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CVDプロセスにおけるノンプラズマクリーニング技術とその最適化

CVDプロセスにおけるノンプラズマクリーニング技術とその最適化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、CVDプロセスの基礎から解説し、リアクタクリーニングの技術・プロセスについて詳解いたします。

開催日

  • 2014年4月24日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • PVD, CVDに関連する技術者
    • 金型
    • 工具類
    • 摺動部品
    • 光学部品
    • 電子機器・電子デバイス
    • 装身具
    • スポーツ用品
    • 磁気デバイス
    • 磁気センサ
    • 精密機械部品
    • ロール
    • 真空機器部品
    • 機械要素 (ねじ、ナット類)
    • シリンダー・ライナー類
    • シール
    • 金属製品製造業
    • 機械部品製造業
    • 自動車部品製造業
    • 金属表面処理業などの機械系技術者、材料系技術者
    • 表面処理技術者など
  • CVDリアクタのクリーニングに関連する技術者、品質担当者、メンテナンス担当者
  • CVDプロセスに関連する技術者、品質保証担当者、メンテナンス担当者

修得知識

  • CVDプロセスの基礎
  • クリーニング技術の考え方
  • CVD原料ガスと副生成物の性質
  • クリーニングガス (塩化水素、三フッ化塩素) の性質、化学反応と速度
  • シリコン/炭化珪素/石英ガラスなどとクリーニングガスの化学反応

プログラム

 半導体電子回路の形成や表面保護膜の形成などの幅広い用途に使われている化学気相堆積 (CVD) 法ですが、反応器のクリーニング技術を最適化しなければ、薄膜形成条件が成り立たなくなります。ノンプラズマクリーニングには、一般に反応性の高いガス、例えば塩化水素ガスや三フッ化塩素ガスが用いられます。
 本セミナーでは、これらのガスを用いてシリコン、炭化珪素などのリアクタをクリーニングする条件および最適化について解説します。併せて、クリーニングの対象となる物質として、反応副生成物により生じるトラブルについても触れてみたいと考えています。

  1. 化学気相堆積 (CVD) 法のプロセスとクリーニング技術
    1. はじめに
      1. 電子デバイスなどの微細構造と薄膜形成プロセス
      2. 成膜により生じるトラブルとクリーニングの必要性
      3. リアクタクリーニングの条件
      4. CVDとその場クリーニングガス
  2. シリコンCVD装置のクリーニング
    1. シリコンと塩化水素ガス
      1. 成膜と化学反応
      2. 排出ガス中の化学種
      3. エッチング速度
      4. 表面化学反応過程
      5. エッチング時のSi表面形態
    2. シリコンと三フッ化塩素
      1. 三フッ化塩素ガスの特徴
      2. シリコンエッチング速度
      3. エッチングの化学反応と生成物
      4. クリーニング時の様子と発熱
      5. 広範囲のクリーニング
    3. トリクロロシランガス使用時の排ガス管内堆積物
  3. 炭化珪素CVD装置のクリーニング
    1. 炭化ケイ素と三フッ化塩素ガス
      1. 多結晶炭化ケイ素エッチング速度
      2. エッチング時の多結晶炭化ケイ素の表面形態
      3. エッチング速度と表面
      4. リアクタクリーニング時の様子 (含、サセプタ保護)
      5. 単結晶炭化ケイ素のエッチング速度
  4. その他のクリーニング技術および関連技術
    1. 石英ガラスと三フッ化塩素ガス
      1. 石英ガラスのエッチング速度 (温度・流量・濃度)
      2. 化学反応と生成物
    2. 三フッ化塩素による腐食を防ぐ方法
      1. 保護膜の条件
      2. 保護機能を有する物質の生成
    3. 酸化ハフニウムと塩化水素ガス
      1. 酸化ハフニウム原子層堆積法とSi CVDの比較
      2. 化学反応の推定
      3. 酸化ハフニウム粉末の除去速度
      4. 酸化ハフニウム薄膜のエッチング速度
      5. エッチング中の表面の化学結合状態
    4. 窒化ガリウムとハロゲン系ガス
      1. 塩素ガス、塩化水素ガスによるGaN薄膜の除去
      2. 石英ガラス表面の窒化ガリウム薄膜の除去
  5. まとめ
    1. CVDリアクタの理想像
    2. 理想を実現する技術
    3. クリーニング技術の理想的条件
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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