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触媒製造プロセスの最適化とスケールアップ技術

触媒製造プロセスの最適化とスケールアップ技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、沈殿や成形など各触媒製造工程の基礎的要件とその選択およびスケールアップ時に注意すべき点などについて具体的に解説いたします。

開催日

  • 2013年4月5日(金) 13時00分 16時00分

修得知識

  • 固体触媒の実用化を迅速且つ効果的に行うために必要なバランスのとれた研究開発のポイント

プログラム

 固体触媒の実用化を目指した研究開発においては、組成や活性点構造等のナノレベルの化学的な要求と反応条件や反応器から求められるミクロン、ミリレベルの物理的な要求のバランスを取ることが非常に重要である。
 本講演では沈殿や成形など各触媒製造工程の基礎的要件とその選択およびスケールアップ時に注意すべき点などについて具体的に解説する。

  1. 触媒のミクロ、マクロ構造と触媒機能の関係
  2. 触媒開発の流れと考慮されなければならない要件
  3. 触媒が使用される反応形式と触媒の形状、成形方法
  4. アンモニア合成プロセスで使用される触媒を例として
  5. 調製方法から見た触媒の分類
  6. 触媒製造の一般的な流れ (原料から製品まで)
  7. 原料の選定
  8. 沈殿製造方法の基本と分類
  9. アルコキシド法の実例
  10. 共沈法による触媒中間体の製造
  11. 銅亜鉛系触媒の実例
  12. 沈殿条件と性能の関係 (実例)
  13. 銅亜鉛系触媒前駆体の生成機構
  14. 沈殿工程のスケールアップに関係する要因
  15. 沈殿物の洗浄方法
  16. 洗浄装置と洗浄経過の実際
  17. 触媒形状と成形方法の選択
  18. 固体触媒の物性とは何か
  19. 圧縮 (打錠) 成形法の特徴
  20. 圧縮成型の過程と成形性の要因
  21. 圧縮成型触媒の実例-水蒸気改質触媒の開発
  22. 圧縮成型における細孔構造の制御の実例
  23. 細孔構造を制御した圧縮成型触媒の実例
  24. 押出し成形法の特徴
  25. 押出し成形装置と混練装置
  26. 押出し成形とバインダー
  27. 転動造粒法の特徴と細孔構造の制御
  28. 転動造粒における成形メカニズム
  29. 転動造粒における細孔構造制御の実例
  30. 成形方法による物性、生産性などの比較
  31. 成形体の細孔容積と強度の関係
  32. 細孔容積と強度の関係-経験式の応用
  33. 噴霧造粒の方法とその特徴
  34. ディスク方式とノズル方式の比較
  35. 担持 (含浸) 触媒における担体の役割
  36. 触媒に使用される担体の実例
  37. 含浸過程の基本
  38. 含浸方法の種類と特徴
  39. 触媒の活性化、安定化
  40. 銅亜鉛系触媒の還元活性化条件と実例
  41. 鉄系アンモニア合成触媒の還元活性化
  42. 亜鉛クロム系触媒の還元活性化
  43. まとめ

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松久 敏雄
    クラリアント触媒 株式会社
    取締役 触媒ビジネスユニット統括

会場

連合会館

4F 404会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
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