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乳化重合・懸濁重合による粒子径の制御と微粒子の機能化

乳化重合・懸濁重合による粒子径の制御と微粒子の機能化

東京都 開催 会場 開催
  • 装置・製造プロセス 両面からの重合反応最適化へのアプローチ
  • 重合反応速度論の基礎と実用系への応用
  • ラボスケールから製造プロセスでの重合反応容器、攪拌機の形状、反応温度の制御等、反応条件

概要

本セミナーでは、重合の基礎、乳化重合を解説し、微粒子の機能化について詳解いたします。

開催日

  • 2014年10月20日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 乳化重合,懸濁重合,機能性高分子微粒子,反応器設計に関連する技術者、研究者

修得知識

  • 重合反応速度論の基礎と実用的な応用
  • 核生成理論とSmith-Ewartの理論との相関
  • モノマーからポリマーへの相転移現象
  • 物質移動の基礎
  • 攪拌
  • 反応器設計

プログラム

本講演では、重合反応速度論の観点から、粒子核生成と粒子成長を定量的に解析し、乳化重合の粒子数と粒径に及ぼす影響を考え、粒径制御方法を解説する。また、重合反応プロセスという視点から懸濁重合を考え、ラボスケールから製造プロセスまでの重合反応容器や攪拌機の形状、反応温度の制御等、反応条件が得られる高分子粒子の粒径分布に及ぼす影響を解説するとともに、得られる粒子の粒径分布の狭い粒子を得るためにはどのような方法が望ましいのかを解説する。また、ソーププフリー乳化重合、分散重合、シード重合や重合反応性開始剤を用いたグラフト重合を紹介し、高分子微粒子の機能化を解説する。最後に、充填層を用いた連続的乳化・懸濁重合を紹介し、その有用性を紹介する。

  1. 重合の基礎と乳化重合
    1. 重合反応動力学
    2. 乳化重合とSmith-Ewart理論
    3. 懸濁重合と乳化重合の違い
    4. 連続重合装置の設計と運転指針
    5. 回分型重合反応器内での反応液の撹拌
    6. 粒子の粒径分布に及ぼす反応因子とその制御
    7. 装置面からの粒径分布制御
  2. 微粒子の機能化
    1. ソープフリー乳化重合、分散重合
    2. シード重合
    3. 層流場でのモノマー液滴の連続作製
    4. 乱流場でのモノマー液滴の連続作製
    5. 乳化剤の濃度の影響と液滴生成のメカニズム
  3. まとめ
    • 質疑応用・名刺交換

講師

  • 安田 昌弘
    大阪府立大学 大学院 工学研究科 化学工学分野 環境・エネルギープロセス工学グループ
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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