技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ラボにおける高薬理活性物質の取扱い

ラボにおける高薬理活性物質の取扱い

~ラボ設備の封じ込めとSpill対応~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高活性物質を取り扱う医薬品製造設備について基礎から解説し、エンジニアリングデザインと製薬メーカーから見た必須確認事項について詳解いたします。

開催日

  • 2013年9月27日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 高活性物質を扱う現場の担当者、管理者

修得知識

  • 高活性物質の取り扱い・封じ込めの基礎
  • 高活性物質の品質管理
  • 高薬理活性物質の区分け
    • 封じ込め機器
    • 更衣室レイアウト
    • 高薬理活性物質のスピル対策
    • 薬塵測定の内容
    • 洗浄評価

プログラム

 高薬理活性物質を扱うラボ、特に、分析ラボでは毒性データが十分に整備されていない段階で作業を進める必要がある。一方で、分析ラボはフレキシビリティを要するスーパーマルチパーパス設備でもある。これらを踏まえ、従業員の高薬理活性物質への曝露を防止することと現場の使い勝手の2つの視点から、バランスよく封じ込め設備を実現していく必要がある。運用面での漏出対策、健康サーベイランスについても触れる。

  1. 高活性物質と封じ込めを巡る最近の動向
    • 医薬品製造工場を取り巻く動向
    • 品質管理・労働安全衛生の視点からは何が重要か
    • 世界の動き・日本の動き
    • 抗がん剤のサプライチェーン
  2. 封じ込めの基本的な事項
    • 用語の定義
    • ハザード物質と簡単なトキシコロジー
  3. OELとバンディング
    • 封じ込めに用いる各種指標 ( OELなど )
    • ラボにおけるコントロールバンディング
  4. ラボ設備における一次封じ込めの設計
    • リスクベースアプローチによる一次封じ込めの設計手法
    • 代表的な封じ込め設備 (フュームフード、アイソレータ)
    • 封じ込め性能試験
  5. ラボ設備における二次封じ込めの設計
    • 空調設備
    • 更衣室レイアウト事例
    • 不活化処理 (ミストシャワー設備)
  6. ラボにおける漏出 (Spill) 対応
  7. 個人用保護具PPEと呼吸用保護具RPE
    • 個人用保護具
    • リスクベースアプローチによる呼吸保護具の選定
  8. 封じ込めの新しい技術
    • フレキシブルコンテインメント (FC)
    • 基本的な考え、手法
    • 各種適用事例
  9. 薬塵測定~ISPEガイドラインの内容を中心にして
    • 薬塵測定ガイドライン第2版の改定内容
    • 試験の準備計画
    • ラボ用封じ込め設備の事例
  10. 洗浄評価に関して
    • 従来の洗浄評価基準とその不備
    • Risk-MaPPを含む洗浄基準の新しい動向
    • 高薬理活性物質の洗浄評価~計算例題
    • EU-GMP改定内容について
  11. 健康サーベイランス
    • 健康サーベイランス ( Health Surveillance : HS ) の位置づけ
    • HSで用いる (曝露) 管理表
    • 職場でのHSプログラムの構築手順
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/8 GVP情報の収集・自己点検・教育訓練における日常業務の効率化と信頼性確保 オンライン
2025/12/8 スプレッドシートのコンピュータ化システムバリデーション (CSV) とデータインテグリティ対応 オンライン
2025/12/8 製薬分野に特化した生成AIによる知的財産業務の効率化 オンライン
2025/12/9 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/12/9 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/12/9 再生医療等製品におけるR&D段階からの薬価/事業化戦略 オンライン
2025/12/9 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/12/10 記録ミスを低減するGMP製造記録の取り方・様式と不備があった場合の記録の残し方 オンライン
2025/12/10 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/10 日本型パテントリンケージ制度の実務と考慮した特許戦略 オンライン
2025/12/10 キメラ型タンパク質分解誘導薬 (PROTAC) の分子設計と実用化への課題 オンライン
2025/12/11 ザ・治験薬のGMP 2026年に向けて 東京都 会場・オンライン
2025/12/11 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2025/12/11 原薬製造プロセスバリデーション実施方法とスケールアップ、MF登録申請 オンライン
2025/12/11 バイオ医薬品の開発/品質管理で必要となるタンパク質科学の基礎と凝集・安定性の解析 オンライン
2025/12/11 ICH E6 (R3) / ICH E8 (R1) が要求するTPP、CTQ 要因、QTLの考え方を取り入れたプロトコル・臨床開発計画の組み方 会場・オンライン
2025/12/11 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ / トラブル対策 オンライン
2025/12/11 信頼性基準適用試験における信頼性保証担当者・監査担当者・QC担当者のための着眼点・QC/QA手法とそのレベル オンライン
2025/12/11 開発段階/承認後の処方・剤形変更時の生物学的同等性評価 オンライン
2025/12/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル