技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マイクロ波による加熱の基礎と応用

マイクロ波による加熱の基礎と応用

~有機合成、ファインケミカル、医農薬中間体、接着、乾燥、粉体加熱などへの利用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、マイクロ波の基礎から解説し、マイクロ波エネルギーの安定供給や照射による効果の確認を行うための方法について詳解いたします。

開催日

  • 2016年2月19日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • マイクロ波の基礎
  • 実際の装置ではマイクロ波がどのような形で伝搬するのか

プログラム

 マイクロ波エネルギーがどのようにして物質を加熱するかを原理から実際の応用まで解説する。またマイクロ波を加熱に利用するには何を検討すればよいか、何に注意をすべきかを解説すると共に、各種装置による加熱の違い、コンポーネントの役割などを講義の題材とする。
 講習には微分、積分、三角関数、指数関数、複素関数が出てくるが、概念を理解していれば十分である。講習により電磁波エネルギーと物質の相互作用や、電磁波エネルギーを操作するための基礎知識が習得できる。

  1. マイクロ波による加熱
    1. マイクロ波の性質
    2. 電界と磁界の関係
    3. マイクロ化学で考えるエネルギー
  2. 誘電率と物質の性質のつながり
    1. 物質の物性とマイクロ波の関係
    2. 真空の誘電率と光速の関係
    3. 屈折と吸収
    4. マイクロ波加熱と複素誘電率
    5. デバイ緩和式
  3. 導電率と物質の性質のつながり
    1. 導電率と誘電率の違い
    2. ジュール熱と誘電緩和の違い
  4. 物質定数を測定する
    1. どのような原理で測定しているのか
    2. 摂動法による測定
    3. 反射プローブ法による測定
  5. 電磁界シミュレーション
    1. マイクロ波はどのような形をしているか
    2. 形、位置、周波数、温度
    3. 導波管で形を決める
    4. 物質定数と伝搬の関係
  6. コンポーネント
    1. それぞれの役割
    2. トラブルを避けるための装置
    3. 解析をするための装置
    4. パワエレ技術が向上したら (GaN)
  7. マイクロ波でないと起こらない加熱・反応
    1. 選択加熱
    2. 速度向上
    3. 温度分配
    4. 有機合成への利用
    5. ファインケミカル、医農薬中間体
    6. 接着、乾燥、粉体加熱などプロセス利用
  8. まとめと提言
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/10 乾燥・粉砕・造粒工程における最適な機器選定・スケールアップのポイント オンライン
2025/1/12 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2025/1/15 スラリー中粒子の分散・凝集状態の制御に向けた評価技術 オンライン
2025/1/15 実例を踏まえたスプレードライ技術の基礎とスケールアップ手法 オンライン
2025/1/17 化学工場配属者が知っておきたい現場の装置・化学工学必須知識 (2日間) オンライン
2025/1/17 化学工場配属者が知っておきたい化学工学必須知識 オンライン
2025/1/20 化学プロセスにおけるスケールアップの基礎と事例を交えたトラブルシューティング オンライン
2025/1/20 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/20 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/21 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2025/1/21 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/22 マテリアルズ・インフォマティクスによる接着剤、粘着剤の配合設計と評価、解析 オンライン
2025/1/23 気体・ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法 オンライン
2025/1/23 粉体・微粒子の表面処理と機能性ナノコーティング技術 会場・オンライン
2025/1/24 接着剤の正しい選び方 & 使い方およびトラブル処理事例 オンライン
2025/1/24 トラブルのない上手な粉体装置・設備のエンジニアリング オンライン
2025/1/24 化学工場配属者が知っておきたい化学工学必須知識 オンライン
2025/1/24 実例を踏まえたスプレードライ技術の基礎とスケールアップ手法 オンライン
2025/1/24 マイクロ波加熱の基礎 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/8/2 カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品
2022/5/31 分離工学の各単位操作における理論と計算・装置設計法
2021/1/29 異種材料の接着・接合技術と応用事例
2020/12/25 フロー合成、連続生産のプロセス設計、条件設定と応用事例
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 粉体の上手な取り扱い方とトラブルシューティング
2018/12/27 押出成形の条件設定とトラブル対策
2017/9/25 乾燥技術の基礎とトラブル対策
2017/5/15 マイクロ波加熱の基礎と産業応用
2016/6/28 異種材料接着・接合技術
2016/3/25 初心者のためのPHREEQCによる反応解析入門
2014/4/25 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書