技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車ドライバーの無意識下運転行動および眠気・漫然状態の検知・制御技術と実用評価

自動車ドライバーの無意識下運転行動および眠気・漫然状態の検知・制御技術と実用評価

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年5月20日(金) 12時30分 16時30分

プログラム

第1部. ドライバの無意識下における運転行動と応用

(2016年5月20日 12:30〜13:50)

人間の行動は無意識下で決定され、行動してから意識が追認するという考え方があります.ドライバ行動も定常的なものは、ほとんどが無意識化で決定され、自分の運転行動を意識していないものと思われます.本講座では、この無意識での行動特性から見たドライバの運転行動と応用について解説します.まず、無意識を考慮したドライバモデルとその妥当性を示します.そして、無意識下の行動特性の応用として警報システムへの適用を紹介し、走行状況の運転行動の違いから渋滞を予測する手法について解説します.

  1. 無意識下でのドライバモデル
    1. 無意識での行動
    2. 無意識でのドライバ行動モデル
    3. ドライビングシミュレータ実験
    4. 他手法との比較
    5. まとめ
  2. 警報システムへの応用
    1. 警報音の評価
    2. ドライビングシミュレータ実験
    3. 効果解析
    4. 過警報への効果
    5. まとめ
  3. 渋滞予測への応用
    1. 渋滞モデル
    2. 各走行相での運転特性
    3. ドライビングシミュレータ実験
    4. 機械学習による解析 (ニューラルネットワーク)
    5. 機械学習による解析 (サポートベクターマシーン)
    6. まとめ
    • 質疑応答

第2部. ドライバー状態の検出・推定・制御技術の研究開発動向と展望

(2016年5月20日 14:00〜15:20)

予防安全技術の一環として、ドライバー状態の検出・推定技術の研究開発が進められており、今後もこの分野の研究開発が一層激しくなると考えられます.本講座では、現在の研究開発動向を紹介すると共に、来るべき自動運転技術に向けて、どのようにドライバー状態の検出・推定技術、さらには制御技術も視野に入れた開発を進めるべきかを説明します.

  1. ドライバー状態検出・推定技術のニーズ
    1. データからニーズを見る
    2. 1次安全、2次安全
    3. 0次安全
    4. 「外向き」センシングから「内向き」センシングへ
    5. ドライバー状態を測ること
  2. ドライバー状態検出・推定技術の研究開発動向
    1. 視線挙動および顔画像に基づくドライバー状態検出・推定技術
    2. 心拍に基づくドライバー状態検出・推定手法・推定技術
    3. 血圧に基づくドライバー状態検出技術
  3. 検出・推定技術から制御技術へ
    1. 制御技術の「お客様価値」
    2. 検出・推定・制御技術のあり方
    3. 五感を活用したドライバー状態制御技術の考え方
  4. まとめ
    • 質疑応答

第3部. 体表脈波測定による眠気検知シート型センサー「スリープバスター」と実用評価

(2016年5月20日 15:30〜16:30)

人体の背部より測定する体表脈波 (APW) の検出技術および状態推定技術に関する研究事例のご紹介と、本技術を応用して商品化した、自動車ドライバーの入眠予兆・疲労検知装置「スリープバスター」についてご紹介いたします.

  1. 体表脈波 (APW) 検出技術
    1. 体幹生体信号簡易センシングシステムの開発
      1. 音・振動情報センシングシステムの仮説
      2. 構造部材の機械的特性
      3. 静的・動的環境下での生体信号比較実験
  2. 状態推定技術 – 研究事例 (最近の研究より)
    1. 覚醒状態と睡眠状態における生体信号のリズムの比較検討
    2. 疑似心音を用いた尿意の発現の簡易的捕捉法
    3. 疑似心音を用いたドライバーの体調の簡易推定法
    4. 疑似心音波形を用いた体調推定技術のフィールド実験での検討
  3. 実用事例「スリープバスター」のご紹介
    1. 開発経緯
    2. 仕組みと判定
    3. 活用事例のご紹介
  4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 伊東 敏夫
    芝浦工業大学 SIT総合研究所
    特任研究員
  • 荒川 俊也
    日本工業大学 先進工学部 データサイエンス学科
    教授
  • 落合 直輝
    デルタ工業 株式会社 技術開発部
    課長代理

会場

東宝土地 株式会社 高橋ビルヂング
東京都 千代田区 神田神保町3-2
東宝土地 株式会社 高橋ビルヂングの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,111円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 36,111円 (税別) / 39,000円 (税込)

案内登録割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • STbook会員登録を希望する方
    2名様まで 43,796円(税別) / 47,300円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 33,796円(税別) / 36,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 77,592円(税別) / 83,800円(税込)
  • STbook会員登録を希望しない方
    2名様まで 46,111円(税別) / 49,800円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 36,111円(税別) / 39,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,222円(税別) / 88,800円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 脳波計測・解析の基礎と感性評価・製品開発への応用 オンライン
2025/3/31 SAF (持続可能な航空燃料) の製造技術と国内外の最新動向 オンライン
2025/3/31 脳波測定の基礎知識と応用 オンライン
2025/4/4 自動車、EVにおける熱マネジメント技術の動向と要素技術の解説、今後の展望 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/15 美・健康・老化予防に関する計測技術および官能評価・有効性評価のポイント オンライン
2025/4/15 自動運転・運転支援に向けた各種センサーを用いた周辺環境認識技術 オンライン
2025/4/15 脳波測定の基礎知識と応用 オンライン
2025/4/15 振動騒音のエネルギー伝達に基づく見通しの良い低振動低騒音設計 オンライン
2025/4/17 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2025/4/18 アジア各国のEVの現状と日系サプライヤのサバイバル戦略 オンライン
2025/4/21 美・健康・老化予防に関する計測技術および官能評価・有効性評価のポイント オンライン
2025/4/23 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2025/4/23 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/28 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/4/29 自動車産業の現状と今後の課題・展望 2025 オンライン
2025/4/30 自動車の電動化に向けたシリコン、SiC・GaNパワーデバイス開発の最新状況と今後の動向 オンライン
2025/5/28 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2025/6/5 xEV用モータの技術トレンド 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/5/31 脳波計測・解析の実用ハンドブック
2024/4/30 生体センシング技術の開発とヘルスケア、遠隔診断への応用
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発