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プラスチックの残留応力発生メカニズムとそれに基づく低減対策法

プラスチックの残留応力発生メカニズムとそれに基づく低減対策法

~成形過程で生じる残留応力・残留ひずみを見逃すな!~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの硬化収縮並びに熱粘弾性挙動に起因する残留応力の発生メカニズムと低減対策法について解説いたします。

開催日

  • 2014年11月25日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • プラスチックの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • プラスチック特有の粘弾性挙動の理解とその取扱い並びに利用法
  • プラスチックの成形過程で生ずる残留応力発生のメカニズム
  • 残留応力の解析手法及び実験解析法
  • 残留応力の解放に伴う経時的変形や強度低下の長期予測法

プログラム

 プラスチックの成形過程で生ずる残留応力・残留ひずみの発生メカニズムを素材の粘弾性特性と関連付けて説明します。そして、その発生メカニズムに基づいて、残留応力・残留ひずみの低減対策法を、素材の粘弾性特性を基準に行えることを説明します。

  1. 残留応力発生を理解するための基礎特性
    1. 粘弾性特性とは
    2. 粘弾性特性の利用方法
    3. 粘弾性に伴う特異現象
      • クリープ挙動
      • 緩和挙動
  2. プラスチックの力学を理解するための基礎知識
    1. プラスチックの応力とひずみ
    2. 粘弾性挙動と粘弾性モデル
    3. 応力‐ひずみ関係式
      • 応力-ひずみ関係式の誘導方法
  3. 残留応力発生メカニズム
    1. 冷却過程で生ずる残留応力
      • 応力と残留応力
      • 残留応力の発生要因
      • 冷却過程で生ずる残留応力の発生メカニズム
    2. 硬化収縮に伴う残留応力
      • 熱硬化性樹脂の硬化過程
      • 熱粘弾性力学モデル
      • 硬化収縮による残留応力の発生メカニズム
  4. 残留応力の理論的・実験的解析法と対策法
    1. 残留応力の基礎式
    2. 解析方法
    3. 実験的解析手法
    4. 残留応力低減法
  5. 変形・応力解放の長期予測法
    1. 時間-温度換算則の基礎概念
    2. 時間-温度換算則の成立と確認法
    3. 時間-温度移動因子 (アーレニュウス型、WLF型)
    4. 残留応力開放に伴う変形の長期予測
    5. 強度低下の長期予測
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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