技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

地下熱利用ヒートポンプ (Ground Source Heat Pump)

地下熱利用ヒートポンプ (Ground Source Heat Pump)

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年2月24日(月) 12時30分16時30分

プログラム

 民生部門のエネルギー消費量が伸び続けています。CO2の大幅削減のためには、機器の効率向上だけでは限界があります。熱源についても再生可能エネルギー利用への転換が必須であることはいうまでもありません。再生可能エネルギーの大幅な利用拡大において最も現実的で効果が高いのは高効率ヒートポンプと蓄熱の導入であると考えます。再生可能エネルギーの中でも地中熱は、蓄熱利用に加え、熱源としての安定性や利用場所の普遍性からドイツ以北の欧州や北米ではヒートポンプの熱源として利用が大きく進んでいます。 一方、我が国でも、少しずつですがその導入価値が認知されつつあり、環境省なども冷房排熱を地中へ吸収させることがヒートアイランド抑制の一助となるという理解のもと、本システムの導入を推進していることもあり、ここ数年、導入件数が年々増加しています。
 本講演では、まず地中熱利用の考え方について概説した後、地中熱ヒートポンプシステムの世界的状況を説明して大規模システムの実例について紹介します。次に、地中熱ヒートポンプシステムの計画・設計のポイントについて順を追って解説すると共に、筆者らがコミッショニングに参加している地中熱利用システムの実測データから省エネルギー性と環境性など導入効果について紹介します。

  1. 地下熱利用の考え方
    1. 建物・施設のローエネルギー化に向かって
    2. 地中熱とは?
    3. 地中熱利用の分類と適用分野
    4. 地中熱ヒートポンプシステム導入のメリット
    5. 地中熱ヒートポンプシステムの分類
      1. 垂直ボアホール方式
      2. 水平方式
      3. 基礎杭利用方式
      4. 地下水循環方式
  2. 地中熱ヒートポンプシステムの世界的普及状況と各国の状況
    1. 世界的普及状況
    2. 各国の状況
      1. スウェーデン
      2. スイス
      3. オーストリア
      4. 中国
      5. 日本
  3. 地中熱ヒートポンプシステムの計画・設計のポイント
    1. 計画のポイント
    2. 設計のポイント
    3. GSHP設計性能予測ツールを用いた設計方法
    4. GSHP設計性能予測ツールを用いた設計例
  4. 導入事例と導入効果
    1. 住宅へのGSHP導入事例と導入効果
    2. 非住宅へのGSHP導入事例と導入効果
    3. 鋼管基礎杭利用地中熱ヒートポンプシステムの導入事例と導入効果
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/16 SAFの製造技術とプロジェクト最新動向 オンライン
2025/10/20 イクシスLNGプロジェクト 東京都 会場・オンライン
2025/10/23 持続可能なバイオマス発電を考える 東京都 会場・オンライン
2025/10/27 「次世代型燃料電池」の構造、部材、設計、応用と今後の展望 オンライン
2025/10/28 インピーダンス測定・解析 オンライン
2025/10/28 光触媒による水素製造とCO2資源化 オンライン
2025/10/29 光触媒による水素製造とCO2資源化 オンライン
2025/10/31 変動性再生可能エネルギーの安定利用を支える蓄熱技術の研究開発動向 オンライン
2025/11/5 蓄熱蓄冷・熱エネルギー搬送技術の基礎とそのシステム化技術および最新研究の動向 オンライン
2025/11/6 蓄熱蓄冷・熱エネルギー搬送技術の基礎とそのシステム化技術および最新研究の動向 オンライン
2025/11/7 CO2原料メタノールの合成技術と社会実装の展望 オンライン
2025/11/10 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/13 電力需要の増加と蓄電池ビジネス、送電網増強への最適事業戦略 東京都 会場・オンライン
2025/11/19 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/19 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2025/11/20 産業分野の排熱回収技術とバイナリー発電の原理、特徴、適用例 オンライン
2025/11/21 水素・アンモニア・メタノールの低コスト化に向けた技術革新と用途展開の最新動向について オンライン
2025/11/21 2050年 再生可能エネルギー9割の未来 その科学的根拠と国際議論の最新動向 オンライン
2025/11/27 電力需要の増加と蓄電池ビジネス、送電網増強への最適事業戦略 オンライン
2025/11/27 電力需給逼迫と電力価格、蓄電池を取り巻く日本企業の事業戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート
2021/9/17 2021年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望