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商品開発にむけた毛髪ダメージ・感触の実感ポイントと定量化 (機器測定・評価法) の実際

商品開発にむけた毛髪ダメージ・感触の実感ポイントと定量化 (機器測定・評価法) の実際

~髪の感触をどのように定量化して商品開発につなげていくか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、毛髪を触った時の触感としての毛髪の硬さ・柔らかさ、パサつき感の実感ポイントと、それに結びつく毛髪特性・毛髪構造について概説し、対応するケア技術について紹介します。また、毛髪解析、技術開発で必須となる機器測定の留意点 (個体差が大きい生体試料に起因する測定結果のばらつきを抑えるコツ) についても紹介します。

開催日

  • 2015年5月26日(火) 13時00分16時30分

修得知識

  • 毛髪ダメージの実感ポイントと商品開発の実例
  • 機器測定の留意点とデータのばらつきを抑えるコツ (サンプル選定、調製、測定時の留意点など)
  • 毛髪の基礎知識 (構造、組成、物性およびダメージによる変化)

プログラム

イントロダクション

  1. 美しい髪とは?
  2. 毛髪概要 (資料のみ、講演では時間の関係上割愛させていただきます)
    1. 毛髪の構造、組成と機能
    2. ダメージ要因と毛髪構造・物性の変化
      • パーマ
      • ヘアカラー
      • 太陽光
      • 熱、洗髪行動
    3. ダメージ要因、毛髪構造・物性の変化とダメージ実感との関係

第1部 毛髪ダメージの実感ポイントと商品開発への応用

  1. 髪のパサつき感/うるおい感を支配する因子と評価法
    1. パサつき感の実態
    2. 官能評価および感触と視覚の相互想起について
    3. 対応する毛髪構造、物性の特定
    4. 技術開発 (18-MEA、NSA/CTAC)
  2. 触感として実感する髪の硬さ・柔らかさ
    1. 実態観察と実感ポイントの把握
    2. 対応する毛髪構造、物性の特定
    3. 技術開発 (Gly-Gly)

第2部 毛髪の機器測定・評価法の実際 ~ダメージの定量化と留意点~

  1. 毛髪の機器測定
    1. 機器測定の前に考えておくこと (何のために測定するのか、どこまで測定するのか)
    2. 種々の毛髪物性測定方法とその特徴
    3. 測定方法選択のポイント (何を知りたいか、測定部位は、構造の大きさは)
    4. 測定結果のばらつきに及ぼす毛髪特性 (部位差、ダメージ度など) とサンプル調製の留意点
    5. 結果の取り扱い (特異値の取り扱い、統計処理による考察など)
  2. ダメージ損傷測定の実例と商品開発への応用
    1. 太陽光ダメージ
      • 観察 (目視、SEM)
      • 接触角
      • TOF-SIMS
      • 引張強度
      • 摩擦
    2. (ブリーチ+洗髪) ダメージ
      • 観察 (目視、AFM、ASE-SEM)
      • 動的粘弾性
      • DSC
      • 微小引張
      • 熱移動特性 (qmax) 、毛流れの可視化
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 棚町 宏人
    花王株式会社 品質保証部門 信頼性保証・技術渉外部
    室長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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