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インサート成形の基礎と実用化、技術動向

インサート成形の基礎と実用化、技術動向

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、インサート成形の基礎から、樹脂製品開発に不可欠な材料、設計、金型、成形の各要素技術の観点から事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2016年10月21日(金) 12時30分16時30分

受講対象者

  • プラスチック射出成形製品の設計・開発担当者
  • プラスチック射出成形金型設計担当者
  • プラスチック射出成形生産技術者

修得知識

  • インサート成形の原理、種類、特徴
  • インサート成形品の設計、材料選定、金型設計・製作、成形時の留意点
  • 少量~中量生産用簡易金型における精密インサート成形適用時の留意点
  • インサート部品 (金属、ガラス (非強化、強化) ) と樹脂との接合構造
  • イメージセンサー、スマートフォン、タッチパネルなどへのインサート成形適用事例

プログラム

 プラスチック製品の高付加価値化のためにインサート成形が採用され、黄銅、ステンレスなどの異材質部品と樹脂の一体化により、部品点数削減、組立工数の低減、コストダウン、薄型化などに貢献してきた。
 しかし、製品の防塵・防水性確保、軽量化、品質安定化など顧客ニーズの更なる高度化に対応すべく、インサート部品と樹脂との接合面の強固な密着性を実現するインサート技術が開発され様々な製品に適用されつつある。また、情報化社会の急速な進展の下、スマートフォンなどの情報端末においては、高級感を創出するガラスを使用したインサート成形の開発・実用化も進んでいる。
 本講座では、インサート成形の基礎、インサート成形製品開発時において、実製品の事例を参考に、樹脂製品開発に不可欠な (1) 材料、 (2) 製品設計、 (3) 金型、 (4) 成形の各要素技術の観点から留意点を概説する。
 さらに技術動向として、複数の異種素材のインサート成形などについて、サンプル開発事例、タブレット端末への適用可能性について言及する。

  1. インサート成形とは?
    1. インサート成形の基礎
    2. アウトサート成形との相違
    3. インサート成形技術開発の背景、原理、留意点
  2. インサート成形製品開発について
    1. インサート成形の種類・適用製品例
      • ネジ
      • フィルム
      • リードフレーム (短冊)
      • フープ
      • ガラス
      • 金属プレート
    2. インサート成形品材料、設計、金型設計、成形、品質確認時の留意点
  3. インサート部品と樹脂との接合構造
    1. インサート部品と樹脂との接合方法
    2. 金属と樹脂との接合構造・強度
    3. 非強化ガラス・強化ガラスと樹脂との接合構造・強度
  4. ガラスインサート成形・製品化事例【イメージセンサー】
    1. 製品開発フロー、要求仕様
    2. 製品設計
      • インサート構造
      • 反り解析
      • 強度解析
    3. 成形材料、金型設計 (強度解析) ・製作
    4. 成形、品質保証
    5. 不良内容・対策
  5. 技術動向
    1. 曲面ガラス/樹脂のインサート成形
    2. ガラス/樹脂/金属のインサート成形
    3. スマートフォンのガラスインサート成形
    4. 狭額縁タッチパネルのインサート成形

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
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