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固体高分子電解質の特性・材料設計と応用展望

固体高分子電解質の特性・材料設計と応用展望

~イオン伝導メカニズムと評価・高機能化に向けた材料設計~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料を用いた固体電解質 (SPE) の材料特性と実用化に向けた最新研究事例を解説いたします。

開催日

  • 2012年5月10日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 固体電解質に関連する技術者、研究者、開発者
    • 全固体電池
    • リチウムイオン電池
    • キャパシタ など

修得知識

  • 電解質材料の基礎
  • 固体高分子電解質の基礎
  • 固体電解質の測定・評価
  • 固体電解質の応用
  • 固体電解質の最新研究

プログラム

 固体高分子電解質 (SPE) は、ポリエーテルなどの極性高分子と塩 (イオン源) から成る新しい電解質材料である。
 現状のLiイオン二次電池用電解質材料は、有機溶媒やゲル状物質が主流である。
 SPEは、液体などの漏洩が無く、かつ高分子特有の柔軟性を活かすことができる。
 このような特徴は、デバイスの軽量・薄膜化にもつながるため、将来的にはフレキシブルで軽く安全なポリマー型電池が実現する可能性がある。
 本講演では、SPEの基本的性質や材料特性を分かりやすく解説し、実用化に向けた問題点や今後の課題について述べる。
 また、最近の研究成果についても紹介する。

  1. 第1章:基礎編
    1. 電解質材料とは
    2. 電解質材料の分類 (液体電解質と固体電解質)
    3. 固体高分子電解質の本質的な特徴
    4. 固体高分子電解質のはじまりと歴史
    5. 固体高分子中における塩解離とイオン生成
    6. 固体高分子中のイオン移動メカニズム
  2. 第2章:材料編
    1. 固体高分子電解質の基本構造
    2. 固体高分子電解質の種類 (バイイオン型・シングルイオン型)
    3. 固体高分子電解質の基本物性
    4. 固体高分子電解質の相図
    5. 錯体結晶化と高次構造の形成
  3. 第3章:測定・評価編
    1. イオン伝導度
      1. 測定法 (交流法と複素インピーダンス測定)
      2. 測定用セルの構造
      3. 測定システムの基本構成
      4. データ解析と結果の解釈
    2. イオン輸率
      1. 測定法の種類
      2. 測定システムの基本構成
      3. データ解析と結果の解釈
    3. その他の測定・評価
  4. 第4章:応用編
    1. リチウムイオン二次電池
    2. 次世代蓄電池
    3. その他のエネルギー貯蔵・変換デバイス
  5. 第5章:最新研究編 (演者による研究を中心に)
    1. 現状のまとめと課題
    2. 最近の研究動向
    3. 富永研究室の研究紹介
      1. 二酸化炭素の応用 (1) 溶媒利用によるイオン伝導度の改善
      2. 二酸化炭素の応用 (2) 原料利用による新規高分子の合成
      3. 高分子/無機フィラー複合体の可能性
      4. メソポーラス化合物を充填した燃料電池膜用高分子複合体
      5. 固体高分子電解質を利用した帯電防止ポリマーアロイの開発
      6. その他
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 富永 洋一
    東京農工大学 大学院 工学研究院 応用化学部門
    教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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