技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

抗血栓性材料 (生体適合性材料) の開発における表面改質とコーティング技術と薬事対応

抗血栓性材料 (生体適合性材料) の開発における表面改質とコーティング技術と薬事対応

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医療機器などの表面改質材料とそのコーティング技術について、実用化されている生体適合性材料を取り上げ、材料の特長や性能評価について述べるとともに、具体例を挙げて、どのような表面改質技術が必要か、あるいはどのような要素技術が求められているか等について解説致します。

開催日

  • 2013年9月26日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医療機器・医療材料の製品開発に関連する研究者・担当者など

修得知識

  • 医療機器・医療材料における生体適合性の考え方
  • 医療機器・医療材料の製品開発・事業化
  • 各種医療用材料に対するコーティング加工性
  • コーティング以外の表面改質法

プログラム

 昨今、特に血液や体液に接触する基材の表面を改質することにより、抗血栓性もしくは広義の生体適合性を向上させた医療機器が多く実用化され、より安全に治療が行えるようになってきた。
 本セミナーでは、種々の表面改質材料とそのコーティング技術について、実用化されている生体適合性材料、抗血栓性材料、親水性/易滑性材料を取り上げて、それらの材料の特長や性能評価について述べるとともに、いくつかの医療機器に応用されている具体例を挙げて、どのような医療機器にどのような表面改質技術が必要か、あるいはどのような要素技術が求められているか等について解説する。
 また本セミナーでは、抗血栓性材料の研究開発から製造販売承認申請までのプロセスにおいて、コンセプト段階から分子設計に至る考え方及び目標性能と基礎的な評価法 (相対評価を含む) について解説するとともに、薬事法で求められる技術的要件・事項について、特に「品目仕様」の設定や添付資料など、実際に承認申請を行う上で必要なデータ、文書等について具体的な実例を挙げて説明する。

  1. 抗血栓性材料 (生体適合性材料) の開発と薬事対応
    1. はじめに
    2. 機能区分されている抗血栓性材料
    3. 抗血栓性材料の開発
      1. コンセプトと分子設計
      2. 目標性能
      3. 基礎的な評価法
  2. 抗血栓性材料 (血液適合性材料) の変遷
    1. 生体 (血液) 適合性の発現機構
      1. セグメント化ポリウレタン
      2. 生理活性物質 (ヘパリン) 等の表面固定化・改質材料
      3. 合成系生体適合性コーティング材料
  3. 抗血栓性材料 (血液適合性材料) の性能評価
    1. 溶血性試験:試験方法
    2. In vitro抗血栓性評価
    3. In vivo抗血栓性評価
    4. 材料表面に付着 (粘着) する血液成分:血小板
    5. 表面親水性;接触角の測定
  4. 長期間血液に接触した材料表面
  5. 補体活性抑制効果
  6. 各種医療用材料に対するコーティング加工性
  7. 各種デバイスにおけるコーティング加工性
  8. 合成系コート材が有効な医療機器
  9. 薬事法で求められる技術的要件
    1. 品目仕様、規格値の設定と根拠
    2. 化学的物理学的要件
    3. 生物学的安全性
  10. 抗血栓性材料の薬事法上の位置づけ
    1. 生物由来材料
    2. ウイルスバリデーション
    3. 設計管理/QMSとの関連性
  11. 製造販売承認申請を行う場合
    1. 抗血栓性材料の記載が必要な箇所
    2. 設計管理と品目仕様の設定
  12. コーティング以外の表面改質法
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/16 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/16 医療機器開発における計画の立案から承認取得のポイント オンライン
2024/12/16 国外市場 (米国・欧州・ASEAN) での医療機器上市に向けて押さえるべきポイントおよび将来展望 オンライン
2024/12/17 再生医療足場材料の研究開発・作製技術、組織再生への応用と最新動向 オンライン
2024/12/18 無機-有機ハイブリッド樹脂の基礎と機能性ハードコートへの応用 東京都 会場
2024/12/18 ウェット塗工における欠陥対策と均一塗布技術 オンライン
2024/12/18 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2024/12/18 最新の欧州医療機器規則 (MDR) において必要な市販後活動・要求事項と技術文書作成のポイント オンライン
2024/12/18 ASEAN における医療機器の動向および規制・薬事申請のポイント2024 オンライン
2024/12/18 ユーザビリティエンジニアリング要点セミナー オンライン
2024/12/19 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2024/12/20 設計・開発担当者向けの承認認証申請書作成のポイント オンライン
2024/12/20 プラスチック加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2024/12/20 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2024/12/20 医療機器バリデーションで必要となる統計的手法とサンプル数の決定 オンライン
2024/12/23 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2024/12/23 医療機器開発における計画の立案から承認取得のポイント オンライン
2024/12/23 QMSRポイント解説 オンライン
2024/12/23 ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開 オンライン
2024/12/25 ダイ塗布プロセスの欠陥メカニズム・課題と対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/1 メディカルバイオニクス(人工臓器) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)