技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Q9品質リスクマネジメントシステム・Q10医薬品品質システム 導入と運用事例 超入門講座

現場に落とし込むための

Q9品質リスクマネジメントシステム・Q10医薬品品質システム 導入と運用事例 超入門講座

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年2月28日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の品質管理者、担当者

修得知識

  • 品質リスクマネジメントシステムの基礎
  • ICH Q9・ICH Q10の概要・基礎
  • ICH Q9が要求する品質リスクマネジメントの解釈の仕方・運用事例
  • ICH Q10が要求する医薬品品質システムの解釈の仕方・運用事例

プログラム

 医薬品の品質確保への取り組み方が、「現場にて工程で品質を造りこむ」といった従来の品質保証の概念から、「工場や会社全体で製造に係る組織全体をマネジメントする」といった新しいパラダイムとしてICH-Q9、Q10にて導入され、最近では、その取組みの重要性が認識され緩慢ではあるが定着しつつある。
 Q9が要求する品質リスクマネジメントの解釈の仕方及び運用事例及びQ10が要求する医薬品品質システムの解釈の仕方及び運用事例を平易に解説します。

  1. 新しいパラダイムの動向
    1. ICH (日米EU医薬品規制調和国際会議) の活動状況 (新しい規制パラダイム)
    2. 新しいパラダイムにおけるQ8及びQ10とQ9の相互作用
    3. 国内における規制当局から発出されたガイドライン及びQ&A
  2. 医薬品企業を取巻く内外のリスク環境とその取り組みの方向性
  3. 品質リスクマネジメントシステムの概説
    1. 品質リスクマネジメントシステム (ICH-Q9) の背景
    2. リスクに基づくアプローチ
      • リスク「算定」のパラメータ
      • リスクと不確実性
      • 不確実性と品質リスクマネジメント
    3. 品質リスクマネジメントシステムの体系
    4. 品質リスクマネジメントガイドライン (概要)
    5. リスクアセスメント
    6. リスクコントロール及び受容可否のデシジョンツリー
    7. 工場管理における品質マネジメントの適用
    8. リスクマネジメント分析事例 (注射剤異物混入危害リスト)
    9. 品質リスクマネジメントシステムの適用事例1 (東薬工の事例紹介)
      • リスクアセスメント評価シート
      • 重大性 (欠陥の結果) の基準
      • 発生確率の基準
      • 検出性 (欠陥を発見する能力)
      • 欠陥モード影響解析 (FMEA)
      • 事例
    10. 食品安全HACCPに学ぶリスクマネジメント分析事例2
      • 食品安全ハザード
      • 食品安全ハザード分析手法と事例
      • 医薬品への展開事例 (異物混入)
  4. 品質マネジメントガイドライン (ICH-Q10) の背景
    1. 品質マネジメントシステムの必要性
    2. 品質マネジメントシステムの目的
    3. 医薬品品質システムモデルの図解 (解説)
    4. グローバル化に対応した医薬品の品質保証の方向性
      (医薬品GMPを包括した品質マネジメントシステムの実現)
    5. ISOと融合した効果的なGMPの運用 (モデル)
  5. 品質マネジメントシステムの概説
    1. 医薬品品質システム
    2. 経営陣の責任
    3. 製造プロセスの稼働性能及び製品品質の継続的改善
      1. ライフサイクルの各段階の目標
      2. 医薬品品質システムの要素
        • 製造プロセスの稼働性能及び製品品質のモニタリング
        • 是正・予防措置 (CAPA)
        • 変更マネジメントシステム
  6. 医薬品品質システムの継続的改善
    1. 医薬品品質システムのマネジメントレビュー
    2. 医薬品品質システムに影響を与える内的及び外的要因のモニタリング
    3. マネジメントレビュー及びモニタリングの成果
  7. 品質マネジメントシステム運用のポイント
    1. 品質マネジメントシステム展開
    2. 品質マニュアル
    3. 品質方針展開
    4. 品質マネジメントシステムの組織
    5. マネジメントレビュー
    6. 知識管理
    7. 製造プロセスの稼働性能及び製品品質のモニタリング
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/3/31 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針