技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ICH Q9 品質リスクマネジメントの取り組み方と導入事例

ICH Q9 品質リスクマネジメントの取り組み方と導入事例

~工場でのContextual Risk Managementに基づく実践例~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、リスクマネジメントの業務への適用・定着、設備機器のリスク算定、逸脱処理のリスク再算定などICH Q9の具体的な導入手法を模索されている方々に実例をまじえて具体的に解説致します。

開催日

  • 2012年5月18日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 医薬品のリスクマネジメントの担当者、管理者
  • ICH Q9の具体的な導入手法を模索されている方

修得知識

  • リスクマネジメントの基礎
  • リスクマネジメントの業務への適用・定着
  • 設備機器のリスク算定
  • 逸脱処理のリスク再算定
  • ICH Q9の具体的な導入手法

プログラム

 ICH Q9、Q10並びにFDAガイダンスに即したリスクマネジメントシステムへの転換を実際業務の詳細事例をもとに講演致します。
 また、Q9導入のトピック的な導入事例 (方法論等) をご紹介します。
 これから自工場での医薬品品質システム (PQS) を精度向上させる必要性に迫られているGMP関係者やQ9の具体的な導入手法を模索されている方々に実例をまじえて具体的に解説致します。

  1. ICH Q9 (品質リスクマネジメント:QRM) とは
    ~全体的取り組みの手法とトピック的取り組みの事例~
    1. Q9の背景
    2. Q9の目的
    3. Q9の適用範囲
    4. ICH Qトリオの相関
    5. リスクマネジメントとリスクマネジメントプロセス (一般論)
【製造業者としての取り組みを始める前に】
  1. リスクマネジメントの手法
  2. リスクアセスメント
  3. 製造業者としての取り組みを始める (QRMの定着化)
【ターゲットを定めて取り組む方法】
  1. リスク分析/評価/コントロールの標準化
    1. リスク抽出・特定 (リスクマップ)
    2. リスク算定基準の設定
    3. リスク分析 (インパクト分析)
    4. リスク評価 (リスクスコア)
    5. リスク低減 (対策の立案と実施)
    6. リスク低減策実施後のリスク評価 (リスク再算定)
    7. リスクレビュー・リスクコミュニケーション
  2. PQS (医薬品品質システム) としてのQRMの位置付け
【PQSへのQ9の機能付加】
  1. ICH Q9導入の実際の取り組み事例
    ~製造業者事業所における取り組み事例~
    1. Kick off MTG
    2. QRM Task Team
    3. Brain Storming
    4. Risk Assessment/Risk Analysis
    5. QRM管理表
    6. QRMリスク評価結果
    7. Risk Review
    8. Logical Thinking Skill Training
  2. Contextual Risk Managementの観点からRisk Structureを解析する
    ~QRMから工場経営マネジメント/QMSへの展開~
    1. 設備機器のリスク算定
    2. 逸脱処理のリスク再算定 (是正措置・予防措置の有効性評価)
    3. Probable Maximum Loss (最大予想損害額) 、損失期待値の低減、Business Continuity Management (BCP/BCM) への挿入
    • 質疑応答・名刺交換

講師

大手医薬品製造業
製薬工場
品質保証統括 担当者

原薬・製剤工場にてFDA、PMDA、都道府県、大手外資系製薬企業など20年にわたり数多くの査察やAuditに対応してきました。また、国内外査察対応のknow-howの標準化とICH Q Trio準拠の品質システム再構築、ロジカルシンキングを取り入れた新しいGMPトレーニング (教育訓練) などに取り組んでいます。

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/12 クオリティカルチャーの醸成にむけた活動事例と作業者のマインドセット・定着化・教育訓練への方策 オンライン
2025/12/12 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 オンライン
2025/12/12 体外診断用医薬品開発のための製品ストーリー作成と事業戦略策定 オンライン
2025/12/12 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2025/12/12 欧州・米国・アジア各国の知っておくべき薬価制度と最新動向 オンライン
2025/12/12 GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント オンライン
2025/12/12 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 オンライン
2025/12/15 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/15 中小規模組織 (企業) における責任役員 (上級経営陣) へのGMP、GQP教育方法と法令順守体制の整備 オンライン
2025/12/15 医薬品開発における安定性試験実施のポイント オンライン
2025/12/15 無菌医薬品 GMP入門 オンライン
2025/12/15 体外診断用医薬品開発のための製品ストーリー作成と事業戦略策定 オンライン
2025/12/15 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/15 原薬製造における洗浄プロセスの設計と洗浄バリデーション オンライン
2025/12/15 非GLP試験における信頼性基準と信頼性確保のポイント オンライン
2025/12/15 ICH Q9 (R1) : 品質リスクマネジメント改正の要点と暗黙知・知識管理の品質保証への落とし込み オンライン
2025/12/15 欧州・米国・アジア各国の知っておくべき薬価制度と最新動向 オンライン
2025/12/15 治験総括報告書及びCTD2.5の効率的な作成法と照会事項の分析 オンライン
2025/12/16 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/12/16 医薬品製造所における逸脱対応とCAPA効率化/終結判断 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座