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固体NMR法の基礎と応用 : 測定時の注意事項と材料の緩和曲線解析

実験データの解釈、解析方法など、実際の測定例を使って分かりやすく解説!

固体NMR法の基礎と応用 : 測定時の注意事項と材料の緩和曲線解析

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、 NMR の基礎から解説し、緩和時間の種類と測定のポイント、緩和時間から得られる情報と緩和曲線の解析方法を詳解いたします。

開催日

  • 2013年9月20日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 複合材料の構造評価に関連する技術者
  • NMRに関連する技術者
  • 企業において依頼測定をする実務者

修得知識

  • 固体NMR法の理論的な基礎
  • 固体NMR法と溶液NMR法との違い
  • 実際の測定の注意点
  • 応用面としてポリマーアロイ、ブレンドの相溶性解析を中心にしたモルフォロジー解析、緩和曲線の解析法

プログラム

  1. 第1部:基礎編
    1. 固体高分解能NMR法の基礎と特徴
      1. 溶液NMR法との違い
      2. MAS法とCP法
      3. きちんと測定するための知識
        • チューニング
        • 温度
        • デカップリングなど
      4. 緩和時間とスピン拡散 (測定法と注意点)
      5. 結晶相の比率【T2H、T1C、CPMAS法、DDMAS法】(結晶相と非晶相の分離、運動性の違いによるスペクトルの変化)
      6. 結晶多形 (スペクトルの変化)
      7. スペクトルならびに緩和曲線の解析法 (波形解析ならびに1Hスピン拡散)
  2. 第2部:応用編
    1. ポリマーアロイ・ブレンドの相溶性
      1. 相溶性解析
        • PC/PMMA
        • PS/PVME
        • PI/PB
      2. 相溶性と相分離過程
        • PS/PVME
        • PVPh/PEO
        • PMLG/PVP
      3. 相溶性と分子運動、熱安定性、相互作用
        • PHEMA/PMAA
        • PMAA/PVAc
      4. 結晶相の構造変化と非晶相の吸湿効果:衝撃力との関連性 (PK/nylon6)
    2. 有機/無機複合体
      1. 常磁性緩和の利用 (PVA/montmorironite)
      2. 高分子/粘土鉱物複合体のモルフォロジー (nylon6/montmorironite)
      3. 結晶相と相溶性 (PVIBE/ε-PL/saponite)
    3. ゴム・エポキシ樹脂
      1. 高速MAS下での 1H NMRスペクトル (SBR/Siコンポジット)
      2. 水溶性エポキシ樹脂の反応過程 (PGPE/ε-PL)
      3. 静止状態固体13C NMRスペクトル (未架橋天然ゴム)
      1. 質疑応答・名刺交換

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
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