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ポリマーおよび添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方:実践ガイド

ポリマーおよび添加剤の赤外吸収スペクトルの読み方:実践ガイド

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック中の添加剤の分析法について、基礎から解説し、スペクトルの読み方のコツを詳解いたします。

開催日

  • 2016年7月22日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料を用いた製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • プラスチック製品
    • 樹脂製品
    • フィルム
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 建築材料 など
  • 高分子材料の劣化防止、機能付与を行いたい技術者、開発者
    • 耐熱
    • 耐衝撃
    • 帯電防止
    • 難燃性
    • 透明性向上
    • 酸化防止
    • 光安定 など
  • 高分子材料の添加剤分析で課題を抱えている方

修得知識

  • 高分子材料の添加剤分析の基礎
  • 他社品中の添加剤の全分析
  • 添加剤約500種類のスペクトルを体系的に整理
  • 主要添加剤ごとの分析法

プログラム

赤外法はポリマーや添加剤の定性分析で最も多用されているが、企業の分析担当者からは次の声を聞くことが少なくない。
「コンピュータ検索では十分ではないため自分でもスペクトルを読めるようになりたいが、教科書はなく学ぶ機会もない」
このような要望に応えるべく企画されたセミナーで、対象は「プラスチックとエラストマー」および「プラスチック用添加剤」に特化し、技術内容は「赤外スペクトルの読み方」に特化している。
一般論ではなく、講師がデータ集刊行のため実測したスペクトル (ポリマー530種類、添加剤630種類) を基に得た具体的な知見および指針を提供する。

  1. Part 1 共通基礎
    1. 赤外分光法の基礎:原理および基準振動という概念
    2. 主要なグループ振動
    3. グループ振動のシフト:分子内の構造要因&分子間相互作用
    4. 波数領域分割の勧め
    5. 未知スペクトルの定性の要領:一般論
    6. スペクトルの定性法指針:従来法 (Decision Tree法) および高山式
  2. Part 2 赤外スペクトルによるポリマーの定性:基礎編
    1. 主要ポリマーの赤外スペクトル:ピークの帰属および特徴、パターン化
  3. Part 3 赤外スペクトルによるポリマーの定性:実践編
#(この位置に、こういうピークがあればこのポリマーである ということを纏めた、そのまま利用できる独自の実践ガイド)
  1. Part 4 赤外スペクトルによるプラスチック用添加剤の定性:基礎編
    1. 主要添加剤の赤外スペクトル:ピークの帰属および特徴、パターン化
  2. Part 5 赤外スペクトルによる添加剤の定性:実践編
#(この位置に、こういうピークがあればこの添加剤である ということを纏めた、そのまま利用できる独自の実践ガイド。
  1. 講師が制作した「プラスチック用添加剤の赤外スペクトル&化合物ガイド」との併用が効果的)
  2. Part 6 補足
    1. 混合物のスペクトルの解析法
    2. ラマン分光法の応用:基礎原理、および、ポリマーの識別への効果的な利用法

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
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