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蓄熱材料/システムの基礎と応用事例・開発動向

蓄熱材料/システムの基礎と応用事例・開発動向

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、熱を貯蔵するための種々の蓄熱材料および蓄熱システムの基礎的事項を詳しく解説し、相変化蓄熱 (潜熱蓄熱) を中心に最近の蓄熱材料、蓄熱システムの研究開発状況や応用事例を紹介いたします。

開催日

  • 2012年12月14日(金) 13時00分 16時30分

プログラム

 21世紀は再生可能エネルギーの時代だと言われます。再生可能エネルギーによる電力供給には系統連携上の限界があり、大幅な導入は望めません。一方、最終エネルギー消費の過半は熱需要が占めており、しかもその多くが高々200℃程度までの温度域にあります。
 したがって、太陽エネルギーや産業排熱など200℃程度までの未利用エネルギーを熱需要に上手く適用することこそが、21世紀のエネルギー問題の鍵の一つとなります。未利用エネルギーの多くは供給が不安定で偏在し、かつ希薄に存在するため、その有効利用にはエネルギー貯蔵が必要不可欠な技術となります。
 本セミナーでは、初めに熱を貯蔵するための種々の蓄熱材料および蓄熱システムの基礎的事項を詳しく解説します。次に、最近の蓄熱材料/システムの研究開発状況、応用事例を紹介します。最近の蓄熱研究、応用の多くは、物質の融解/凝固現象を利用する相変化蓄熱 (潜熱蓄熱) に対してなされていることから、それらを中心に解説します。
 これから蓄熱材料/システムあるいはその周辺技術の開発、販売、利用に携わろうとされる方々、あるいは既に蓄熱システムを利用し、今後さらに効率化を図りたいという方々などの参考になるような話題を提供したいと思います。

  1. はじめに
  2. 未利用エネルギーと熱需要
    1. 再生可能エネルギー
    2. 産業排熱
    3. 都市排熱
    4. スマートコミュニティがスマートたるには
  3. 蓄熱の基礎
    1. 蓄熱の三作用
    2. 蓄熱原理
      1. 顕熱蓄熱とは
      2. 潜熱蓄熱 (相変化蓄熱) とは
      3. 化学蓄熱とは
  4. 蓄熱材料の基礎
    1. 顕熱蓄熱材料
    2. 潜熱 (相変化) 蓄熱材料
    3. 化学蓄熱材料
  5. 蓄熱システムの基礎
    1. ソーラーシステムを例に見て
    2. 蓄熱装置
      1. ブロック
      2. タンク
      3. カプセル
      4. 建材
      5. 帯水層
    3. 蓄熱効率
    4. 蓄熱システムの設計と評価
  6. 相変化蓄熱材料の開発状況、応用事例
    1. パラフィンワックス
    2. ポリエチレングリコール
    3. 水和物
    4. 糖アルコール
  7. 相変化蓄熱システムの開発状況、応用事例
    1. 氷蓄熱システム
    2. 給湯システム
    3. 床暖房システム
    4. 熱輸送システム
    5. 過冷却蓄熱システム
      1. 過冷却蓄熱とは
      2. ヒートパック
      3. 給湯暖房システム
      4. 床暖房システム
  8. 将来展望
  • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

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: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

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