技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品包装資材の3極局方品質基準・試験法・登録要件の比較とリスク管理

医薬品包装資材の3極局方品質基準・試験法・登録要件の比較とリスク管理

~JP,USP,EPでの多くの相違点を理解する~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック、ゴム、ガラスなどの包装資材に対し、3局方で定められている多くの相違点を解説いたします。

開催日

  • 2012年12月14日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の包装に関連する技術者、開発者、品質担当者

修得知識

  • 承認申請書に記載すべき包装材料・包装工程などの必要要件
  • 3極局方における医薬品包装の試験法と規格

プログラム

第1部 3極の包装材料規制・規格要件・登録

(2012年12月14日 10:30~13:00)

ヒトミライフサイエンス研究所 代表 人見 英明 氏[元 医薬品医療機器総合機構 GMPエキスパート]

  1. 包装と薬事法
  2. 米国食品医薬品化粧品法 (FDC法)
    1. 不良医薬品とは
    2. 改ざん防止に関する規制
  3. 医薬品承認申請
    1. 我が国の医薬品承認申請
    2. 米国における承認申請
    3. EMEAの包装材料と登録申請内容と留意点
    4. 容器に包装された製剤の安定性試験
  4. 薬局方
    1. 容器の種類
    2. プラスチック製容器
    3. 注射剤の容器
    4. 液剤の容器
    5. 容器・包装材料試験
  5. 容器・包装材料に係るGMPガイドライン
    1. 日本のガイドライン
    2. PIC/GMP ガイド
    3. CGMP・米国ガイダンス
    4. EU GMP
    5. WHO GMP
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 3極薬局方 (JP,EP,USP) の医薬品包装資材の品質基準・試験法比較とリスク管理

(2012年12月14日 13:50~16:30)

日本包装専士会 会長 西 秀樹 氏 [元 東罐興業株式会社]

 医薬品包装資材としてプラスチックとゴム、ガラスが主に使用されているが、3極局方においては永年の文化の違いもあり包装資材の基準や試験法には多くの相違点があるのが現状である。国際的整合化は、水性注射剤用容器の微粒子の規格が統合された程度に留まっており、多くはこれからの課題である。又、ガンマ線滅菌のように産業界では汎用されているが、法的位置付けが不明確な課題もある。
 企業としては、これらの現状を知った上で適切な品質保証が必要である。
 次いで、包装資材に含まれる化学物質と企業のリスク管理の考え方、及び最近の包装資材のトピックス (再生プラスチックに関する通達、中国とアジア諸国の動向) もご紹介したい。

  1. 包装を取り巻く環境
  2. 医薬品の容器包装資材の概要 プラスチックとガラス、包装材料の使用割合 (食品包装)
  3. 医薬品規制のハーモナイゼーション (ICH) の状況
  4. 日本薬局方 (JP) の品質基準
  5. 米国薬局方 (USP) の品質基準
  6. 欧州薬局方 (EP) の品質基準
  7. 日欧米3極の現状比較と日本の課題
  8. 良くある質問
    • 医療用原材料マスターファイル制度
    • 包装材料のガンマ線滅菌の現状と法的位置付け
  9. 包装資材に含まれる化学物質とリスク管理
    • プラスチック原料のリスク評価方法、企業におけるリスク管理
  10. トピックス
    • 再生プラスチックの使用に関する通達
    • 中国とアジア諸国の法規制動向
  11. まとめ 企業の対応

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 人見 英明
    合同会社 ヒトミライフサイエンス研究所
  • 西 秀樹
    西包装専士事務所
    代表

会場

ドーンセンター

4階 大会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/11 錠剤、カプセル剤等食品 (サプリメント) へのGMP実施 (2026年9月) にむけた理解と対応 オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/12/11 EUの包装及び包装廃棄物規則 (PPWR) と今後の日本の対応 オンライン
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/12/12 GLP省令の基礎知識とGLP試験における現場調査 (試験操作調査と施設調査) 手法 オンライン
2024/12/12 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/12/12 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/12 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/12/12 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/12/13 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/13 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2024/12/13 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/12/13 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/13 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン