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IP電話技術総覧

IP電話技術総覧

目次

第1章 IP電話の概要

  • 1. IP電話の基本
    • 1.1 IP電話の意味
    • 1.2 音声パケット通信の基本
    • 1.3 IP電話の実現形態
    • 1.4 IP電話の呼制御
  • 2. IP電話の特徴
    • 2.1 IP電話の経済性
    • 2.2 IP電話の伝送コスト
    • 2.3 通信サービスのコスト
    • 2.4 IP電話のサービス品質
    • 2.5 IP電話サービスの多様性
  • 3. IPネットワークの基礎
    • 3.1 パケット通信のアーキテクチャ
    • 3.2 OSI参照モデル
    • 3.3 IPネットワークのアーキテクチャ
    • 3.4 IPネットワークの基本動作
    • 3.5 IPネットワークの長所と短所
    • 3.6 データリンク層のプロトコル
    • 3.7 TCPとUDP
    • 3.8 IPパケットの構成

第2章 従来の電話網

  • 1. 固定電話網の構成と特徴
    • 1.1 電話網の呼び方
    • 1.2 公衆電話網の構成
    • 1.3 アクセスリンクの距離制限
    • 1.4 通話網と信号網
  • 2. 固定電話網のディジタル化
    • 2.1 固定電話網ディジタル化の推移
    • 2.2 電話網のディジタル化の効果
      • 2.2.1 通話品質の改善
      • 2.2.2 経済化
      • 2.2.3 サービス品目の多様化とサービス品質の改善
  • 3. 公衆電話網の呼制御
    • 3.1 呼制御の基本
    • 3.2 共通線信号による呼制御
    • 3.3 SS7のプロトコルとメッセージ形式
    • 3.4 加入者線信号
  • 4. 公衆電話網の番号計画
    • 4.1 番号計画の基本
    • 4.2 NTTの局番号計画
    • 4.3 プレフィックスとサービス番号
    • 4.4 総務省のIP電話番号計画
    • 4.5 インテリジェントネットワーク

第3章 IP電話のアーキテクチャ

  • 1. IP電話のプロトコルスタック
    • 1.1 IP電話のアーキテクチャ
    • 1.2 典型的なプロトコルスタック
  • 2. RTPとRTCPの概要
    • 2.1 RTPによる実時間通信
    • 2.2 RTPとRTCPのポート番号
  • 3. RTP
    • 3.1 RTPパケットの形式
    • 3.2 RTPヘッダーの内容
    • 3.3 RTPのペイロードタイプ
  • 4. RTCP
    • 4.1 RTCPの機能
    • 4.2 RTCPパケットの種類
    • 4.3 RTCPパケットの形式

第4章 H.323

  • 1. IH.323の概要
    • 1.1 H.323の目的
    • 1.2 H.323に基づくシステム
    • 1.3 H.323端末
    • 1.4 ゲートキーパー
    • 1.5 ゲートウェイ
    • 1.6 多地点制御ユニット
    • 1.7 H.323に基づくIP電話システム
  • 2. H.323のプロトコルと呼制御動作
    • 2.1 H.323で使うプロトコル
    • 2.2 呼制御動作
    • 2.3 呼設定動作
    • 2.4 ダイレクトコールとルーテッドコール
  • 3. H.225.0
    • 3.1 RASの動作例:エンドポイントの登録
    • 3.2 RASの動作例:エンドポイントの許可
    • 3.3 H.225.0 RASメッセージ
    • 3.4 H.225.0呼制御メッセージ
    • 3.5 H.225.0メッセージの表現
  • 4. H.245
    • 4.1 H.245の機能
    • 4.2 通信条件の交渉と設定
    • 4.3 論理チャネルの設定と解放
  • 5. H.450の付加サービス

第5章 SIP

  • 1. SIPの概要
    • 1.1 SIPの基本
    • 1.2 SIPの特徴
      • 1.2.1 SIPのプロトコル表現
      • 1.2.2 SIPのアドレス
  • 2. SIPの呼制御動作
    • 2.1 SIPによる通信の動作モード
    • 2.2 SIPのクライアント・サーバーモデル
    • 2.3 SIPの動作に必要な各種のサーバー
  • 3. SIPのメッセージ
    • 3.1 メッセージの種類と形式
    • 3.2 要求メッセージ
    • 3.3 応答メッセージ
    • 3.4 ヘッダー
  • 4. SIPの動作例
    • 4.1 ピアツーピアモデルの動作
    • 4.2 プロキシサーバーモデルの動作
    • 4.3 リダイレクトサーバーモデルの動作
    • 4.4 SIPのメッセージ例
  • 5. 中継型IP電話におけるSIPの適用
  • 6. SDP (セション記述プロトコル)
    • 6.1 SDPの概要
    • 6.2 SDPの項目タイプと意味
    • 6.3 SDPの記述

第6章 Imegaco/H.248とBICC

  • 1. Megaco/H.248の概要
    • 1.1 Megaco/H.248の開発経緯
    • 1.2 Megaco/H.248のモデル
    • 1.3 電話網とIPネットワークの接続
  • 2. Megaco/H.248のプロトコル
    • 2.1 メディアゲートウェイ (MG) のモデル
    • 2.2 ターミネーション
    • 2.3 コマンド
    • 2.4 デスクリプタ
    • 2.5 プロトコルの例
  • 3. SGとSIG
    • 3.1 SIGの概要
    • 3.2 SIGのアーキテクチャ
  • 4. BICCの概要
  • 5. 呼制御の性能

第7章 IP電話の通信回線

  • 1. 光ファイバー回線
    • 1.1 IP電話の実用化における光ファイバー回線の効果
    • 1.2 SDHとディジタルハイアラーキ
    • 1.3 SDH回線の利用方法
  • 2. フレームリレーとセルリレー
    • 2.1 IPネットワークにおけるフレームリレーとセルリレーの利用
    • 2.2 PVCネットワーク
    • 2.3 ATMセルの非同期転送
    • 2.4 ATMアダプテーション
  • 3. LAN
    • 3.1 IPネットワークの下位ネットワークとしてのLAN
    • 3.2 LANの基本的動作
    • 3.3 IPアドレスとMACアドレスの関係
    • 3.4 広域イーサネット
    • 3.5 リング型MAN
  • 4. ADSL
    • 4.1 xDSL
    • 4.2 ADSLモデムの使い方
    • 4.3 ADSLモデムの動作
    • 4.4 ADSLの性能
  • 5. FTTH
    • 5.1 FTTHの構成
    • 5.2 FTTHの伝送技術
    • 5.3 FTTHのUNI:メディアコンバータ
  • 6. 無線アクセス回線
    • 6.1 携帯電話ネットワークの構成
    • 6.2 携帯電話システムの進化
    • 6.3 モバイルデータ通信技術
    • 6.4 固定無線アクセス

第8章 IP電話の通話品質

  • 1. 音声品質評価
    • 1.1 固定電話の音声品質
    • 1.2 主観的評価方法
    • 1.3 客観的評価方法
  • 2. 音声品質の劣化要因
    • 2.1 音声信号の大きさに基づく音声品質劣化
    • 2.2 伝送遅延時間による音声品質劣化
    • 2.3 エコーの影響と対策
    • 2.4 滑らかな会話の阻害
    • 2.5 IP電話固有の音声品質劣化
    • 2.6 EモデルとR値
  • 3. 音声品質の改善方法
    • 3.1 ディジタルワンリンク接続
    • 3.2 伝送遅延とパケット損失の関係
    • 3.3 IP電話の遅延時間配分
    • 3.4 パケット中継ノードで発生する遅延時間
    • 3.5 待ち行列
    • 3.6 リンクの高速化の効果
  • 4. 音声信号の符号化技術
    • 4.1 ディジタル符号化技術の概要
    • 4.2 主な電話用音声信号符号化技術
    • 4.3 PCMの原理
    • 4.4 ADPCMの原理
    • 4.5 高品質オーディオ符号化技術
  • 5. 画像信号の符号化技術
    • 5.1 IP電話と画像通信の関係
    • 5.2 ファクシミリの符号化技術
    • 5.3 JPEG技術
    • 5.4 テレビ電話用動画符号化技術
    • 5.5 MPEG技術

第9章 IP電話サービスと機器

  • 1. 中継型IP電話サービス
    • 1.1 中継型IP電話サービスの現状
    • 1.2 中継型IP電話サービスの利用方法
    • 1.3 企業内情報通信ネットワークのIP統合
    • 1.4 IP-VPN
  • 2. 端末型IP電話サービス
    • 2.1 端末型IP電話サービスの現状
    • 2.2 端末型IP電話のアクセスリンク
    • 2.3 IP電話網と固定電話網の相互接続
  • 3. IPセントレックス
    • 3.1 セントレックスサービスの概要
    • 3.2 従来のセントレックスサービス
    • 3.3 IPセントレックス
  • 4. IP電話端末
    • 4.1 IP電話用アダプタ
    • 4.2 IP電話機
  • 5. VoIPゲートウェイとサーバー
    • 5.1 ゲートウェイやサーバーの構造
    • 5.2 ゲートウェイやサーバーの仕様
    • 5.3 機器の相互運用性

第10章 IP電話の発展動向と可能性

  • 1. ブロードバンドネットワークの効果
    • 1.1 ブロードバンドサービスに必要な伝送速度
    • 1.2 高速ネットワークの利用拡大
  • 2. マルチメディア対応への発展
    • 2.1 通信と放送の融合
    • 2.2 インターネットによる情報配信
    • 2.3 ウェブキャスティング
  • 3. 情報コンテンツ配信
    • 3.1 コンテンツ配信ネットワークの構成
    • 3.2 CDNサーバーとキャッシュサーバーの違い
    • 3.3 情報流通の法制面の問題
  • 4. 新たな挑戦課題
    • 4.1 既存電話網の全面的なIPネットワークへの移行の可能性
    • 4.2 既存の電話サービスで満足しているユーザーの扱い
    • 4.3 低料金回線交換方式電話との競合
    • 4.5 アクセスネットワークの全面的IP化の可能性
    • 4.6 IPアドレスの問題

参考文献

略語一覧

執筆者

情報通信コンサルタント
元 (株)日立テレコムテクノロジー 常務取締役
元 テレコム機器(株) 社長
都丸 敬介

略歴

  • 1955年 群馬大学工学部電気科卒業。日本電信電話公社に入社。
    電気通信研究所にて、電話交換システム、大型コンピュータシステム、コンピュータネットワークなどを研究。
  • 1978年 (株) 日立製作所に入社。
    ネットワークシステムの開発と事業推進に従事。
  • 1991年以降 (株)日立テレコムテクノロジー 常務取締役、テレコム機器(株) 社長を歴任。
  • 現在、情報通信コンサルタントとして活躍中。

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お問い合わせ

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体裁・ページ数

B5判 230ページ

発行年月

2003年9月

販売元

tech-seminar.jp

価格

59,800円 (税別) / 65,780円 (税込)

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