技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

セルロースナノファイバーの特徴と樹脂複合化による実用化展開

セルロースナノファイバーの特徴と樹脂複合化による実用化展開

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年1月19日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • CNF成形等加工機、試験・分析機器関連の技術職・営業職
  • 自社製品にCNFの応用・実用化検討したい方
  • プラスチック成形加工、コンパウンドメーカー
  • CNF関連加工技術を開発したい方
  • CNF市場を把握したい方

プログラム

 昨今、セルロースナノファイバー (CNF) のサンプル提供が本格的に開始され、一部実用化・事業化製品も出始めております。
 約10数年来、特にCNF/熱可塑性樹脂複合化技術開発に京都大学生存圏研究所矢野研究室と共に実施して来た中で、現在、今後の本格的な社会実装に向けて重要な時期を迎えていると言えます。
 本セミナーでは、CNFの特徴また現在サンプル提供されているCNF材料の特徴、樹脂複合化の開発過程とその実際、国内外における社会実装化に向けての動向、自社製品にどのようにCNFを取込んで行くかのポイント等についてご紹介、お話しさせて頂きます。

  1. ナノセルロースについて
    1. セルロースナノファイバー (CNF) の特徴とその製法及び原料
      1. シングルセルロースナノファイバー (化学処理/解繊)
      2. セルロースナノファイバー (機械的解繊)
    2. セルロースナノクリスタル (CNC) の特徴とその製法
    3. 現在サンプル供給を開始しているCNFメーカー10社の特徴と提供サンプル等のご紹介
      1. A3一覧表の配布によるご紹介(2016/9/20改訂2版)
  2. ナノセルロース研究開発の世界的動向とISO国際標準化の動向
  3. CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの開発
    1. 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性]熱可塑性樹脂の複合化
    2. CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
      1. 化学変性の考え方
      2. 変性CNFによる性能アップ
      3. 変性パルプを用いたCNF化解繊/ナノ分散同時混錬法の開発
      4. CNFナノコンポジット用熱可塑性樹脂種の横展開について
    3. 「京都プロセス」における変性パルプ及びCNF/樹脂MBの製造とサンプル提供
  4. 変性CNF/熱可塑性樹脂の微細発泡成形
    1. 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基礎技術の開発
    2. 変性CNFナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
  5. CNFの染色と材料着色CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの開発
    1. CNFの染色とサンプル見本
    2. 材料着色事例とサンプル見本
  6. CNF材料の社会実装化動向
    1. 経済産業省主導「ナノセルロースフォーラム」の設立とその活動
    2. 地域におけるCNFに関する取組みの活発化
      1. 近畿地域における「部素材産業 – CNF研究会」の取組みとご紹介
      2. 他地域での取組みとその連携について
  7. CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイントについて
    1. その方向性と実際例について
    2. どこのCNF材料から触るか、取り入れるか?
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/8 生分解性マイクロカプセルの材料設計、用途展開、今後の展望 オンライン
2024/4/8 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/9 エポキシ樹脂の分子構造・硬化性および耐熱性とその他の機能性付与技術 オンライン
2024/4/9 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2024/4/10 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2024/4/10 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発 オンライン
2024/4/10 押出加工技術の基本技術とトラブル対策 オンライン
2024/4/10 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2024/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2024/4/12 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2024/4/12 ラジカル重合の重合反応と開始剤の種類・選び方、応用 オンライン
2024/4/12 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2024/4/12 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2024/4/12 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2024/4/18 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/4/18 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/4/19 生分解性プラスチックの基礎・最新動向と食品容器・包装への応用展開 オンライン
2024/4/19 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2024/4/19 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2024/4/19 プラスチック光学素子の基礎、超高精度加工技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例
2020/1/31 添加剤の最適使用法
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 UV硬化技術の基礎と硬化不良対策
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用