技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

MRのためのマーケッティング・ツールとしてのファルマコビジランスの実践

MRのためのマーケッティング・ツールとしてのファルマコビジランスの実践

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、 医薬品安全性監視(Pharmacovigilance / ファーマコビジンランス)の基礎から解説し、製品販売拡大、製品差別化情報の積極的な提供、社内環境の整備について詳解いたします。

開催日

  • 2012年5月31日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • MR (Medical Representative / 医薬情報担当者)
  • 医薬品安全性監視 (Pharmacovigilance / ファーマコビジランス) について知識を深めたい方

修得知識

  • 医薬品安全性監視 (Pharmacovigilance / ファーマコビジランス) の基礎
  • 社内環境の整備・改善

プログラム

 現在すでに既成語となっているファルマコビジランスの概念を改めて理解、再認識し、その結果をふまえて、MRの活動を別な面から見直し、最終的にはそれぞれの企業の製品販売拡大に間接的に貢献できる手法、手段を現実のものにすることにある。
 その目的のためには従来の医薬品情報提供という概念を再検討し、その概念・目的を拡大し、しかもファルマコビジランスの影の部分にも焦点を当ててMRの日常実務に反映させることにある。
 最終的には他社との製品差別化情報の積極的な提供が容易になるような社内環境を整えることができることを目的としている。

  1. 現状分析
    1. 現在の添付文書情報の問題点
      1. 情報の性格:「点情報」から「球情報」提供
      2. 無意味な「慎重投与」表示
      3. 情報源の開拓
    2. 情報提供の理論と実際
      1. 既存情報から創る情報へ
    3. MRの責務の二元性
      1. 民間と行政のMR定義の乖離
  2. 環境の変化
    1. 患者の医療への関与
      1. 患者の副作用報告の受け入れ
    2. 医療の個別化への進展
      1. 個別医療 (Personalized medicine) への進展
    3. 市販後調査からファルマコビジランスへ
      1. ファルマコビジランス概念の二面性
    4. 専門別MRのメリット、デメリット
    5. ファルマコビジランス専門のMRの導入
    6. 安全性関連情報の共有化の問題 (同効類似薬、ジェネリック製剤)
      1. 酸化マグネシュウムによる高マグネシュウム血症から学ぶこと
  3. ニッチ薬理学領域の臨床情報の積極的収集・提供
    1. 現在の情報提供の問題点 (ニッチ薬理学研究成果の活用)
    2. 受動的情報提供から積極的情報提供へ (待ちの姿勢から攻めの姿勢へ)
    3. 今後積極的に収集すべきニッチ薬理学領域並びにその方法・対応
      1. 特に、時間薬理学、性差薬理学、体重薬理学、遺伝薬理学領域への関与
  4. 社内環境の改善
    1. MRのファルマコビジランス部門への積極的介入
      1. 営業部門とファルマコビジランス部門間での交流
      2. MRはどこに属すべきか (理論と現実の乖離)
    2. 24時間体制の充実
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/31 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン
2024/7/31 脂質ナノ粒子を用いた核酸・遺伝子送達技術の基礎と応用 オンライン
2024/7/31 GMP医薬品工場建設 (計画・設計・施工) およびバリデーションのポイント 東京都 会場・オンライン
2024/7/31 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/31 マイクロバイオーム創薬における生菌製剤化/開発技術と品質管理・有効性評価 オンライン
2024/8/1 GxP適合クラウドのCSV実践セミナー: SaaSのバリデーションとIaaS/PaaSクラウド基盤の適格性評価 東京都 会場・オンライン
2024/8/1 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2024/8/1 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2024/8/2 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2024/8/2 バリデーション入門 オンライン
2024/8/2 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/8/5 IPランドスケープの実践と社内普及のポイント オンライン
2024/8/5 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2024/8/5 動物用体外診断用医薬品の開発ポイントと承認申請時の注意点 オンライン
2024/8/5 バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法 オンライン
2024/8/6 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/8/6 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/8/6 希少疾病医薬品 (オーファンドラッグ) の開発・薬事・事業戦略の構築 オンライン
2024/8/6 正確でロジカルかつ説得力のある販売予測の進め方 オンライン
2024/8/6 PIC/S GMP Annex Iの観点をふまえたエンドトキシン試験・パイロジェン試験法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点