技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

エクセルギーによるエネルギーシステムの効率評価・損失低減手法

エクセルギーによるエネルギーシステムの効率評価・損失低減手法

~エントロピー増加に伴う損失の見える化を~
東京都 開催 会場 開催

「エクセルギー」で知られる大阪大・大阪ガスの研究チームの4年間にわたる研究を詳解!

概要

本セミナーでは、エクセルギーの基礎から解説し、損失の見える化とその低減を体験していただきます。
さらに、今後エネルギーシステムの効率改善に必要な要素機器の開発課題を事例を交えて詳説いたします。

開催日

  • 2014年4月9日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • エクセルギーを研究・開発に活かしたい方
    • 流体、熱、エネルギーシステム
    • 自動車関連
    • 化学プラント、化学工学プロセス
  • 新規事業のシーズを模索する企画、戦略担当者

修得知識

  • エクセルギーの基本的、原理的知識
  • エクセルギーによる機器やシステムの解析事例・方法
  • エクセルギー解析に基づくプラントのIRR,NPV評価

配布する書籍

  • 「エクセルギーデザイン学の理解と応用」

プログラム

 省エネルギーは、これまで産業・運輸および民生部門で積極的に図られてきましたが、東日本大震災による原子力発電所の停止に伴う電力不足から、太陽光、太陽熱、地熱、風力などの自然エネルギーの活用とともにコージェネレーションの普及拡大が期待されています.
 このような中で、エネルギーの質を電気あるいは動力と同一価値で評価できるエクセルギーが、従来のエンタルピーによる熱力学第一法則では表わせない燃焼,伝熱,混合などエントロピー増加に伴う損失の見える化の面で注目されています.
 大阪ガスが2010年4月から4年間に亘って、大阪大学との共同研究講座で培ってきたエクセルギーデザイン学を多くの皆様にご理解いただくため、本セミナーを企画しました.
 本セミナーでは、数式をほとんど使うことなく、エクセルギーとは何かを理解していただくとともに、クラウドコンピューティングにより、エクセルギーデザイン (損失の見える化とその低減) を体験していただき、さらに今後エネルギーシステムの効率改善に必要な要素機器の開発課題をいくつかの事例で詳説します.

  1. エクセルギーの基本
    1. エクセルギーとは
    2. エクセルギーの起源
    3. エネルギーの量と質
      1. エンタルピー
      2. エントロピー
      3. 有効比
    4. 物理エクセルギー
      1. 温冷熱のエクセルギー
      2. 圧力のエクセルギー
    5. 混合分離のエクセルギー
    6. 化学エクセルギー
      1. 標準化学エクセルギー
      2. 燃料の化学エクセルギー
    7. その他のエクセルギー
      1. 原子核
      2. 電磁気
      3. 粒子
      4. 波動
    8. エクセルギーの基本計算式
    9. エクセルギーによるエネルギーシステムの効率評価
    10. エクセルギー解析方法の基礎
  2. エクセルギー損失と損失低減策
    1. エクセルギー損失
      1. 燃焼損失
      2. 伝熱損失
      3. 混合損失
      4. 回転機損失
    2. 損失低減策
  3. エクセルギーの使い方
    1. エクセルギーデザインとその事例 (エクセルギーによる損失の定量化)
      1. 熱物性推算
      2. ガスエンジン
      3. ガスタービン
      4. 給湯・エアコン
      5. 自然エネルギー利用
      6. LNG冷熱、工場排熱の有効利用システム
      7. デシカント空調
      8. 燃料電池
      9. トリプルコンバインドサイクル発電
    2. エクセルギーによる省エネ性の定量化と評価事例
      1. システムのエンタルピー効率とエクセルギー効率
      2. 一次エネルギー消費量とエクセルギーによる省エネ性評価
      3. コージェネレーションシステム導入効果
      4. 戸建て住宅の年間省エネ性解析
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の22,500円(税別) / 24,300円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2024/11/26 水素貯蔵・輸送材料および技術の課題・動向と水素エネルギー社会実現への展望 オンライン
2024/11/28 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/11 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/12 省エネ技術各論講座 オンライン
2024/12/12 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/13 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/12/17 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/18 省エネ技術各論講座 オンライン
2024/12/18 核融合炉の研究開発動向と関連材料の要求特性・課題・開発動向 オンライン
2024/12/23 固体酸化物形燃料電池の材料技術、セル作製と可逆動作セルの開発 オンライン
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/30 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/2/28 二酸化炭素を原料とした液体合成燃料の製造技術と最新動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート
2021/9/17 2021年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望