技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法

ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法

~ゲル化・増粘効果の評価法/粘弾性データの見方・評価法~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゲル化剤・増粘剤について基礎から解説いたします。
また、実際のデータの解釈やゲル化・増粘効果を評価する便利な測定法を詳解いたします。

開催日

  • 2016年5月25日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • ゲル化剤・増粘剤に関連する技術者、研究者、品質担当者

修得知識

  • ゲル化剤・増粘剤の基礎
  • ゲル化剤・増粘剤の特性
  • ゲル化剤・増粘剤の効果と評価

プログラム

 ゲル化剤や増粘剤は多くの産業分野で広く利用されている。両者ともに主にゲル化や粘度を調整するために使用される。ゲル化剤・増粘剤の多くは高分子物質であり、その種類も多様である。従ってゲル化・増粘効果を有効的に発揮する方法も、分子量、濃度、温度、更にはその取り扱う条件で多様に異なり、統一的理解が困難である。
 当講演では、ゲル化剤、増粘剤の種類について述べるとともに、多くのゲル化・増粘剤の効果を統一的に理解するための機構を、現象論的にさらには分子的観点から解説する。またそれらを統一的に理解する評価法について講述する。また適宜、上記のことを理解するための基礎的事項についても解り易く解説する。

  1. ゲル化剤、増粘剤の分類
    1. 高分子系、天然高分子とその誘導体、合成高分子
    2. 無機微粒子系
    3. 低分子ゲル化剤系
  2. 代表的なゲル化・増粘剤の特性
    1. 多糖類及びその多糖誘導体
    2. 合成高分子
    3. 無機系微粒子
    4. 低分子ゲル化剤 (oil gelator)
  3. ゲル化、増粘機構とその原動力
    1. ゲル化・増粘機構のいろいろ
    2. 分子間に作用するいろいろな力
  4. 粘性の起源
    1. 流動とは何か
    2. 粘度の濃度依存性
  5. 弾性の起源
    1. 弾性変形とは何か
    2. エネルギー弾性とエントロピー弾性
  6. ゲル化剤・増粘剤の効果と評価
    1. ゲル化・増粘効果をレオロジーの共通語で理解する
    2. 緩和時間とは何か
    3. ゲル化・増粘効果と緩和時間
  7. 実際のデータの解釈
    • セルロース系
    • アルギン酸溶液系
    • カードラン溶液系
    • キトサン・キチン誘導体系
    • 低分子ゲル化剤系
    • その他の系
  8. ゲル化・増粘効果を評価する便利な測定法
    • その他、ゲル化・増粘効果を理解するための基礎的事項についての解説

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 高分子材料の劣化 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/30 エポキシ樹脂の基礎と設計・制御・評価・応用技術の必須知識 オンライン
2024/5/30 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2024/5/30 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/5/30 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) オンライン
2024/5/31 電動化 (EV駆動等) モータと回路基板の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた、樹脂材料開発と絶縁品質評価技術 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン
2024/5/31 Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策 東京都 会場
2024/5/31 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン
2024/5/31 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 大阪府 会場・オンライン
2024/6/4 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/6/4 マーセル化による天然繊維の樹脂複合化と特性改善 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/5 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン