技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療のための高分子材料の設計・加工講座

理想的な機能の実現に向けて

再生医療のための高分子材料の設計・加工講座

~高分子材料の性能・機能・評価・作成法から新手法まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子をベースとする再生医療用多孔質材料の設計・加工、および目指すべき機能に焦点を絞り、具体例をもとに基本事項から著しい進展を見せる最先端の内容まで、ポイントを押さえながら解説いたします。

開催日

  • 2015年12月14日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 生体吸収性高分子材料に関連する技術者、研究者、品質担当者、マーケティング担当者
    • 製薬
    • 医療機器
    • 化粧品
    • 食品 等

修得知識

  • 再生医療用多孔質材料の設計・加工

プログラム

 病気やけがなどによって機能が損なわれた組織を再生し、機能を回復させる再生医療が先進的な医療として期待されている。大きく欠損した組織を再生する方法として、生体組織工学 (ティッシュエンジニアリング) が注目されている。ティッシュエンジニアリングでは、細胞の接着、増殖、および組織形成を誘導するための足場として、多孔質材料がよく用いられている。組織を効率よく再生するためには、多孔質材料の原料の選択はもちろんのこと、材料の設計や加工において種々の工夫が必要である。
 本セミナーでは、高分子をベースとする再生医療用多孔質材料の設計・加工、および目指すべき機能に焦点を絞り、具体例をもとに基本事項から著しい進展を見せる最先端の内容まで、ポイントを押さえながら解説する。

  1. 再生医療とティッシュエンジニアリング 大きな組織の再生を助ける材料
    1. 再生医療の現状と動向
    2. ティッシュエンジニアリングによる再生医療のコンセプト
    3. ティッシュエンジニアリングにおける多孔質足場材料の役割
  2. 高分子多孔質足場材料に求められる性能・機能とその評価方法
    1. 細胞親和性
    2. 生体吸収性
    3. 空孔構造
    4. 力学強度
    5. その他
  3. 高分子多孔質足場材料の一般的な作製法とその特長
    1. 空孔形成剤を添加後、除去して空孔形成 – ポロゲン抽出法 –
    2. 凍結物から氷晶を除去して空孔形成 – 凍結乾燥法 –
    3. その他の方法 (固体自由成形法、エレクトロスピニング法など)
    4. 従来の作製法の問題点
  4. 高分子多孔質足場材料の4つの新手法
    1. 空孔の構造を自在にコントロール – 空孔のパターンニング –
    2. 素材の特長を組み合わせる – 合成高分子と天然高分子の複合化 –
    3. 生理機能分子を付与する – 細胞成長因子の導入 –
    4. 細胞外環境を模倣する – 細胞外マトリックスの利用 –
  5. 高分子多孔質足場材料による種々の生体組織の再生
    1. 軟骨組織
    2. 皮膚組織
    3. 骨組織
    4. 複雑組織の再生に向けた取り組み
  6. 全体のまとめと今後の展望
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第6展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/29 プラスチック成形品の劣化・破壊メカニズムと破面の特徴 オンライン
2024/7/30 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2024/7/30 次世代モビリティまでも俯瞰した車載用プラスチックの現状と動向 オンライン
2024/7/30 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/7/30 ISO 11607滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2024/7/30 プラスチックフィルムの基礎から最新動向まで オンライン
2024/7/30 製造・品質試験/輸送・安定性試験/承認申請コース 全3コース オンライン
2024/7/30 再生医療等製品・遺伝子治療用製品の製造・品質試験の実際と未来 オンライン
2024/7/31 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2024/7/31 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2024/7/31 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2024/7/31 架橋技術入門 オンライン
2024/8/2 押出加工の基本技術とトラブル対策、品質向上策 オンライン
2024/8/2 ポリマーアロイ・ブレンドで物性を制御するには? オンライン
2024/8/2 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/8/5 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的に活用するための必須知識 オンライン
2024/8/5 IEC 62304 医療機器ソフトウェア対応 / サイバーセキュリティ (IEC 81001-5-1:2021) 対応セミナー (全2コース) オンライン
2024/8/5 IEC 62304 医療機器ソフトウェア規制対応セミナー オンライン
2024/8/6 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2024/8/6 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/20 消臭・脱臭・除菌機器 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/28 微量ガスの高感度分析方法
2012/3/24 高機能急性期病院にとっての2012年度診療報酬改定の影響と対策
2011/11/25 アクリル酸エステル 技術開発実態分析調査報告書
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き