技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

今後のリウマチ治療変化予測をふまえた関節リウマチの基礎講座 (病態・診断・治療・開発)

今後のリウマチ治療変化予測をふまえた関節リウマチの基礎講座 (病態・診断・治療・開発)

~現場が望む新薬像とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年2月26日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 2003年からの生物学的製剤の登場はリウマチ診療を激変させたと言っても過言ではありません。生物学的製剤の投与により患者は関節の腫れと痛みから開放され、QOLは大きく改善し、健常人と変わらない ADLを維持することも可能となって来ました。
 これに合わせる様に、リウマチ診断の為の検査が進歩し、新たな診断基準が出されました。発症早期にリウマチと診断し、発症早期の段階から、積極的な治療を行なっていくことが求められ、更に最近ではT2Tという概念も提唱されています。
 リウマチ診療を専門とし、多くのリウマチ患者を対象とした臨床試験に携わって来た経験に基づいて、リウマチ診療と開発の現状、患者が求めている医療、今後のリウマチ診療はどの様な流れになって行くのかを主に紹介して行き、そこから現場が望む新薬像をあぶり出して行きたいと思います。

  1. 関節リウマチの概要
    • 関節リウマチとその臨床像
    • 社会的影響と疫学からみた関節リウマチ
    • 関節リウマチの病因と病態
    • 関節リウマチ診療の現状
  2. 関節リウマチの診断
    • 1987年ACR改定基準
    • 2010年EULAR/ACR新分類基準
    • 診断のための血清学的マーカー (抗CCP抗体)
    • 診断のための画像検査 (X線、MRI、エコー)
  3. 関節リウマチの疾患活動性評価
    • ACRコアセット
    • DAS28
    • Boolean寛解・SDAI寛解・CDAI寛解
    • 総Sharpスコア変法
    • 患者評価 (HAQ-DI・SF-36・EQ-5D)
  4. 現在進行中の開発治験薬、中止になった治験薬と今後開発されそうな新薬は?
    • 経口低分子化合物 (JAK・Syk阻害薬)
    • 開発が中止された薬剤は?中止理由は?
    • TNF-α以外をターゲットとした生物学的製剤
    • バイオシミラー
    • 今後開発が予定されている新薬は?
  5. 関節リウマチの治療と薬剤選定の実際
    • 臨床的寛解を目指すT2Tが盛んに叫ばれているが?
    • 臨床現場における薬剤選択の手順
    • 診療ガイドラインとエビデンスからみた薬剤選択
    • リウマチ治療を妨げる要因 (MTX添付文書変更、高額医療費がネック)
    • 関節リウマチに対する生物学的製剤はどのように選択されるか
    • 疾患修飾性抗リウマチ薬 (イグラチモドはMTXのサポーターとなりうるか?)
    • 免疫抑制薬
    • ヒアルロン酸関節内注入は効くのか?
    • 痛み止め (慢性疼痛に対するトラマドール塩酸塩/アセトアミノフェン、プレガバリンの効果は?)
    • 生物学的製剤
    • インフリキシマブの概要
    • エタネルセプトの概要
    • アダリムマブの概要
    • トシリズマブの概要
    • アバタセプトの概要
    • ゴリムマブの概要
    • シムジアの概要
    • 各製剤の特徴
    • 各製剤のセールスポイントは?
    • 各製剤の選定基準
    • 各製剤の自験例
    • 生物学的製剤の問題点
  6. 関節リウマチ治療の今後の流れは?
    • 患者が求める医療とは?患者と医師とのかい離をどうするか?
    • 整形外科的手術は増えていくのか?
    • 早期診断・早期強力治療介入の流れとなるのか?
    • 安価な治療 (経口低分子化合物、バイオシミラー) が主流となるのか?
    • リウマチ治療の地域間格差は解消するのか?
    • 安全な治療を目指すには?
    • 薬剤フリーの患者は増えるのか?
    • 長期アウトカムは可能になるのか?
  7. 現場が望む新薬像
    • 問題点の改善から望まれる治療薬像
    • 医療従事者・患者が求める新薬像
    • テーラーメイド医療
    • 分子分類に応じたターゲット医療
  • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/15 治験・臨床研究に関わる補償・賠償の実務対応 オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策