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プラズマ化学気相堆積法 (プラズマCVD) による薄膜作成と装置・応用技術

プラズマ化学気相堆積法 (プラズマCVD) による薄膜作成と装置・応用技術

東京都 開催 会場 開催

「ALD (原子層堆積法) の基礎と展開」との同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2014年3月27日(木) 10時30分 16時30分
  • 2014年3月28日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラズマCVDの応用分野の技術者、研究者
    • 太陽光発電
    • ハイバリア成膜
    • 親水・撥水
    • ディスプレイ
    • 集積回路
    • ミニマルファブなど

修得知識

  • プラズマCVDの基礎
  • プラズマCVDを利用するメリット
  • 期待する効果を得るための外部パラメータ操作の指針
  • 反応性プラズマ中のナノ粒子の成長機構
  • ナノ粒子の抑制に向けた計測技術や抑制技術
  • ナノ粒子制御による高機能薄膜作製技術
  • マイクロ波プラズマの生成法
  • プラズマ大面積化
  • 表面化学修飾
  • 低温プラズマCVD技術
  • プラズマCVD装置の課題と対策

プログラム

2014年3月27日 プラズマCVD法による高品質薄膜の作成技術 入門

~応用を見据えて、安く高品質に成膜するための必須講座~

(2014年3月27日 10:30~16:30)

 産業界でプラズマCVDによる成膜に従事する方々は、膜質をある方向に変えたいときに、装置のパラメータのどれを操作するとよいのかを一番知りたいはずです。
 しかし、プラズマCVDは電気工学・放電工学・化学工学・流体工学等が複雑に絡み合ったプロセスです。これらを全部習得すれば完璧ですが、産業界の人にそんな暇は無いと思います。
 本講座では、プラズマCVDに携わる方々が、日々の業務の中で活かすことができ、「こうしたらいいよ」と、自分のアイデアも出せるようなエッセンスを身につけて頂くことを趣旨としました。

  1. なぜプラズマCVDを使うのか?
    1. 液相法と気相法
    2. PVDとCVD
    3. プラズマと熱・光
  2. プラズマCVDの概要
    1. 放電現象
    2. 気相反応
    3. 表面反応
  3. 放電とプラズマ
    1. 電子・イオンはどのように動く?
    2. 電界分布はどんな形?
    3. 電子密度は何で決まる?
    4. 電子温度は何で決まる?
  4. 気相反応1 (一次反応過程)
    1. 特定の機能基を薄膜に付与できるか?
    2. 一次生成物はどこで生成?
    3. 入れた原料と違うガスのプラズマになる?
  5. 気相反応2 (二次反応過程)
    1. 基板に到達するまでに何回衝突?
    2. 一次生成物が衝突する相手は何?
    3. 気相化学種密度を決めているのは何?
    4. 一次反応は膜質に関係ない?
    5. 二次反応の方が重要?
    6. ダストを抑制するには?
  6. 輸送過程
    1. 基板に向かう原動力=拡散
    2. 膜質制御に効くドリフト
    3. 空間分布に効く移流
  7. 表面反応
    1. 一概に付着と言うなかれ! (物理吸着と化学吸着)
    2. 表面上を動く?
    3. 付着した後の反応もある?
    4. 基板温度はなぜ膜質制御に効く?
    5. 段差被覆性は何で決まる?
    • 質疑応答・名刺交換

2014年3月28日 第1部 プラズマCVD中に発生するナノ粒子制御 ~歩留り・薄膜の劣化対策~

(2014年3月28日 10:30~12:10)

 プラズマCVDで用いられている反応性プラズマ中では、気相中で反応性の高い化学的活性種が重合してナノ粒子へと成長します。ナノ粒子の膜への混入はデバイス性能の低下や歩留まりの悪化を招くため、その制御・抑制に頭を悩ませている方も多いと思います。
 本講座では、反応性プラズマ中におけるナノ粒子成長機構や、ナノ粒子に作用する力などを概説すると共にこれらの知見を基に、ナノ粒子の抑制による高品質薄膜作製や、逆にナノ粒子を利用した高機能薄膜作製について説明します。

  1. プラズマ中ナノ粒子の発生・成長機構
    1. 初期成長期
    2. 急速成長期
    3. 成長飽和期
  2. 気相中ナノ粒子の制御
    1. 電子温度制御 (化学的活性種の生成制御)
    2. ガス滞在時間とナノ粒子成長時間の関係の利用
    3. 希釈ガスの利用
    4. ナノ粒子輸送の利用
    5. 放電の変調
  3. ナノ粒子抑制の事例
    1. 膜中ナノ粒子取り込み量の計測
    2. ナノ粒子取り込みと膜質の関係
    3. ナノ粒子抑制高品質薄膜の作製 ~水素化アモルファスシリコン薄膜を例に
  4. ナノ粒子利用の事例
    1. ナノ粒子の量子効果を利用する ~第3世代太陽電池の実現に向けて
    2. ナノ粒子の高い比表面積を利用する ~高強度を持つ多孔質薄膜の作製
    • 質疑応答・名刺交換

2014年3月28日 第2部 事例をふまえた、プラズマCVDによる低温成膜・表面処理とマイクロ波プラズマ技術

(2014年3月28日 13:00~14:40)

マイクロ波を用いたプラズマ生成技術とその材料表面修飾、ナノ材料創製技術に関する事例を解説します。

  1. はじめに、講演内容
  2. マイクロ波プラズマの生成法
    1. マイクロ波プラズマの特徴
    2. 表面波プラズマ
    3. 体積波プラズマ
  3. マイクロ波プラズマを用いた低温CVD技術 (事例紹介)
    1. アモルファスカーボン膜生成
    2. カーボンナノチューブ生成
    3. カーボンナノ材料の低温成長
  4. マイクロ波プラズマを用いた表面化学修飾技術 (事例紹介)
    1. ポリマー表面の化学修飾
    2. キトサン表面の化学修飾とヘパリン固定化
    3. ZnOナノ蛍光材料の表面修飾
  5. マイクロ波プラズマの大口径化 (事例紹介)
    1. 2.45GHzマイクロ波プラズマの大面積化
    2. 915MHzUHF波プラズマの大面積化
  6. おわりに
    • 質疑応答・名刺交換

2014年3月28日 第3部 プラズマCVD装置の技術、課題と対策

(2014年3月28日 14:50~16:30)

 当社は1989年から「研究開発用半導体一貫製造システム」の開発を開始して、装置メーカーとして、25年以上の実績・経験がある。
 この講演では、プラズマCVD装置に関して、開発してきた技術や課題と対策を中心にご紹介する。

  1. プラズマCVD装置の基本構造
    1. プラズマCVD装置の構成
    2. 反応チャンバーの基本構成
  2. プラズマCVD装置の用途
    1. 適用アプリケーション
  3. プラズマCVD装置のプロセス性能
    1. SiH4系SiO2膜
    2. SiH4系SiN膜
    3. SiH4系SiON膜
    4. SiH4系a-Si膜
    5. SiH4系SiC膜
    6. TEOS系SiO2膜
    7. 液体ソース系SiN膜
  4. 開発用装置と量産用装置
    1. プラットフォーム
  5. プラズマCVD装置の課題と対策
    1. 高レート化
    2. プロセスの再現性
    3. 低パーティクル
    4. チャンバークリーニング
    5. ウェーハ温度の低温化
    6. ウェーハ大口径化 など
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 白藤 立
    大阪市立大学 大学院 工学研究科
    教授
  • 古閑 一憲
    九州大学 大学院 システム情報科学研究院
    准教授
  • 永津 雅章
    静岡大学
    名誉教授
  • 金尾 寛人
    SPPテクノロジーズ 株式会社 製造部
    次長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 66,476円 (税別) / 69,800円 (税込)
複数名
: 59,476円 (税別) / 62,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,000円(税別) / 7,350円(税込) 割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,000円(税別) / 10,500円(税込) 割引
  • ただし、同一法人に限ります

全2コース申込割引受講料ついて

  • 通常受講料 : 114,600円 (税込) → 全2コース申込 割引受講料 89,700円 (税込)
  • 通常受講料 : 109,143円 (税別) → 全2コース申込 割引受講料 85,429円 (税別)

対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

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