技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

“ポリカーボネート樹脂・フィルム”の特性と電子デバイス材料、自動車部品応用へのトレンド技術

基礎からよくわかる

“ポリカーボネート樹脂・フィルム”の特性と電子デバイス材料、自動車部品応用へのトレンド技術

~LED照明、光学フィルム、自動車ヘッドランプ、自動車内装へのトレンド~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ポリカーボネート・フィルムの基礎から、課題と解決法について、豊富な実経験を元に丁寧に解説いたします。

開催日

  • 2015年6月30日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • LED照明やLEDバックライト技術に携わる技術者・研究者
  • ポリカーボネート樹脂の各種トラブルに直面している方、経験している方
  • ポリカーボネート樹脂のトラブルの未然防止を修得したい方
  • ポリカーボネート樹脂の初心者

修得知識

  • ポリカーボネート樹脂・フィルムの基礎知識
  • タッチパネルセンサー、カバーフィルムに求められる特性
  • LED・OLED照明に求められる特性
  • 自動車部品への実例等

プログラム

 ポリカーボネートは1950年代にバイエルのシュネル博士らが実用化したエンジニアリングプラスチックで、その後多くの改良が加えられ現在に至っている。耐熱性、透明性、強靭性と3拍子揃った稀有な樹脂である。その特徴から、自動車用ヘッドランプ、CD/DVD/BDディスク、照明用の導光板、拡散板 (フィルム) 、レンズフィルム等として幅広く使われている。そして最近では前述の3拍子に加え低リタデーション性からタッチパネルセンサーやカバーガラスとして使われ始めている。

  1. ポリカーボネート樹脂・フィルム
    1. ポリカーボネート樹脂の概要と特徴
      1. 透明樹脂の概要と特徴
      2. ポリカーボネート樹脂の特徴
    2. ポリカーボネート樹脂の各種特性
      1. ポリカとアクリルの諸特性比較
      2. 難燃性評価方法、
      3. 耐熱性、光学特性解決のアプローチ
    3. ポリカーボネートフィルム
      1. 種類と特性
      2. 用途展開
    4. ポリカーボネート樹脂・フィルムの表面改質
      1. ハードコート
      2. その他のコーティング
  2. 電子デバイス材料、自動車部品への応用
    1. タッチパネル用途 (センサー、カバーフィルム) への応用
      1. タッチパネルの要求特性
      2. 透明度劣化要因とその対策
      3. 高耐熱性付与のポイント
      4. 耐スクラッチ性、耐指紋性付与のポイント
      5. タッチパネル用途 今後の展開・将来展望
    2. LED照明用途への応用
      1. 現状と動向
        1. はじめに
        2. LEDとは?
      2. LED照明における要求特性
        1. LED照明の輝度均一性/ムラ/時間変化
        2. LED照明における放熱対策とパッケージの耐熱性
        3. LED照明における、色温度、寿命と耐候性
      3. LED照明用途への応用 現状と課題
        1. ポリカーボネート製 光学部品の実例 ※LED用途への展開、導光板への展開、照明用途向けへの展開
        2. ポリカーボネート製 光学フィルムの具体例 ※光拡散フィルムの具体例、直下型LEDランプの拡散板設計と具体例、 ※拡散フィルムによる消費電力削減の例、 ※レンズフィルムの特徴と具体例、反射フィルムの特徴
        3. 樹脂のLED照明への課題と対策 ※信頼性・耐久性の課題と対策、樹脂劣化の課題と対策、信頼性試験
      4. OLED照明用途への応用
        1. 光取出しフィルム
      5. LED・OLED照明用途 今後の展開・将来展望
    3. 自動車部品への応用
      1. ヘッドランプへの応用
      2. ガラス代替
      3. 自動車内装部品への応用
      4. 自動車部品用途 今後の展開・将来展望
  3. ポリカーボネート樹脂・フィルムの将来展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 柿沼 孝一郎
    バイエルマテリアルサイエンス(株) 機能性フィルム事業部
    担当部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/13 グラビア印刷における要素技術の基礎知識とトラブル対策 オンライン
2025/3/13 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/3/13 最新の実装技術に対応した放熱設計の進化 オンライン
2025/3/14 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/14 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/14 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/17 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/17 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2025/3/17 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/18 精密押出成形技術入門 オンライン
2025/3/18 カップリング剤によるフィラーの表面処理と樹脂への複合化、分散性評価 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 EV・HEV車載機器における冷却技術の基礎と対策事例 オンライン
2025/3/19 樹脂硬化過程での重合誘起ガラス化およびその近傍での挙動 オンライン
2025/3/19 海洋生分解性ポリマーの評価技術と高性能化 オンライン
2025/3/19 高温/直流高電界下における高分子絶縁材料の特性と評価法 オンライン
2025/3/19 最新の実装技術に対応した放熱設計の進化 オンライン
2025/3/21 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/21 エレクトロニクス産業用高分子フィルムの基礎から最新動向講座 オンライン
2025/3/24 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/22 マイクロLED/ミニLEDの最新動向・市場予測2022
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発