技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

新入および新規配属社員のための“講師とのキャッチボール”でわかるGMP超入門講座

新入および新規配属社員のための“講師とのキャッチボール”でわかるGMP超入門講座

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年7月24日(木) 10時30分 16時30分
  • 2014年7月25日(金) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品GMP経歴が比較的浅く、例えば、人事異動した方、新入社員で0.5年を経過した方
  • 医薬品開発部門の方で、GMPの知識の吸収を目指しておられる方
  • 他業種より医薬品へ参入を計画 (例えば化成品、食品、医療機器) し、GMPを学習される方
  • GMP管理の基本を医薬品GMPから学び取りたい方
  • GMP担当者育成計画担当者

修得知識

  • 医薬品製造管理及び品質管理におけるGMPの役割の理解
  • GMP品質システム全般の知識の習得
  • GMP基本事項の理解と習得
  • 衛生管理
  • 保管管理
  • 設備管理
  • 製造管理
  • 試験室管理
  • 品質保証管理 (逸脱・変更・バリデーション管理を含む)

プログラム

 初級者向けとしてGMP全般を理解する上で必須事項となる<薬事や医薬品GMPの基本事項、衛生管理、保管管理、設備管理、製造管理、試験室管理、品質保証管理、逸脱及び変更管理の諸要件とその相互の関連について学ぶ。
 ヒューマンエラー事例及び演習 (グループ学習) を通してGMPの基礎を学びます。

第1部 薬事およびGMPの基本事項の理解

  1. 医薬品は他の製品とどのように違うか。また製造にはどのようなプロセスが必要か
  2. なぜ、GMPが必要か?
  3. GMPが生まれた背景とGMP3原則とは?
  4. 医薬品の製造・品質管理にGMPはどのように役立つか?
  5. 医薬品の製造過程で起こりやすい代表的事例で考えられることは?
  6. 国内GMPの変遷と改正薬事法のポイント (製造業と製造販売業の分離など)
  7. 我が国における製造販売業及び製造業の役割
  8. GMP省令の概要
  9. 薬局等構造設備規則の概要
  10. GMP品質システムの理解
  11. GMPに要求される組織と業務
  12. GMPを構成する6サブシステム及び必要な文書類
  13. 初級者にもわかるPIC/S-GMPガイドとGMP省令通知の改正
    • PIC/S-GMPガイドの概要
    • 加盟することの意義の理解
    • PIC/S GMPガイドを踏まえたGMP省令通知の改正のポイント
    • GMP省令通知の改正を踏まえたGMP事例集/2013年の概要

第2部 GMP各論の習得

  1. 衛生管理
    1. 衛生管理基準書に必要な記載要件
    2. 衛生管理に必要な文書・記録類
    3. 交叉汚染・異物制御管理のポイント
    4. 微生物汚染防止管理の基本
    5. 清浄度区分とゾーニング
    6. 生管理の留意点
    7. 防虫・防そ管理
  2. 保管管理
    1. 施設での製造・保管システムの業務フロー
    2. 保管管理で要求される手順書類
    3. 原材料・中間製品の搬入における塵埃防止 (事例)
    4. 入荷 (検収) ・保管・入出庫・出荷・原材料運搬作業の留意点
    5. 保管条件 (温度) の留意点
    6. 保管・搬入中での昆虫混入に対する注意事項
    7. 保管に係る帳票類
  3. 製造管理
    1. 製造管理 (表示・包装管理を含む) に必要となる管理要件
    2. 製造管理基準作成上の留意点
    3. 運転操作手順書作成上の留意点
    4. 製造指図書原本作成上の留意点
    5. 製造記録書作成の留意点
    6. ロット管理の留意点
    7. 製薬用水管理の留意点
    8. 空調設備及びユーティリティ管理の留意点
    9. 工程管理の留意点
  4. 設備管理
    1. 設備管理のベースとなる設備適格性評価の目的
    2. 設備管理に必要な手順書、文書及び記録類
    3. ゾーニングで考慮すること
    4. 動線計画のポイント清浄度基準
    5. 室間差圧管理のポイント、
    6. 製薬用水設備
    7. 機器校正のポイント
  5. 試験室管理
    1. レギュレーションが要求する試験室管理に必要な要件とは?
    2. 品質管理に必要な重要管理項目
    3. 日本薬局方の基本事項 (通則)
    4. 日本薬局方の基本事項 (製剤総則)
    5. 日本薬局方の基本事項 (一般試験法)
    6. サンプリンクのポィント、
    7. 試験検査作業の留意事項、
    8. 規格外結果の処理の留意事項、
    9. 生データ処理及び数値の丸め方の留意点、
    10. 試薬・試液・標準品の管理
  6. 品質保証
    1. 品質保証のポイント
    2. GMP運営に該当するGMP対象文書・記録類
    3. 逸脱と変更の違い
    4. 逸脱管理・変更管理のサイクル
    5. 逸脱管理の必要性
    6. 逸脱管理の対象
    7. 逸脱に関するランク区分
    8. 変更管理の必要性
    9. 日常の生産活動において変更が起こりうるケース
    10. 変更管理の対象 (事例)
    11. 変更におけるランク区分
    12. 工業化研究とバリデーションとの関係
    13. バリデーションの目的
    14. バリデーションの実施対象

第3部 ヒューマンエラーと教育訓練

  1. ヒューマンエラーについて考える
  2. ヒューマンエラーとは何かを考える
  3. ヒューマンエラーの分析の仕方を考える
  4. ヒューマンエラーの分析の仕方 (SHELモデル分析)
  5. GMP職員の適格性評価モデル (教育訓練)

第4部 ヒューマンエラーに学ぶ教育訓 (事例研究) :演習を含む

【事例】 薬液の調製作業における作業ミス
単純なヒューマンエラーで処理すると、本質を見失う“おそれ”がある。

  • 課題1:教育訓練及び適格性評価について改善すべき点を考察する。
  • 課題2:この事故は、逸脱である。 改善すべき事項を考察する。

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 52,250円 (税別) / 56,430円 (税込)
複数名
: 27,500円 (税別) / 29,700円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の27,500円(税別) / 29,700円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、1名あたり20,000円(税別) / 21,600円 (税込)。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/8/28 国内外規制 (ICH-Q3E・局方) をふまえたE&L (Extractables and Leachables) 評価・分析の留意点と基準の考え方 オンライン
2024/8/29 製造とラボの現場におけるペーパレス化実践セミナー: データインテグリティに適合した記録方法とレビューの実務 オンライン
2024/8/29 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2024/8/29 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2024/8/29 QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬確認と点検方法 オンライン
2024/8/29 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/8/29 Beyond-The-pill/Around-The-Pillにむけた業界動向とアイデア創出のA・B・C オンライン
2024/8/29 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文メディカルライティング入門 オンライン
2024/8/30 査察/監査対応における準備項目とチェックリストによる製造所の診断/リスク抽出・評価 東京都 会場・オンライン
2024/8/30 基礎から学ぶやさしいバリデーション超入門講座 オンライン
2024/8/30 医薬品製造・品質管理におけるキャリブレーションシステム構築と許容値設定・DI対応 オンライン
2024/8/30 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応 オンライン
2024/8/30 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/8/30 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/9/3 試験室管理レベルアップのための重要項目とその対応策 オンライン
2024/9/3 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/9/4 希少疾病用医薬品の薬価算定の実際と適正な利潤獲得のための薬価戦略 オンライン
2024/9/4 教育訓練の実効性評価の具体的な方法/逸脱対策 オンライン
2024/9/4 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策