技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品GMP工場における適格性評価をふまえた保守点検の基本的な手法と留意点

医薬品GMP工場における適格性評価をふまえた保守点検の基本的な手法と留意点

~ブリスター包装設備事例を含む~
大阪府 開催 会場 開催

要求仕様書、バリデーションマスタープラン、設計適格性評価をはじめ、IQ/OQ/PQ/校正を事例でポイントを解説!

概要

本セミナーでは、医薬品構造設備のレギュレーションで要求されている事項、設備適格性評価への取り組み、保守・点検の実施について、GMP適格性調査と結びつけて詳解いたします。

開催日

  • 2012年4月11日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 設備構築・維持管理に携わっている方、これから携わる方
  • 処方開発、製法検討など製造の前段階の担当者
  • 設備構築の手法について関心のある方
  • 製造販売業・製造業にてGMP監査 (構造設備) に関与しているQA担当者
  • 設備管理の基礎から応用に至るまで一貫した、体系的・基礎的な管理について学びたい方

修得知識

  • レギュレーションで要求される医薬品構造設備の要件
  • 医薬品構造設備、工場の構築・保守点検の留意点・ポイント
  • 設備適格性評価 (設備バリデーション) の具体的な手順・内容
  • 設備適格性評価 (設備バリデーション) の事例

プログラム

 製品品質を確保するためには、GMP工場については、設備の日常の手入れだけでなく体系的な設備の保守点検が必要である。
 当局や製造販売業によるGMP監査や行政の査察にて細かくチェックされる。
 医薬品工場設備管理における保守点検に必要な要件及びブリスター包装設備における保守点検の基本的な手法と留意点及び事例を中心に解説します。

  1. 当局の査察で指摘された医薬品工場の保守点検に関する不備事例
    ―山口県適合性調査について指摘された具体事例と留意点を中心に解説します。
    1. 構造設備 (保守点検、整備) に関する指摘
    2. 工程装置・機器 (保守点検、整備、校正、防虫) に関する指摘
    3. 試験装置・機器 (保守点検、整備) に関する指摘
  2. レギュレーション対応のGMPの保守点検
    1. GMP省令
    2. 原薬GMPガイドライン
    3. バリデーション基準
      ―で要求されていることを解説します。
  3. 医薬品構造設備 (工場) 保守点検設備の保守点検で留意すべき技術的要件
    1. 汚染要因とその分析
    2. 区域の清浄度
    3. 防虫・防鼠対策
    4. 動線で考慮すべきこと
    5. ゾーニングで考慮すること
    6. 清浄度基準
    7. 清浄度区域の差圧
    8. 製薬用水
    9. 計測機器の校正
  4. 設備の保守点検の留意事項のポイント
    1. バリデーション基準における保守点検の位置付け
    2. 保守点検と設備適格性評価 (DQ/IQ/OQ/PQ) との関係 (包装設備;PTP充填包装工程)
  5. 体系的な保守点検の仕組み (生産保全活動システム)
    1. 生産保全活動システムの留意点
    2. 生産保全活動システム体系の全体像
    3. 生産保全活動システム体系の確立 (強化) に必要な要件
    4. 生産保全体制強化に関連した機能分析図等の充実
    5. 生産保全基本基準書作成の留意点 (チェックリストを含む)
  6. ブリスター設備の機能分析を踏まえた設備適格性評価と保守点検の考え方 (事例)
    1. ブリスター設備の適格性評価の基本的な考え方
    2. 重要な機能の確保に直接係わる装置と機能
    3. 「ブリスター設備の適格性評価」 の事例
    4. 品質リスクを踏まえた直接影響を及ぼす機能が加工対象に付与する要因
    5. ブリスター包装機の全体の特性要因及び適格性評価
    6. ブリスター設備:機能分析事例 (機能と機構の関係図)
    7. 機能分析事例
    8. 設備適格性評価事例 (成形性及びシール性)
    9. 計測器重要度区分設定の事例
    10. 保守点検のチェックの事例
    11. GMP自己点検 (内部監査) の留意点
    12. 校正 (キャリブレーション)
  7. ブリスター設備の設備適格性評価を踏まえた保守点検事例
    1. ブリスター設備の保守・点検チェックリスト事例
    2. 計器重要度区分設定票
  8. GMPハードに対する自己点検 (内部監査) の留意点
    1. 事例1で学ぶ自己点検 (チェック項目) の留意事項
      • 建物の壁、天井、床、扉、照明、環境、粉塵管理、配置、防虫・防ソ
    2. 事例1で学ぶ自己点検 (チェック項目) の留意事項
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

ドーンセンター

4階 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/22 GMP監査・無通告査察実施時におけるポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2024/11/22 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/22 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策