技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の複屈折制御

高分子の複屈折制御

~複屈折の起源とその制御~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、光学用樹脂の屈折率、複屈折と分子構造の関係を説明し、その制御方法について技術、具体的な手法のいくつかを示して概説いたします。

開催日

  • 2015年8月28日(金) 10時30分16時00分

受講対象者

  • 高分子、複合材料の研究や開発に関わる方

修得知識

  • 屈折率の微視的理解
  • 複屈折の微視的理解
  • 配向複屈折と高分子ガラスの複屈折の理解
  • 共重合法等による複屈折の制御 (波長依存性も含む)

プログラム

 現代社会では、カメラ、DVD、液晶テレビなど種々の光学製品が日常生活に溶け込んでいる。これらの製品性は、高性能化、低価格化等を目的として高分子が光学用途に広く利用されている。高機能な光学用高分子材料を得るためには、屈折率、複屈折の制御が欠かせない。本講座では、屈折率、複屈折と分子構造の関係を説明し、複屈折制御の方法を概説する。特に、高分子の場合には、ゴム状態とガラス状態では複屈折の発生機構が異なるので、その制御方法について技術、具体的な手法のいくつかを示して説明する。

  1. 高分子の光学的性質
    1. 屈折率とその波長依存性
    2. 複屈折
    3. 透明性
  2. 屈折率の微視的表現
    1. 屈折率のローレンツモデル
    2. ローレンツ・ローレンツ則
    3. 配向複屈折
  3. 複屈折測定と応力光学則
    1. 複屈折測定
    2. 応力光学則
    3. 修正応力光学則
  4. 光学樹脂の複屈折制御
    1. 複屈折の指標
    2. 分子構造と複屈折性
    3. ランダム共重合による複屈折制御
    4. 複屈折の波長依存性の制御
    5. 複屈折の温度依存性

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/17 核剤 (結晶核剤) 、造核剤の種類と使い方、高分子の結晶化制御、各種応用、その評価法 オンライン
2025/11/17 ガラスの光学特性・熱物性・機械的特性の基礎 オンライン
2025/11/17 酸化防止剤・HALS・UVAの適切な選定・使用法と高分子劣化対策 オンライン
2025/11/18 原子団寄与法の考え方と利用事例 オンライン
2025/11/18 バイポーラ電気化学の基礎と材料合成への応用展開 オンライン
2025/11/19 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2025/11/19 押出混練機内の樹脂挙動と混練評価、最適化技術 オンライン
2025/11/19 光学薄膜の基礎と応用および効果的な活用法 オンライン
2025/11/19 プラスチック用添加剤の適切な使い方と選定のポイント オンライン
2025/11/19 バイポーラ電気化学の基礎と材料合成への応用展開 オンライン
2025/11/20 プラスチック溶着技術の基礎と応用 東京都 会場・オンライン
2025/11/20 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/11/20 シリコーン 全容理解と活用の技術 東京都 会場・オンライン
2025/11/20 ポリイミドの低誘電化・耐熱性・透明化と5G高速通信・ディスプレイ基板材料の開発動向 オンライン
2025/11/20 レオロジー入門 オンライン
2025/11/20 XR (VR/MR・AR) 機器の搭載ディスプレイ・光学系技術解析とその動向 オンライン
2025/11/20 精密重合技術による構造が精密に制御されたポリマーの合成と新しい機能性高分子材料の開発 オンライン
2025/11/20 廃プラスチックのリサイクル関連技術における最新動向 オンライン
2025/11/20 プラスチック用添加剤の適切な使い方と選定のポイント オンライン
2025/11/21 トライボロジーの基礎とプラスチック材料の摩擦摩耗特性向上 オンライン