技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

新規疾患/新規開拓市場導入時の医薬品マーケティングと薬価戦略

難病や希少疾患、生活改善薬など

新規疾患/新規開拓市場導入時の医薬品マーケティングと薬価戦略

東京都 開催 会場 開催

こんな企業・担当者のために

  1. 新しいカテゴリの疾患や治療薬を開発している企業、または今後上市を控えている企業の担当者のために
  2. 新規市場への導入検討時において、市場定義やマーケットアクセスの考え方に自信が持てずお悩みの方のために
  3. 今後の市場特性に対応してくための、最新の考え方を基礎から分かりやすく学びたいという方のために

開催日

  • 2015年5月12日(火) 10時00分 16時30分

プログラム

第1部. 医薬品販売予測と新規参入市場における留意点

(2015年5月12日 10:00〜12:00)

 製品価値最大化には臨床開発時点からマーケティング担当者が戦略策定に深くInvolveし、最適化を目指す必要があります。
 販売・コスト予測など全ての要素を含んだNPV (現在正味価値) という数値化されたアウトプットを通じ、戦略の最適化 (開発中止、協業の選択肢も含む) を目指す必要があります。
 販売予測はその中の最も重要な要素になりますので、目的・算出方法を具体的にお話すると共に、新規参入する市場を予測する上においての留意点についても議論を深めていきたいと思います。
 ご参加頂く方のゴールとして、

  1. 販売予測の目的明確化
  2. ロジカルに説明できる販売予測の立て方
  3. 新規市場における留意点

の3点を考えています。

  1. 販売予測の目的:
    • 目的?
    • ビジネスケース (NPV:現在正味価値) と販売予測
    • 予想されるアウトプット
    • 製品開発 (含むライフサイクルマネジメント) の意思決定
  2. 販売予測に必要な情報
    • 販売予測の構成因子
    • 患者数をどう予測するか?
    • 販売予測を立てる際、立てた後にも留意する点
  3. 新規市場における留意点
    • マーケットリサーチの企画と結果の捉え方
    • 医師の新製品発売時の処方動機の考察
  • 質疑応答

第2部. 新規医薬品市場におけるマーケティングによる市場創造とアクションプラン

(2015年5月12日 12:45〜14:45)

 新規医薬品市場に製品を上市するとき、まず対象となる市場の定義を既存類似薬効の製品の既存市場として捉えるべきか、新たに市場を定義するべきか検討する必要がある。
 その後、中長期のプロダクトライフサイクルを考慮し、上市シナリオを作成し、マーケティング戦略、アクションプランと進める考え方を解説する。
 特に、マーケティング戦略に関しては、従来のSTPのマーケティング及び新しいマーケティングの考え方であるサービスプロセスマネージメントの視点でも考察する。

●新規市場参入に関して外資系企業では以前より導入されており、最近より必要性が高まっているマーケットアクセスの考え方からマーケティング戦略、アクションプランの流れで下記のポイントを中心にお話します。

  • 市場の定義
  • 市場規模
  • PLCM (プロダクトライフサイクルマネージメント)
  • シナリオプランニング
  • CSF (ビジネスを規定するキーのドライバー)
  • 従来のマーケティングから新しいマーケティング

●従来のSTPを中心としたマーケティングの前提条件が、交換パラダイムを前提にしていますが、市場・顧客ニーズの変化により関係性パラダイムを考慮した新しいマーケティング (サービスプロセスマネージメント) に考え方の導入が必要なっています。

  • アクションプラン (プロモーションミックス)

  • 質疑応答

第3部. 新規疾患/新規開拓市場上市時の医療経済・アウトカム研究 (HEOR) の考え方と薬価獲得

(2015年5月12日 15:00〜16:30)

 2014年5月には、「難病の患者に対する医療等に関する法律」 (難病新法) が成立し、難病・稀少疾患を含む新規疾患に用いられる医薬品等の開発がさらに推進され、今後、様々な医薬品が上市されると予想される。
 難病・稀少疾患においても臨床および経済的なベネフィットの妥当性を示す医療経済・アウトカム研究 (Health Economics and Outcome Research: HEOR) は薬価や保険償還においても今後重要になっていくと考えられる。
 本講演では、希少疾患を含む新規疾患における医療経済評価による新規疾患に対する医薬品の価値最大化および薬価獲得への可能性について述べる。

  1. 疾患の見える化: 疫学
    • 疾病頻度の測定とその指標
    • 疫学研究方法
    • 疾病サーベイランスと疾病登録
  2. 臨床・経済的なベネフィットを見える化:HEOR
    • アウトカム
    • 医療技術の評価方法
    • 健康負担の指標
  3. 新規疾患のマーケットアクセス
    • HEORの薬価・保健償還における活用の可能性

  • 質疑応答

講師

  • 第1部
    • 森 伸一郎 氏
  • 第2部
    • 瀧川 雅行 氏
  • 第3部
    • 大西 佳恵 氏
  • 森 伸一郎
    アジアンズブリッジ(株)
    代表取締役
  • 瀧川 雅行
    日医工 株式会社 オンコロジー広域病院部
    参与
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 技術者・研究者に必要なマーケティングの基礎と実践 京都府 会場
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 技術者にマーケティング脳力を付加する講座 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/22 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/22 GMP監査・無通告査察実施時におけるポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2024/11/22 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2024/11/25 研究者・技術者のための情報収集&市場調査の方法とテクニック オンライン
2024/11/25 再生医療産業分野における新規事業・研究開発テーマ企画の心得と市場参入戦略 オンライン
2024/11/25 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/11/25 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針