技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

注目されるミャンマーの資源開発とインフラ事業のビジネス・チャンス

注目されるミャンマーの資源開発とインフラ事業のビジネス・チャンス

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ミャンマーにおける政治経済の民主化と市場化の最新動向を分析するとともに、豊富な天然資源開発、火力発電等のインフラ・ビジネスの事業機会について解説いたします。

開催日

  • 2013年10月10日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • ミャンマーに企業進出をお考えの企業、担当者

修得知識

  • ミャンマーの現状
  • ミャンマービジネスの基礎
  • ミャンマーにおける日本企業のビジネス・チャンス

プログラム

 2013年に入って、ミャンマーにおけるインフラ・プロジェクトの展開が、日本の成長戦略の重要なカギを握り始めている。欧米先進国からの経済制裁の原因となっていた、国民からの支持が根強い民主運動家アウン・サン・スー・チー氏の自宅軟禁が2010年11月13日に解除され、続く2012年4月1日の補欠選挙でスー・チー氏が率いる国民民主連盟 (NLD) が大勝利を収め、米国を中心とした欧米先進国は、ミャンマーに対する経済制裁解除を進めている。
 2003年に米国はミャンマーに対して経済制裁法を制定し、海外からの投資に依存していたミャンマー経済は大きな打撃を受け、経済停滞を招いた。しかし、2011年3月に就任したテイン・セイン大統領による民主化推進、国民和解促進への動きを受けて、米国は民主化支援のために、金融サービス、投資の緩和に向けたプロセスを進めた。日本も、25年ぶりに円借款を再開し、ミャンマーの持続的な経済成長のためのインフラストラクチャー整備への支援に乗り出すこととしている。EU (欧州連合) も経済制裁停止を2013年4月22日に発表し、東南アジア最後のフロンティアとして、欧米先進国は熱い視線を向けている。
 ミャンマーは、中国とインドの中間点としての地政学上の要衝の地であるとともに、米、木材、天然ガス、レアメタルをはじめとした天然資源も豊富である。さらに6,200万人を超える人口を持ち、中国の10分の1という低賃金の豊富な労働力を抱える。テイン・セイン大統領も市場経済化の進展による国家発展を目指すとしており、安価な労働力を利用した繊維産業、組み立て産業の進出も始まっている。2013年4月にはスー・チー氏が27年ぶりに来日し、ティラワ湾経済特区の2015年の開始に向けて、中国、韓国との主導権争いに勝利し、日本の三菱商事、住友商事、丸紅等も開発を進めている。
 今後は、さらなる経済発展に向けて、鉄道、発電所をはじめとしたインフラストラクチャー整備が進む可能性が強く、日本による経済支援に大きな期待を寄せている。しかし、これまではミャンマーへの進出では、日本は中国、韓国、インド、タイに大きく遅れをとっている。もともとミャンマーは親日的な国であるものの、米国が人権問題から経済制裁を続け、日本企業が米国に配慮して進出を躊躇したという背景がある。スー・チー氏の政治活動復帰と民主化の進展は、日本企業にとって大きなビジネス・チャンスに発展する。ミャンマーにおける政治経済の民主化と市場化の最新動向を分析するとともに、豊富な天然資源開発、火力発電等のインフラ・ビジネスの事業機会について的確に詳説する。

  1. ミャンマーの民主化への動きと今後の市場化と外資導入への最新動向
  2. 欧米諸国によるミャンマー経済制裁解除への動きと今後の欧米企業の動向
  3. 親日的なミャンマー政権の日本への政策動向-日本によるミャンマー支援
  4. アセアン諸国との連携で好調なミャンマー経済の現状と今後の動向
  5. 豊富な天然資源と勤勉で安価な労働力に恵まれたミャンマー経済の魅力
  6. ミャンマーの消費市場の現状と今後の可能性-日本製品への信頼感と優位性
  7. ミャンマーにおける農業開発と日本企業のビジネス・チャンス
  8. ミャンマーにおける鉱物資源開発の可能性
  9. ミャンマーにおける天然ガス資源開発の現状と今後の可能性
  10. ミャンマーにおけるLNG (液化天然ガス) 開発プロジェクトの動向
  11. ミャンマーにおけるレアメタル資源の開発の現状と今後
  12. ミャンマーにおける水ビジネスの今後の可能性
  13. ミャンマーにおける鉄道整備計画の今後
  14. ミャンマーの電力需要の現状と今後の動向-インフラ・ビジネスの可能性
  15. ミャンマーにおける水力発電、火力発電ビジネスの現状と今後の可能性
  16. 先行する中国、タイ企業の経営戦略の現状と今後
  17. ミャンマーへの日本企業の進出動向と今後の可能性
  18. ミャンマーにおけるインフラ投資市場規模
  19. 日本企業のミャンマー進出における事業展開上の留意点
  20. 日本企業のミャンマー進出に係わる大きなビジネス・チャンス
    • 質疑応答・名刺交換

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/22 必要な情報を正確に伝えるための「企画書作成スキル」入門講座 オンライン
2024/11/26 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2024/11/26 水素貯蔵・輸送材料および技術の課題・動向と水素エネルギー社会実現への展望 オンライン
2024/11/27 IPランドスケープ入門 オンライン
2024/11/28 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/11/29 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成・強化手法 オンライン
2024/11/29 新しいアイデア・取り組みを成功させるための戦略的組織マネジメント オンライン
2024/12/3 カルノーバッテリー技術とPower to Heat技術に関連する高温蓄熱技術の最新動向 オンライン
2024/12/3 企業価値向上のための事業ポートフォリオとROICツリーの活用のポイント オンライン
2024/12/6 共創の知財戦略による新規事業の創出と実施体制の構築 オンライン
2024/12/11 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/11 研究開発・製品開発投資の収益性評価と費用配賦の考え方・進め方 オンライン
2024/12/12 市場の潜在ニーズを見つける方法 オンライン
2024/12/12 水電解によるグリーン水素製造への展望 オンライン
2024/12/13 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2024/12/17 水素吸蔵材料の基礎と様々な水素貯蔵材料とその応用 オンライン
2024/12/18 研究開発部門を対象とした情報収集のテクニック オンライン
2024/12/18 核融合炉の研究開発動向と関連材料の要求特性・課題・開発動向 オンライン
2024/12/19 自社保有技術・コア技術をベースとした革新的な研究開発テーマの創出活動 オンライン
2024/12/23 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/6/23 東南アジアの食品包装材料・日本とアジアのバリアー包装材料 実態と将来展望 (書籍版 + CD版)
2022/6/23 東南アジアの食品包装材料・日本とアジアのバリアー包装材料 実態と将来展望
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望