技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

経口製剤開発における飲みやすさ評価と患者ニーズ

問診、機能評価、画像評価などを駆使して飲みやすいor飲みにくいを判断する際のポイントとは

経口製剤開発における飲みやすさ評価と患者ニーズ

~服用が困難な患者を考慮した製剤開発~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年12月18日(金) 10時30分16時30分

プログラム

第1部. 摂食嚥下のメカニズムと評価・ケア介入

(2015年12月18日 10:30〜12:00)

  • 摂食嚥下のメカニズム (解剖、生理学等)
  • 摂食嚥下の評価 (問診、機能評価、画像評価など)
  • 摂食嚥下のケア介入のポイント (間接訓練・直接訓練)
  • 摂食嚥下の障害例
  • 質疑応答

第2部. 飲みにくい薬を飲み易くした剤形と飲みにくい薬を飲み易くする方法とその評価

(2015年12月18日 12:45〜14:15)

口腔内崩壊錠の調製方法と嚥下補助ゼリーの基礎知識とその評価方法、今後の発展について学ぶ

  1. 飲みにくい薬を飲み易くした剤形 (OD錠) について
    1. 口腔内崩壊錠について
      • OD錠の意義について
      • 製剤設計の必要条件と有用性について
      • OD錠の開発に当たり
    2. 口腔内崩壊錠の製剤技術の進化
      • 第一世代 鋳型錠
      • 第二世代 湿製錠
      • 第三世代 専用の添加剤
      • 第四世代 外部滑沢法
      • 第五世代 微粒子コーテイング
      • 第六世代 (?) 両面印刷
    3. 崩壊性の評価方法
      • 崩壊性、錠剤強度、安定性、服用感、顆粒強度、味センサーによる官能試験
    4. 識別性の向上
      • 刻印から印刷へ、記号から販売名へ、片面から両面へ
    5. 口腔内崩壊フィルムについて
      • 一般的利便性、製剤的利便性
      • 国内市販品とフィルム剤の特性
  2. 飲みにくい薬を飲み易くする方法 (嚥下補助ゼリー)
    1. 服薬における課題
    2. 開発のコンセプト
    3. 安全性・有効性の検証 健常人、老人施設
    4. レントゲン透視撮影
    5. 苦味マスキング
    6. 服薬時の主薬成分の溶出とのどストレス
    7. まとめ
    • 質疑応答

第3部. 薬の服用が困難な患者 (運動障害、摂食・嚥下障害、高齢者など) のニーズと健常人も含めた飲みやすい経口製剤像

(2015年12月18日 14:30〜16:30)

障害を有する患者さん (関節リウマチ、脳梗塞、パーキンソン病) が実際に薬を飲むときの状況をビデオで見ていただき、服薬の困難さをご理解いただきたいと思います。その問題点の解決策となり得る口腔内崩壊錠や新コーティング錠に関する研究をご紹介いたします。これらの研究結果が、患者が服用しやすい製品開発のヒントとなれば幸いです。

  1. 障害と服薬支援
    1. 運動障害
    2. 視力障害
    3. 摂食・嚥下障害
    4. 粉砕調剤の問題点と簡易懸濁法
  2. 口腔内崩壊錠に関する研究
    1. 口腔内崩壊錠の意義
    2. 崩壊性の比較
    3. 苦味マスキングの比較
    4. 錠剤自動分包機への適応性
  3. 錠剤の大きさと形に関する研究
    1. つまみやすい錠剤の大きさと形
    2. 口腔内崩壊錠に求められる大きさ
  4. 健常人でも服用しやすい新コーティング錠とその評価
    • 質疑応答

講師

  • 千葉 由美
    横浜市立大学 大学院 医学系研究科 看護学専攻
    教授
  • 砂田 久一
    名城大学
    名誉教授
  • 倉田 なおみ
    昭和大学 薬学部 社会健康薬学講座 地域医療薬学部門
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/20 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン
2025/8/20 生成AIを使用した戦略的なFDA査察 & PMDA査察対応セミナー 東京都 会場・オンライン
2025/8/20 体外診断用医薬品の臨床性能試験の進め方と薬事申請対応のポイント 東京都 会場
2025/8/20 効率的な医薬品開発を実施したい方のためのCMC安定性試験レギュレーション解説 オンライン
2025/8/20 開発・薬事担当者のためのeCTD v4.0適応にむけた重要ポイントと見直し事項 オンライン
2025/8/20 海外製造所への製造委託とCTD作成における留意点 オンライン
2025/8/21 安定性試験のための統計解析 オンライン
2025/8/21 開発段階に応じた治験薬GMP管理を何をいつ準備し、どのような管理をするかの効果的運用方法 オンライン
2025/8/21 GMPをふまえた安定性試験データの統計解析とOOT対応のための統計的留意点 オンライン
2025/8/21 生成AIを使用した戦略的なイベント管理 (逸脱・苦情・CAPA・変更) 実施方法セミナー 東京都 会場・オンライン
2025/8/21 薬事申請をふまえたICH Q5A (R2) ウイルス安全性評価 / 次世代シーケンシング (NGS) 導入の考え方とVirus Filtrationのポイント オンライン
2025/8/21 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2025/8/21 骨粗鬆症治療の現状とunmet needs, 求める薬剤のプロファイル オンライン
2025/8/21 個別症例評価からのシグナル検出、安全性プロファイル検討のための集積評価の検討 オンライン
2025/8/21 コンピュータ化システムバリデーションの効率的な実施法 オンライン
2025/8/21 効率的な医薬品開発を実施したい方のためのCMC安定性試験レギュレーション解説 オンライン
2025/8/22 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2025/8/22 医薬分野における英文契約書の読み方入門講座 オンライン
2025/8/22 GCP監査実施におけるQMSの考え方と構築 オンライン
2025/8/22 医薬品製造・試験におけるAI技術活用 (人工知能) とデータインテグリティ オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用