技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

パウダー化粧品の処方設計のポイント

パウダー化粧品の処方設計のポイント

~メイクの持続性、使用感の向上、紫外線防御などポイントを解説 / 粉体物性などの基礎から使用感の機器分析、表面処理による使用感の改良、処方のノウハウなど~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、化粧品開発において基礎から解説し、原料開発と処方設計を的確に行うためのポイントを解説いたします。

開催日

  • 2017年1月26日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 化粧品に関連する技術者
  • 化粧品の粉体操作、粉体の表面処理に関連する技術者

修得知識

  • パウダー化粧品開発の基礎と応用
  • 粉体の表面処理と使用感の改良
  • 粉体製品の油剤とメイクの持続性
  • 紫外線防御と複合粉体

プログラム

 最近、日本人の肌はきれいになっています。化粧品会社は、美肌を守る化粧品の技術の進化の賜物だと自慢していますが、本当にそうなのでしょうか?
 化粧品が官能評価され、ブランドイメージを操る宣伝広告が売上げを左右したのは過去のこと。情報化が進む社会では、化粧成分の技術力と正しい知識が問われます。
 官能評価は機器分析に、噂や口コミサイトに代わり技術情報データベースが正しい知識を消費者にもメーカーにも提供する。そんな時代が、近未来の化粧品市場です。
  ファンデーションは、肌の光と色を演出するための化粧品。この役割を担う主成分が各種パウダーです。乳液や化粧水などのスキンケア化粧品にはない、光と色を操るためのパウダーの物性と機能のメカニズムを正しく理解すれば、新規な商品を生みだすための原料開発と処方設計も的確に行えます。
 確かな技術があれば、消費者の心に響くキャッチコピーを創出し、人気とトレンドをリードすることも容易です。
 日本人の肌がなぜきれいになってきたのかという意外な理由とともに、その美肌を彩るパウダー化粧品開発の基礎から応用まで解説します。

  1. 肌と化粧品ビジネス
    1. 日本人の肌の進化と化粧品市場の動向
    2. メイク化粧品とパウダー
    3. パウダー化粧品の使用感の機器分析
    4. 新規パウダー原料開発の要点
  2. 粉体の物性と使用感の機器分析
    1. アスペクト比と粉体形状係数
    2. ファンデルワールス力と付着力
    3. パウダーの形状と物性
    4. 層状結晶と粉体加工プロセス
    5. カードハウス構造と嵩密度
    6. 肌の陰影と粉体の光学的機能
    7. アスペクト比と成形性と光沢
    8. ファンデーションの硬さと高級感
  3. 粉体の表面処理と使用感の改良
    1. 粉体微粒子の表面原子構造と結合力
    2. イオン結合と粉体の表面電位
    3. パウダー化粧品とエモリエント効果
    4. 粉体の濡れと接触角
    5. 表面処理の役割と方法
    6. 表面処理粉体のナノ構造と物性使用感
  4. 粉体製品の油剤とメイクの持続性
    1. ファンデーションの皮脂濡れと化粧崩れ
    2. ファンデーションの結合油剤と皮脂濡れ
    3. 湿式充填プレス法と乾式法
  5. 紫外線防御と複合粉体
    1. 粉体による紫外線防御
    2. ナノ粒子の複合化と使用感
    3. 有機吸収剤の複合化と使用感
    4. フォトクロミックパウダーによる紫外線防御

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/7 ぬれの基礎と実用的な撥水・撥油/親水処理技術の最新研究開発動向 愛知県 会場
2025/10/7 化粧品・医薬部外品製造時の微生物制御及び適切な試験・評価技術 オンライン
2025/10/8 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/8 金属の表面処理技術 オンライン
2025/10/9 溶射技術の基礎とその応用 東京都 会場・オンライン
2025/10/9 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎とそのプロセス及び工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/10/10 スラリー調製及び評価の基礎 オンライン
2025/10/10 洗浄剤処方設計の基礎と注意点 オンライン
2025/10/14 洗浄剤処方設計の基礎と注意点 オンライン
2025/10/14 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/10/15 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/10/15 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2025/10/15 化粧品開発現場のための知財戦略と活用のヒント オンライン
2025/10/16 化粧品開発現場のための知財戦略と活用のヒント オンライン
2025/10/17 塗料・塗膜における微粒子の挙動と分散状態制御、解析・評価方法 オンライン
2025/10/17 アレニウスプロットの作成とその測定数値の取り扱い オンライン
2025/10/20 フィラー/樹脂分散における分散状態の測定評価、その応用 オンライン
2025/10/20 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/21 シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用 オンライン
2025/10/21 化粧品の商品企画から生産における官能検査の効率的な活用方法と進め方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/7/14 粉体混合技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/7/14 粉体混合技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)