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有機無機ナノコンポジットの調製技術と界面相互作用、分散性、構造制御

有機無機ナノコンポジットの調製技術と界面相互作用、分散性、構造制御

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、フィラーの表面改質処理や、ゾルゲル法をはじめとしたナノコンポジット調製技術についての基礎から、各種調製事例について解説いたします。

開催日

  • 2014年1月24日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 無機フィラーの表面改質処理やゾルゲル法の基礎
  • 微粒子の分散・凝集制御技術の基礎とノウハウ・ポイント

プログラム

 機能性材料として注目されている有機/無機ナノコンポジットの調製プロセスに関する実務上のポイントについて講義する。
 本セミナーでは、フィラーの表面改質処理やゾルゲル法をはじめとした従来提案されているナノコンポジット調製技術について基礎から各種調製事例まで概説する。さらに、講師が開発中の無機ナノフィラーの表面改質処理を用いないプラスチック中での簡易分散技術、微構造制御技術を解説するとともに、ナノコンポジットの応用展開を見据えた各種材料特性に関する最新情報についても、フィラーのプラスチックとの界面相互作用や分散性との関係を中心に紹介する。

  1. 無機微粒子の分散・凝集制御の基礎
    1. 界面特性と凝集特性
    2. DLVO理論
    3. 無機微粒子の分散・凝集支配因子
  2. 従来の有機/無機ナノコンポジット調製技術とその特徴
    1. ゾル-ゲル法
    2. インターカレーション法
    3. ブレンド法とフィラーの表面改質処理
  3. 無機ナノフィラーの表面改質処理を用いないプラスチック複合化技術・フィラー微構造制御技術
    1. プロセスの概略・技術戦略
    2. フィラー粒子塊の解砕強度の事前制御のノウハウとポイント
    3. 溶融混練法を用いた開発事例
    4. 溶液混合法を用いた開発事例
    5. その他開発事例 (ポリマーラテックスとの混合水分散系を用いた液相からのin-Situ調製)
  4. 有機/無機ナノコンポジットの各種特性
    1. 難燃性
    2. 熱膨張率
    3. 機械的特性 (静的引張り特性、耐衝撃性)
    4. 光学特性
    5. プロセス生産性に影響を及ぼす諸特性 (融体流動性、離型性)
    • 質疑応用・名刺交換

講師

  • 棚橋 満
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6F E会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
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