技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3極ガイドラインを意識した薬物動態試験と判断基準設定

3極ガイドラインを意識した薬物動態試験と判断基準設定

~わかりにくいパラメータ・重要な数式や基準値の理解~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、日米欧3極のガイドラインを意識して、薬物動態試験に関し、各スクリーニング試験ごとに事例を交え、試験プロトコール、解釈と評価、実験テクニック・ポイントを解説いたします。

開催日

  • 2012年12月13日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ADMEの改善を目指した化学修飾法の理論を知りたい方

修得知識

  • 薬物動態解析の基礎
  • 化学修飾による化合物の特性改善法

プログラム

 本セミナーでは、特に日米欧3極のガイドラインを意識して、薬物動態試験に関し、各スクリーニング試験ごとに事例を交え、試験プロトコール、解釈と評価、実験テクニック・ポイントを解説します。
 薬物体内動態を十分に把握していないと、予期せぬ結果 (薬効の低下、副作用、毒性) を招くことになります。したがって「薬物動態に関する問題点」を事前に予測し、適切な時期に必要なスクリーニング試験を実施することがプロジェクトの推進に必須です。本セミナーでは、試験手法 (プロトコル) の紹介に止まらず、それらの判断基準 (クライテリア) はどのように設定するか、さらには3極の薬物動態関連のガイドラインを意識した実例を挙げてわかりやすく解説します。当局ガイドラインに登場するパラメータや重要な数式も丁寧な解説で、初心者にも理解できる講座となっています。
 研究者とライフサイクルマネジメントという大きなテーマを常に研究の根底に持つことの重要性、「意識改革」についてお話しします。最近の変化する医薬品研究環境を通じて、自分の研究は本当に役に立つものか?製剤・薬物動態に関する話題から「徒労」に終わった笑えない研究事例も紹介。動態研究から開発候補品を提案できる実力と目を養う充実の内容です。

  1. (はじめに)
    • 変化する医薬品研究環境。自分の研究は本当に役に立つものか?
    • 製剤・薬物動態に関する話題から「徒労」に終わった笑えない研究事例を紹介。
  2. 日米欧3極ガイドラインを意識した薬物動態関連試験の解説
    • 薬物相互作用に関しても、下記の各関連項目内で網羅的に解説。
    • ガイドライン中のわかりにくいパラメータや基準値に関しても丁寧に解説。
    • 各試験ごとに事例を交え、試験法、解釈と評価、実験テクニック・ポイントを解説。
      1. 吸収の評価系と評価基準・クライテリア
      2. 分布の評価系と評価基準・クライテリア
      3. 代謝の評価系と評価基準・クライテリア
      4. 排泄の評価系と評価基準・クライテリア
  3. 各種クリアランスの予測法
    • 乖離している場合の原因は?予測はどうやって補正するのか。
  4. ADMEパラメータの改善を目指した創薬化学修飾の考え方
    • 物性記述子の考え方、重回帰分析の応用、CYPの結晶構造情報の利用などから合成部門への構造式の提案までをわかりやすく解説。
  5. (おわりに)
    • 開発中止率 (Attrition) の改善に向けて、動態研究から開発候補品を提案できる実力と目を養う。

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 嶋田 薫
    ラクオリア創薬 株式会社
    研究開発エグゼクティブ・ディレクター

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/26 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した「薬品管理」の進め方 オンライン
2024/4/26 製造員、試験検査員、品質保証員のGMP教育訓練と実効性評価 オンライン
2024/4/26 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2024/4/26 GMP監査と当局査察・無通告査察対応セミナー オンライン
2024/4/26 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/4/26 品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し オンライン
2024/4/26 改正GMPに対応した製品品質照査とCAPAの具体的進め方 オンライン
2024/4/26 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/4/26 シリカナノ粒子の合成と化学修飾による高機能化 オンライン
2024/4/26 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/4/26 Excelで作成可能な医療用医薬品の販売予測のポイント オンライン
2024/4/30 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/30 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/5/1 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 化学プロセスのコスト削減 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)