技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン二次電池構成部材の技術開発動向と劣化及び安全性対策、それらの評価方法

リチウムイオン二次電池構成部材の技術開発動向と劣化及び安全性対策、それらの評価方法

~正極、負極、バインダ、集電体、セパレータ、電解質、セル外装~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、各種電池構成材料の技術開発動向と、各種のLiイオン電池の高温耐久性評価や安全性評価例を紹介いたします。

開催日

  • 2014年7月7日(月) 12時30分16時30分

プログラム

 リチウムイオン電池は、各種の携帯機器から、電動車両、鉄道車両、電力貯蔵用などの広い分野での利用が進められており、将来は10兆円規模の産業に成長することが期待されている。ただ、携帯機器ではWhクラスの小型電池が使われるが、電動車両用ではその千倍のkWhクラスの電池が、更に、鉄道車両や電力貯蔵用ではその百万倍のMWhクラスの電池が使われる。この場合、使用する電流量も、それぞれAクラスから、100Aクラス、1000Aクラスと増大するため、ジュール熱による発熱が大きく、電池を耐熱温度以下に冷却しないと、電池が急激に劣化することになる。
 現行の携帯機器用途で広く使われる「リチウムイオン電池」の耐熱温度は45℃以下であるので、これを60℃~100℃まで高める材料開発が活発に行われている。また、電池が大型化すると、外部からの制御だけでは安全性を確保することは困難であり、正極や負極、バインダ、集電体、セパレータ、電解質、セル外装など電池構成部材の技術革新により、安全性を向上することが進められている。
 本セミナーでは、各種電池構成材料の技術開発動向と、これらで構成される各種のLiイオン電池の高温耐久性評価や安全性評価例なども紹介しながら、用途に応じた電池設計と電池の多様化が必要であることを述べる。

  1. 電池利用分野の拡大と要求性能の多様化
  2. 現行のLiイオン電池の使用範囲と寿命、安全性の課題
  3. 耐熱性、安全性の向上をめざした電池構成部材の開発動向、長所と欠点は?
    1. 負極材料とバインダ、集電体:炭素系からシリコン系へ
    2. 正極材料とバインダ、集電体:4V系から3V系、2V硫黄系へ
    3. セパレータ:セラミックコート微多孔膜や耐熱性不織布、ナノファイバー不織布まで
    4. 電解質:耐熱性有機溶媒、イオン性液体、固体電解質まで
    5. 電池外装:アルミ材からSUS材へ
  4. 各種構成材料による新型Liイオン電池の開発と耐久性評価、安全性評価の例
  5. 資源問題も考慮した次世代Liイオン電池の開発と将来展望

会場

大阪市立中央会館

2F 第4会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/25 LiB電極作製におけるウエットプロセスとドライプロセス オンライン
2025/8/26 LiB電極作製におけるウエットプロセスとドライプロセス オンライン
2025/8/28 リチウムイオン電池バインダーの技術展望 オンライン
2025/8/29 分散電源ならびに電力系統の基礎と安定運用制御の具体的ポイント オンライン
2025/8/29 スラリー中の粒子分散制御及び評価の要点 オンライン
2025/8/29 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 オンライン
2025/8/29 ペロブスカイト太陽電池の技術開発の現状と展望 東京都 オンライン
2025/9/2 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 オンライン
2025/9/3 バイポーラ型リチウムイオン電池の材料・製造方法と最新動向 オンライン
2025/9/4 バイポーラ型リチウムイオン電池の材料・製造方法と最新動向 オンライン
2025/9/8 NEDO : 持続可能な航空燃料 (SAF) を巡る国内外の最新動向と技術開発の最前線 東京都 会場・オンライン
2025/9/12 水素関連の大規模インフラ計画 東京都 会場・オンライン
2025/9/12 バイオマスを原料とした化学品製造の最新動向と日本市場におけるビジネスの可能性 会場・オンライン
2025/9/17 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/18 グリーン水素製造に資する水電解の現状と今後の展望 オンライン
2025/9/19 スラリーの分散制御及び評価技術と実プロセスへの応用 オンライン
2025/9/19 電池分野での交流インピーダンス測定法 (初級編) 東京都 会場
2025/9/19 水素および燃料電池システムの基礎と最新動向 オンライン
2025/9/24 リチウムイオン電池向け正極材の開発動向と今後の展望 オンライン
2025/9/25 GX加速に向けた、日本における水素・アンモニアのビジネスチャンス 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス (書籍 + PDF版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/7/14 リチウムイオン電池の安全性確保
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望