技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

(開発段階を含む) 生物学的同等性担保と変更レベル/実施試験選択の判断・考え方

(開発段階を含む) 生物学的同等性担保と変更レベル/実施試験選択の判断・考え方

東京都 開催 会場 開催
  • 開発段階における生物学的同等性試験の実施の回避
  • 処方変更、剤形変更にともなうBEリスク回避 (保証)
  • 処方変更時、製法変更時の生物学的同等性評価ケーススタディ

開催日

  • 2014年8月29日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製剤に関連する技術者、品質担当者
    • 製剤設計
    • 処方設計 など

修得知識

  • 薬物の物性に応じた製剤処方設計のアプローチ
  • 処方変更と剤形変更に際してのカンパニーリスクとレギュラトリーリスク
  • ヒトにおける生物学的同等性試験を実施することなしに処方変更および剤形変更を実施する
  • 簡易製剤をうまく使う
  • ガイドラインを有効に用いる
  • 処方変更及び剤形変更に際しての生物学的同等性を溶出試験と動物試験により検証する
  • 各変更ケースにおける、該当ガイドライン等の適用例

関連の規制・レギュレーション

  • 後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン
  • 含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン
  • 経口固形製剤の処方変更の生物学的同等性試験ガイドライン
  • 剤形が異なる製剤の追加のための生物学的同等性試験ガイドライン

プログラム

第1部 開発段階での製剤変更時における生物学的同等性担保とヒト試験の免除

(2014年8月29日 12:30〜14:30)

立命館大学大学院 理工学研究科 特別招聘教授 薬学博士
伊吹 リン太 氏

 新薬開発のキーポイントは確実性 (リスク管理) とスピードです。その意味において開発段階における生物学的同等性試験の実施するような状況は出来うる限り回避しなければはなりません。
 一方、開発が進むにつれて処方変更は必ずと言っていいほど生じますし、時には剤形変更までも必要になります。
 そこで各開発化合物ごとにきめ細かい製剤開発戦略を立案するこが大変重要になります。ここではまず製剤戦略はどのように立てるのか、即ち開発処方と最終処方はどうあるべきかを論じます。
 また開発が進むにつれての処方変更、剤形変更にともないどのようなリスクヘッジを打っていかなければならないのか、主にBEリスク回避 (保証) の観点から解説を加えていきます。

  1. はじめに
  2. 各開発薬物に応じた製剤設計戦略
    • 物理薬剤学的特性の評価法
    • 生物薬剤学的特性の評価法
    • 処方選択へのDecision Tree
  3. 簡易製剤の応用とBE試験回避の考え方
  4. 難溶性薬物の処方設計とBE試験回避の考え方
    • 固体分散製剤の適用
    • 軟カプセル製剤の適用
    • ナノ原薬の適用
  5. 処方変更ならびに剤形変更にともなうBE保証
    • 剤形変更の必要性
    • 処方変更は必ず生じる
    • ガイドラインをうまく使う
    • In Vitro及びIn Vivo実験からのBE保証

  • 質疑応答・名刺交換

第2部 経口固形製剤の処方変更、製法変更時における生物学的同等性評価の考え方

(2014年8月29日 14:45〜16:30)

興和 (株) 富士研究所 DDSグループ 課長
小崎 雅人 氏

 経口固形製剤の処方変更時における生物学的同等性評価の考え方について具体例を挙げてケーススタディーを行う。
 また、経口固形製剤の製法変更時における生物学的同等性評価の考え方についても同様に具体例を挙げてケーススタディーを行う。該当ガイドライン等の適用に関し、具体例とともに学ぶことを目的とする。

  1. 「経口固形製剤の処方変更の生物学的同等性試験ガイドライン」について
    • A水準の変更に関して
    • 微量記載成分の変更に関して
    • 「その他」に分類される添加剤の変更に関して
    • フィルム層の変更に関して
    • 変更水準の考え方
    • 溶出に対する影響の確認方法
    • 経口固形製剤の処方変更の生物学的同等性試験ガイドライン2012/02/29改正の主なポイント
  2. 「経口固形製剤の製法変更の生物学的同等性試験に係る考え方等」について
    • 薬事法改正及びICH Q8との係り
    • 経口固形製剤の製法変更の生物学的同等性試験に係る考え方
    • 成分の物性の変更
    • 製造規模の変更
    • 場所の変更
    • 装置の変更
    • 製造工程の変更

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 伊吹 リン太
    株式会社ファーマシューティカルリサーチ
    代表
  • 小崎 雅人
    興和 株式会社 富士研究所 経口製剤研究部
    主席研究員

会場

ゆうぽうと

5F くれない東

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/12 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/12/12 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/12/12 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/12/12 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/13 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/13 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/13 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/13 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/13 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2024/12/13 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算法入門 東京都 オンライン
2024/12/13 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン
2024/12/13 ミトコンドリア医薬における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2024/12/16 製薬用水の製造法・品質管理・バリデーション方法の基礎、査察事例を踏まえた考察 オンライン
2024/12/16 試験検査室管理におけるOOS/OOT対応とサンプリング実施のポイント オンライン
2024/12/16 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/16 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/17 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2024/12/17 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/17 LNP (脂質ナノ粒子) 製剤における品質評価/製剤設計・品質管理・製造プロセスとDDS技術・動向 オンライン
2024/12/17 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情