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リチウムイオン電池の劣化機構と対策

リチウムイオン電池の劣化機構と対策

~分析・解析方法から部材ごとの対策技術まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池の劣化を正しく判断するための分析技術や解析手法、部材ごとの対策方法まで詳しく解説いたします。

開催日

  • 2017年2月24日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池で課題を抱えている方
  • 電池の動作機構と劣化機構に関心を持つ技術者
  • 電池分野に関係する研究者
  • 電池の分析担当者

修得知識

  • リチウムイオン電池の構成部材と動作機構
  • リチウムイオン電池の性能を低下する要因
  • リチウムイオン電池の劣化機構を解明する手法
  • リチウムイオン電池の劣化を抑制するための対策

プログラム

 リチウムイオン電池の用途拡大に伴い、必要とされる特性も様々に変化してきている。電気自動車などの大型の用途では、高いエネルギー密度や入出力特性も必要とされているが、それ以上に長期の安定性や信頼性が重視されている。これらの要望に応えるためには、電池の劣化要因を正しく捉え、その要因に適した対策を取ることが求められる。
 本講演では、電池を構成する各部材について劣化を正しく判断するための分析技術や解析手法を紹介し、具体例を交えながら劣化への対策を述べる。

  1. はじめに
    1. リチウムイオン電池とは
    2. 電池の構成部材と機能
    3. 充放電反応に伴う様々な変化
    4. 電池の劣化とは
  2. 電極の劣化
    1. コンポジット電極の劣化
    2. 電極活物質の劣化
    3. 界面の変性
  3. 電解液の劣化
    1. 電解液の分解
    2. 不純物の影響
    3. 添加剤の役割
  4. セパレータ、集電体などの他の部材の劣化
    1. セパレータの劣化
    2. 集電体の劣化
    3. その他
  5. 実電池における劣化の解明
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 棟方 裕一
    東京都立大学 大学院 都市環境科学研究科
    助教

会場

東京流通センター

2F 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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