・放熱技術 会場
2025/2/20 半導体用レジストの基礎と材料設計および環境配慮型の新規レジスト除去技術 オンライン
2025/2/21 電動化モビリティのモータと関連電装品の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた絶縁品質評価技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/2/21 半導体デバイスの異種材料集積に向けた常温・低温接合技術と光・電子デバイスの高度化 オンライン
2025/2/26 シリコンならびにSiC/GaNパワーデバイスの現状・課題・展望 オンライン
2025/2/26 シリコン・パワー半導体におけるCMPの技術動向 オンライン
2025/2/27 半導体製造におけるシリコンウェーハ表面のクリーン化・歩留向上技術および洗浄・乾燥技術 (2コースセット) 東京都 会場・オンライン
2025/2/27 半導体製造におけるシリコンウェーハの洗浄・乾燥および汚染除去技術の基礎から最新動向まで 東京都 会場・オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 半導体パッケージ技術の進化とそれを支える要素技術 オンライン
2025/2/27 量子ドットの基礎物性、作製・構造測定技術とデバイス応用 オンライン