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フィルムの製膜・延伸技術とトラブル事例およびその対策

フィルムの製膜・延伸技術とトラブル事例およびその対策

大阪府 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、要求品質が厳しい光学用途も含めて、フィルムの延伸プロセスにおけるポリマー、プロセス両面の適正条件や表面の分析・評価技術について事例を交えながら解説いたします。

開催日

  • 2014年6月12日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • フィルム延伸に関連する製品の技術者
    • 光学フィルム
    • 太陽電池関連フィルム
    • 包装
    • 発泡シート など
    • 電池セパレータ
    • 高機能複合材料 (ナノコンポジット)
    • 機能性薄膜・フィルム
    • 食品
    • トイレタリー分野 など

修得知識

  • フィルム・延伸の基礎
  • フィルムの構造・物性制御
  • フィルムの構造・物性評価
  • フィルム延伸時のトラブル対策

プログラム

 高性能・高品位のフィルムを作るためには、各工程において発現する現象を理解し、ポリマー、プロセス両面の適正条件を設定しなければならない。特に、光学用途では要求品質が厳しいため、フィルムの品位に関わる対策が重要となる。
 また、製膜・延伸技術はマクロな特性付与だけでなく、表面特性にも関係するため、表面の分析・評価技術の知識も大切となる。本講座では事例を紹介しながらそれぞれの対策につき解説する。

  1. はじめに
  2. プラスチックフィルムを知る
    1. フィルムの種類と用途
    2. フィルムの作り方
    3. フィルム成形のレオロジーの基礎
      1. せん断流動域のレオロジー
      2. 伸長流動域のレオロジー
  3. 製膜過程で何が起きる?
    1. ダイス出口までの問題
      1. ポリマーの熱分解、ゲル化、未溶融物など
      2. せん断流動不安定性
    2. ダイス出口後の問題
      1. フィルム表面の欠点
      2. 結晶化に伴う表面特性と課題
      3. ドローレゾナンス現象とフィルム厚み変動
        1. ドローレゾナンスとは?
        2. 理論解析により本質を知る
        3. ドローレゾナンスの低減策は?
  4. 延伸過程で何が起きる?
    1. 延伸による複屈折の発現
    2. 二重配向性と分子構造の関係
    3. 延伸発熱と高次構造の関係
    4. 一軸延伸と配向結晶化、高次構造発現
    5. 二軸延伸、多段延伸と高次構造変化
    6. ボーイング現象とフィルム幅物性の均一化
  5. 製膜・延伸技術によりフィルム表面はどう変わる?
    1. 成形過程における表面加工技術は?
    2. 表面の分析・評価技術は?
  6. どんなトラブル事例? その解決策は?
    1. 主にポリマーに起因する例
    2. 主にプロセスに起因する例
  7. 質疑応答
    1. 自由な質疑応答
    2. 個別相談
  8. その他

会場

ドーンセンター

4F 中会議室1

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
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