技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料の絶縁破壊・劣化原因と対策および信頼性評価

高分子材料の絶縁破壊・劣化原因と対策および信頼性評価

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、電気、機械、熱や外部環境 (汚損塵埃・湿気) による高分子絶縁材料の劣化現象から信頼性評価技術まで、経験豊富な講師が分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2012年5月28日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子絶縁材料を利用する製品の技術者、品質担当者
    • 電気機器・電子機器・電子デバイス
    • 電力 (発電機、変圧器、開閉装置)
    • 交通 (電車、自動車用電機品)
    • 産業 (モータ、インバータ)
    • 半導体デバイス (IGBT、パワーモジュール,SiC)
    • 宇宙 (人工衛星) 等
  • 高分子絶縁材料の技術者

修得知識

  • 高分子材料を用いた電気絶縁設計
  • 高分子絶縁材料を適用した機器・デバイスの絶縁設計
  • 各種電子機器・パワエレ機器の信頼性評価法

プログラム

 電気・電子機器・デバイスに広く採用されている高分子絶縁材料は、長期的に電気、機械、熱や外部環境 (汚損塵埃・湿気) によるストレスを受けて劣化する。
 劣化現象を理解し、各種電気・電子機器の絶縁設計に反映することが、機器の信頼性を維持するためのキーと言っても過言ではない。製品は広範囲に及び、使用される高分子絶縁材料も多義に亘っている。
 電力 (発電機、変圧器、開閉装置) 、交通 (電車、自動車用電機品) 、産業 (モータ、インバータ) 、半導体デバイス (IGBT、パワーモジュール,SiC) 、宇宙 (人工衛星) 等に適用されている高分子材料の信頼性評価技術について説明する。

  1. はじめに
  2. 高分子材料を用いた電気絶縁設計の概要
    1. 電気・電子機器に適用される各種絶縁材料の性質
    2. 各種絶縁媒体 (気体,液体,固体) の破壊電界と設計電界
    3. 高分子材料を使用した各種製品 (電力,交通,産業,宇宙) の劣化要因
  3. 高分子絶縁材料の劣化と評価技術
    1. 短時間絶縁破壊特性
      1. 電極形状の影響
      2. フィラーの影響
      3. 異種材料との接着界面の影響
    2. 長期劣化現象
      1. 部分放電劣化 (ボイド放電,沿面放電)
      2. 環境要因 (トラッキング) 劣化
      3. 機械的劣化
      4. 熱劣化
      5. マイグレーション劣化
  4. 高分子絶縁材料を適用した機器・デバイスの絶縁設計と信頼性評価法
    1. 電気機器 (回転機,変圧器,開閉器)
      1. 回転機の絶縁設計と信頼性評価技術
      2. 変圧器の絶縁設計と信頼性評価技術
      3. 開閉器用の絶縁設計と信頼性評価技術
    2. パワエレ機器 (電車,HEV,EV)
      1. 電車用インバータ,パワーモジュールの絶縁設計と信頼性評価法
      2. EV,HEV用インバータ,パワーモジュールの絶縁設計と信頼性評価法
        • 熱伝導シート (エポキシ/フィラー)
        • 封止 (シリコーン、エポキシ樹脂/シリカフィラー)
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/11 タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化 オンライン
2024/11/11 外観検査を自動化する知識と技術 オンライン
2024/11/12 新製品開発に役立つ信頼性設計・評価と加速試験の進め方 オンライン
2024/11/12 高分子材料の劣化診断、寿命予測 オンライン
2024/11/12 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/11/12 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/11/12 セラミックスの破壊メカニズムと強度試験・信頼性評価 オンライン
2024/11/12 プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ オンライン
2024/11/13 異種材料接着のメカニズムと接着界面の密着性評価 オンライン
2024/11/13 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2024/11/13 リグニンの構造・特性と産業利用の可能性 オンライン
2024/11/14 プラスチック金型の特徴と加工・選択技術 オンライン
2024/11/14 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/11/14 Eモビリティ駆動モータにおける巻線・絶縁技術と絶縁評価試験方法 オンライン
2024/11/14 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2024/11/14 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/11/14 粘着・剥離現象の基礎と可視化・モデリング事例 オンライン
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/15 新製品の「生産立ち上げ」における準備とその進め方 オンライン
2024/11/16 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック