技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開

ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開

~UV硬化型ハイブリッドハードコート剤を中心に~
オンライン 開催

視聴期間は2024年12月23日〜2025年1月10日を予定しております。
お申し込みは2024年12月23日まで承ります。

概要

本セミナーでは、用途に適した機能化が求められるハードコート剤開発のための基本的な考え方と材料設計および評価技術を解説いたします。

開催日

  • 2024年12月23日(月) 13時00分 2025年1月10日(金) 16時30分

受講対象者

  • 機能性コーティング材料開発に携わっている技術者、研究者
    • コーティング材料
    • 表面修飾材料
    • ガラス代替材料など

修得知識

  • ハードコート剤の基礎知識
  • ハードコート剤開発の考え方
  • ハードコート剤の材料設計
  • ハードコート剤の高機能化技術
  • ハイブリッドハードコート剤の開発方法
  • ハードコート剤の応用 (用途)

プログラム

 ハードコート剤は、フラットパネル、ディスプレイ、レンズ、構造材料などの表面保護剤、ガラス代替材料や三次元加飾成型材料として電子材料、光学材料や自動車部材など幅広い分野で使用され、重要な工業材料となっている。また、各種用途に適した機能化が求められ、高機能ハードコート剤の開発が盛んに行われている。特に近年、有機 – 無機ハイブリッド技術をベースにしたUV硬化型ハイブリッドハードコート剤が主要なハードコート剤として種々の用途で使用されている。
 ここでは、UV硬化型ハイブリッドハードコート剤を中心にハードコート剤の概要、開発の基本的な考え方 (開発方針) および材料設計について概説し、UV硬化型ハードコート剤の調製法、ハイブリッド化技術、特性評価、高機能化技術およびハードコート剤を使ったガラス代替樹脂・フィルムなどの応用製品について分かりやすく説明する。

  1. ハードコート剤の概要
    1. ハードコート剤の種類と特徴
      1. 有機ハードコート剤
      2. 無機ハードコート剤
      3. ポリシロキサン (シリコーン) ハードコート剤
      4. 有機 – 無機ハイブリッドハードコート剤
    2. 熱硬化プロセスとUV硬化プロセス
    3. ハードコート剤の原料と特徴
  2. 高性能・高機能ハードコート剤の開発
    1. ハードコート剤の要求特性と応用分野
    2. ハードコート剤の開発方針
  3. ハイブリッドハードコート剤の開発
    1. ハイブリッドハードコート剤の材料設計
    2. UV硬化型アクリル系ハイブリッドハードコート剤の開発
      1. ハイブリッドハードコート材料における相反物性
      2. UV硬化型アクリル系ハイブリッドハードコート剤の構成成分
      3. ラジカル重合とカチオン重合の比較
      4. ハイブリッドハードコート剤の調製法
        • フィラー修飾法
        • モノマー修飾法
  4. ハードコート剤の特性評価
    1. 膜厚
    2. 表面硬度
    3. 密着・接着性
    4. 耐熱性
    5. 透明性
    6. 耐摩耗性・耐擦傷性
    7. 耐候性
    8. 柔軟性 (耐衝撃性)
  5. ハイブリッドハードコート剤の高機能化
    1. 透明性
    2. 耐熱性
    3. 基材への接着・密着性 – 基材表面の前処理による接着・密着性の向上
    4. 柔軟性・延伸性 (耐衝撃性)
    5. カール・低収縮性
    6. 耐摩耗性
    7. 屈折率
    8. 防曇・防汚性 (親水・撥水性)
    9. 耐指紋性 (親油・撥油性)
    10. 帯電防止性
    11. 反射防止膜
    12. 耐薬品性
    13. ガスバリア性
  6. 最新応用開発状況
    1. ガラス代替光学・ディスプレイ用ハードコートフィルム
    2. 自動車部材 – 自動車の軽量化
  7. 参考図書
  8. 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年12月23日〜2025年1月10日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 ぬれ・接触角の基礎と測定・評価 オンライン
2024/11/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/11/26 塗装仕上がり/塗膜品質に影響する機構の理解と実際 オンライン
2024/11/27 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/28 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/11/28 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/11/28 塗布・乾燥工程の基礎と高均質薄膜作製のポイント オンライン
2024/11/29 紫外線・赤外線・熱線遮蔽材料の設計、応用、遮蔽性評価技術 オンライン
2024/12/3 めっき技術の基礎と高度な品質要求に対応する応用技術 東京都 会場
2024/12/3 材料表面への (超) 撥水性・ (超) 親水性の付与技術と制御および分析・評価、応用技術 オンライン
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/4 防汚コーティングの基礎知識と評価手法 オンライン
2024/12/5 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/12/6 フッ素フリー撥水材の開発と応用 オンライン
2024/12/9 ぬれ・接触角の基礎と測定・評価 オンライン
2024/12/9 ウェット塗工における欠陥対策と均一塗布技術 オンライン
2024/12/9 めっき法の基礎および堆積形状・膜物性の添加剤による制御とその低減策 オンライン
2024/12/9 ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開 オンライン

関連する出版物