技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料のぬれ性と接着性改善技術

ポリオレフィンからシリコーン、フッ素樹脂まで

高分子材料のぬれ性と接着性改善技術

~改質が難しい高分子を表面改質するには?~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年1月29日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 ポリエチレンやポリプロピレンに代表されるポリオレフィンの材料は安価、軽量、高強度であるが、ぬれ性や接着性に欠ける。簡単な改質法では、その効果の持続性がない。
 これらの高分子に加えて、PET、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などの材料にも適用可能で、その改質された性質が長時間退化しないような表面改質法を開発した。
 その方法は、材料劣化がなく安全性があり、多くの材料の親水性、接着性、印刷性が向上する。一般的な改質法の解説と新法の成果を、実物を提示しながら解説する。
 その用途は限りなく広い。聴講の結果、意外な用途が生まれる可能性を期待したい。

  1. 各種高分子材料の種類・特性と改質、特性改善における課題
    1. ポリオレフィン
    2. 超高分子量ポリエチレン
    3. PET
    4. ポリカーボネート
    5. シリコーン樹脂 (ゴム)
    6. フッ素樹脂
    7. カーボンファイバー
    8. FRP;車の軽量化
  2. 高分子材料の表面改質法とその効果・評価法
    1. 物理的方法;放電処理、火炎処理、サンドブラストなど
    2. 化学的方法;化学反応、グラフト化
    3. 改質効果の評価法
  3. 高分子材料におけるぬれ性と表面張力
    • ぬれ性
    • 表面張力
    • 表面自由エネルギー
    • 接触角など
  4. 接着のメカニズム
    1. 化学結合のメカニズム
    2. アンカー効果
    3. プライマー
  5. 改質が困難な高分子を改善させるには? ~新改質法とその成果~
     <※実物を提示しながら解説します。>
    1. ポリプロピレンにおける吸水性の改善とその評価
    2. 超高分子量ポリエチレンの接着性改善とその評価
    3. PETにおける水性インク印刷性の向上
    4. シリコンゴムにおける水性塗料の塗装性改善とその評価
    5. フッ素樹脂における接着、塗装性の改善とその評価
  6. 新たな可能性
    1. 新素材の開発への展開
    2. 二次加工

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 金澤 等
    福島大学 共生システム理工学類
    教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/27 ポリウレタンの基礎知識および応用展開と高機能化技術 オンライン
2025/3/27 「濡れる」現象の本質理解 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 粘着性・粘着強さの発現メカニズムの解明・制御と粘着・剥離挙動の観察・評価と応用 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/28 樹脂部品開発のためのCAE (Computer Aided Engineering) オンライン
2025/3/31 ぬれ性評価入門 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 分散剤の使い方、選択と配合技術 オンライン
2025/4/2 顔料分散法と具体的利用法・応用技術 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/4 プラスチックの難燃化技術 オンライン

関連する出版物