技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

FDA・EUにおける新規安全性規制・比較と副作用報告の実際

FDA・EUにおける新規安全性規制・比較と副作用報告の実際

~日本との記載方法、評価慣習の違い~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、新薬開発・承認における副作用報告、記載・評価など国内とFDA・EUなど海外の相違点について詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月27日(金) 10時30分 16時35分

受講対象者

  • 医薬品開発・安全性の担当者
  • 医薬品申請の担当者
  • 医薬品開発の技術者、研究者、品質担当者

修得知識

  • 海外副作用情報の記載
  • 副作用の因果関係評価
  • 副作用の予測性評価
  • 安全性規制の基礎

プログラム

第1部 FDA・EUにおける副作用報告の実際~記載や評価などの日本との違い (10:30~13:00)

 日本の製薬企業が海外進出を始めて長い年月が経過している。また、外資系製薬企業も日本でのビジネスを着実に伸ばしている。しかし、未だに規制要件の違いや記載方法、評価慣習の違いから有害事象、副作用情報の取り扱いには困惑することが多い。
 一方、国内ではいわゆる「drug lag」の課題は未だ十分に解決されているとは言えない。そういった状況の中にあって早期新薬開発への突破口として期待されているのが国際共同治験への参加である。
 この時期に副作用報告の記載や評価方法について、3極における違いを理解しておくことは意義あることと思われる。

  1. 副作用情報の要件
    1. 重篤性
    2. 予測性
    3. 因果関係
    4. 有害事象の読替え
  2. 海外副作用情報の記載
    1. 表記の留意点
    2. 海外症例記録の実際
  3. 副作用の因果関係評価
    1. 関連性被疑要素
    2. 代謝機序要素
  4. 副作用の予測性評価
    1. 専門用語の定義
    2. 副作用の予測性評価に関する判断基準
  • 質疑応答・名刺交換

第2部 FDA、EUにおける開発と承認に向けての新規安全性規制とその対応 (13:50~16:35)

  1. 開発における安全性規制 (FDA)
    1. FDA IND Final rule (effective 2011/04)
    2. Electronic Submission Requirement (issued 2009/08)
    3. RiskMAPとREMS
  2. EUの安全性規制改革
    1. Eudravigilanceへの症例報告方法の変更 (effective 2011/02)
    2. EMAの安全性規制改革 (effective 2012/07)
    3. EUでの開発と安全性規制 – FDAとの違いを中心に –
  3. DSURの概要とその対応
    1. 現在のICH E2Fの状況
    2. 各期性当局のDSURに対するスタンス
    3. DSURの作成 開始時期と作成部署
    4. DSUR作成における注意点
  4. 市販後安全性報告の相違 (FDA vs. EU)
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 第1部 講師
    外資系大手製薬企業 臨床開発担当者
    • 専門・経験
      医師として国内国外で臨床医学、基礎医学に従事したのち、外資系製薬企業において
      臨床研究開発に従事
  • 第2部 講師
    岩岡 貞樹 氏
  • 岩岡 貞樹
    ロックヒルコンサルティング
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/26 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した「薬品管理」の進め方 オンライン
2024/4/26 製造員、試験検査員、品質保証員のGMP教育訓練と実効性評価 オンライン
2024/4/26 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2024/4/26 GMP監査と当局査察・無通告査察対応セミナー オンライン
2024/4/26 改正GMPに対応した製品品質照査とCAPAの具体的進め方 オンライン
2024/4/26 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/4/26 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/4/30 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/30 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/5/1 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/5/1 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 化学プロセスのコスト削減 オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬