第1部. 薬剤師から見る抗がん剤の安全な取り扱いと曝露対策
(2016年12月13日 10:30〜12:00)
- イントロ
- 危険医薬品の定義
- 抗がん剤曝露の歴史
- ガイドライン制定の流れ
- 抗がん剤曝露ガイドライン
- ヒエラルキーコントロール
- 安全キャビネット
- 閉鎖式調製器具
- 個人防護具
- 当院での取り組み
- 抗がん剤調製業務体制
- アイソレーター、調製ロボットの紹介
- 個人防護具の簡素化
- 当院での曝露調査
- アイソレーターと安全キャビネットの比較
- アイソレーター周辺の汚染調査
- バッグ表面の汚染調査
- 外来化学療法室の汚染調査
- 今後の課題
- コスト
- スピード
- 投与時の曝露防止
- 質疑応答
第2部. 臨床医から見る曝露リスクの高い抗がん剤のニーズと曝露対策の課題
(2016年12月13日 13:00〜14:30)
2015年「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン」が出版された。ガイドラインを院内マニュアルとして運用するためにどのように追加変更したのか。その際の問題点と今後の課題は何かを実際に使用しているがん薬物療法をもとに解説する。
- 「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン」とは何か
- ガイドラインを院内実臨床で使用する際の体制構築
- 誰のために曝露対策を行うのか
- 病院内 (医療スタッフとその他スタッフ)
- 在宅 (家族・介護者)
- 患者
- 曝露対策を院内に徹底させるために
- 医療スタッフの連携
- 院内マニュアルの作成
- 院内研修
- 曝露対策を在宅で徹底させるために
- パンフレットの作成
- 患者・家族教育
- がん薬物療法からみた曝露対策の課題
- がん薬物療法の必要性
- 副作用対策と曝露対策との関係
- 投与経路、手技の問題
- まとめ
第3部. 抗がん剤曝露対策デバイスの開発
(2016年12月13日 14:45〜16:15)
抗がん剤曝露対策における企業の役割は大きいと考えています。開発段階から臨床現場の声を聞き、投与の現状を見た上で製品を開発し、継続して改良改善を目指している取組みについて紹介します。
- 抗がん剤曝露対策の環境変化
- 厚労省からの通達
- 協議会の発足
- 医療安全全国共同目標の10番目の目標に追加
- ガイドライン
- 抗がん剤曝露対策における企業の役割
- 製品の開発と提供
- 対策の必要性の呼び掛け
- 抗がん剤曝露対策デバイスの開発
- 現場の声
- 開発の経緯
- 改良改善
- 今後の取組み