技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理

3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理

3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理の画像

概要

本書は、不純物に対する3極医薬品ガイドラインの解説から現場の分析法・規格・管理・信頼性保証まで網羅的にまとめた一冊です。

ご案内

 不純物に対する3極医薬品ガイドラインの解説 (ICHを含む) から現場での具体的な分析法を含め、規格や管理、信頼性保証まですべての項目を解説した充実の1冊です。
 先発医薬品のケースはもちろんのこと、後発医薬品のケースで必要となる不純物の取扱も確実に把握できる「不純物に関する決定本」となっております。
 みなさまの研究・開発はもちろん製品化にもお役にたてる1冊です。

目次

巻頭 医薬品ガイドラインにおける不純物についての留意点

第1章 新医薬品原薬及び製剤の不純物に関する閾値に基づく管理と規格及び試験方法の設定

  • 1. 新有効成分含有医薬品のうち原薬及び製剤の不純物に関する閾値に基づく管理
    • 1.1 新有効成分含有医薬品のうち原薬の不純物の閾値に基づく管理
    • 1.2 新有効成分含有医薬品のうち製剤の不純物の閾値に基づく管理
  • 2. 不純物に関する規格及び試験方法の設定
  • 3. 不純物プロファイルに基づく品質管理と同等性評価
  • おわりに (これからの品質保証のあり方)

第2章 不純物管理と理化学的試験 – 不純物試験結果の評価,信頼性確保 –

  • 1. 規格試験と理化学試験機器
  • 2. 工程管理と分析技術
    • 2.1 クロマトグラフィーによる試験
    • 2.2 分光分析による試験
  • 3. 分析技術とデータの信頼性確保

第3章 分析法バリデーションでの純度試験における不純物の定量試験と限度試験の留意点

  • 1. 真度
  • 2. 精度
  • 3. 特異性
  • 4. 検出限界
  • 5. 定量限界
  • 6. 直線性と範囲
  • 7. 結果の評価

第4章 3極申請対応をふまえた承認申請/CTDの不純物に関する記載の留意点

  • 1. ICH Q3ガイドライン
    • 1.1 新有効成分含有医薬品のうち原薬の不純物に関するガイドライン
    • 1.2 新有効成分含有医薬品のうち製剤の不純物に関するガイドライン
    • 1.3 医薬品の残留溶媒ガイドライン
  • 2. 承認申請時のCTD中の不純物に関する記載
    • 2.1 原薬
      • 2.1.1 不純物 (CTD S.3.2項)
      • 2.1.2 規格及び試験方法 (CTD S.4.1項)
      • 2.1.3 試験方法 (分析方法) (CTD S.4.2項)
      • 2.1.4 試験方法 (分析方法) のバリデーション (CTD S.4.3項)
      • 2.1.5 ロット分析 (CTD S.4.4項)
      • 2.1.6 規格及び試験方法の妥当性 (CTD S.4.5項)
    • 2.2 製剤
      • 2.2.1 規格及び試験方法 (CTD P.5.1項)
      • 2.2.2 試験方法 (分析方法) (CTD P.5.2項)
      • 2.2.3 試験方法 (分析方法) のバリデーション (CTD P.5.3項)
      • 2.2.4 ロット分析 (CTD P.5.4項)
      • 2.2.5 不純物の特性 (CTD P.5.5項)
      • 2.2.6 規格及び試験方法の妥当性 (CTD P.5.6項)

第5章 GMP適合性調査における不純物の取り扱いと留意点

  • 1. 原薬に関するGMPガイドラインについて
    • 1.1 原薬GMPのガイドライン (医薬発第1200 号 厚生労働省医薬局長 平成13年11月2日)
    • 1.2 新有効成分含有医薬品のうち原薬の不純物に関するガイドライン
      (医薬審発第1216001 号 厚生労働省医薬局審査管理課長 平成14 年12 月16日)
  • 2. PMDAのGMP適合性調査
    • 2.1 実地調査の流れ
    • 2.2 実地調査の実績
    • 2.3 実地調査日程の流れ
  • 3. PMDAの実地調査時の着眼
  • 4. PMDAの指摘事項について
    • 4.1 指摘事項,指導事項及びその概要
  • 5. 原薬GMPのガイドラインに関するQ&Aについて
  • 6. 不純物の取り扱い方と留意点

第6章 変更管理における不純物プロファイルによる品質管理・同等性評価

  • 1. 不純物
  • 2. ICHガイドライン
  • 3. 不純物プロファイル
第1節 製造工程や製造設備などの変更における同等性評価の基準と手順
  • 1.1 製造管理
  • 1.2 製造工程や製造設備の変更前後での変化
  • 1.3 分析法
  • 1.4 原薬中の不純物
  • 1.5 不純物プロファイルの同等性
  • 1.6 開発段階の不純物プロファイルの同等性判断基準
  • 1.7 市販後の不純物プロファイルの同等性判断基準
  • 1.8 不純物プロファイルの文書化
第2節 分析法変更における同等性評価の基準と手順
  • 2.1 分析法の変更
  • 2.2 試験法変更後のバリデーション
  • 2.3 改訂された試験法の同等性確
  • 2.4 新試験法の適応

第7章 後発医薬品・日本薬局方品における不純物の規定と留意点

第1節 後発医薬品における不純物の規定と留意点
  • 1. 後発医薬品の原薬の不純物の規定
  • 2. 後発医薬品の製剤の不純物の規定
  • 3. 後発医薬品の不純物に関する規格及び試験方法の設定
  • 4. 不純物プロファイルに基づく品質管理と同等性評価
    • 4.1 原薬GMPガイドラインにおける不純物プロファイルに基づく品質管理で求めているもの
    • 4.2 不純物プロファイルに基づく品質管理の考え方
    • 4.3 不純物プロファイル確立のための基本的要件
    • 4.4 不純物プロファイルの同等性の考え方
      • 4.4.1 新規不純物に関する同等性の考え方
      • 4.4.2 それ以外の不純物に関する同等性の考え方
    • 4.5 不純物プロファイルの同等性評価基準案
      • 4.5.1 デシジョンツリー#1 について
      • 4.5.2 デシジョンツリー#2 について
  • 5. 後発医薬品の不純物に関する製造販売承認申請と品質管理
    • 5.1 後発医薬品の製造販売承認申請
    • 5.2 後発医薬品製造販売業者のGQP
    • 5.3 後発医薬品製造業者のGMP
第2節 日本薬局方品における不純物の規定と留意点
  • 1. 日本薬局方医薬品各条の原案作成
    • 1.1 規格及び試験方法作成に関する基本的事項
      • 1.1.1 試験項目の設定
      • 1.1.2 規格値の設定
      • 1.1.3 試験方法の設定
    • 1.2 規格及び試験方法作成に関する一般的事項
      • 1.2.1 用語及び用字
      • 1.2.2 規格値及び実測値
  • 2. 日本薬局方医薬品各条の純度試験の設定
    • 2.1 純度試験の設定
    • 2.2 純度試験項目の記載の順序
    • 2.3 溶状の規定
    • 2.4 重金属,ヒ素など無機化合物の規定
    • 2.5 類縁物質の規定
      • 2.5.1 類縁物質の試験方法の設定
      • 2.5.2 類縁物質の限度値設定の考え方
      • 2.5.3 類縁物質の規格及び試験方法設定の留意事項
    • 2.6 残留溶媒の規定

第8章 欧米ガイドラインにおける遺伝毒性不純物の評価と基準

  • はじめに
  • 1. EMEA ガイドライン
    • 1.1 ガイドラインの適用範囲
    • 1.2 毒性学的背景
    • 1.3 遺伝毒性不純物に対する推奨される評価法と基準
      • 1.3.1 遺伝毒性の閾値に関するメカニズムについて十分な根拠がある遺伝毒性不純物
      • 1.3.2 遺伝毒性の閾値に関するメカニズムについて十分な根拠がない遺伝毒性不純物
      • 1.3.3 毒性学的懸念の閾値の適用
    • 1.4 EMEA ガイドラインに対するQ&A
  • 2. FDA ドラフトガイダンス
    • 2.1 適用範囲
    • 2.2 FDA ドラフトガイダンスにおける遺伝毒性不純物に対する推奨される評価法と基準
      • 2.2.1 遺伝毒性の可能性のある不純物に対する推奨される初期の評価アプローチ
      • 2.2.2 遺伝毒性および発がん性不純物に関する推奨される評価アプローチ

執筆者

  • 阿曽 幸男 : 国立医薬品食品衛生研究所
  • 小田 容三 : 二プロファーマ(株)
  • 坂本 知昭 : 国立医薬品食品衛生研究所
  • 濱地 洋三 : テバファーマスーティカル(株)
  • 日比 加寿重 : アストラゼネカ(株)
  • 宮木 晃 : 上武大学 [元 医薬品医療機器総合機構]
  • 数崎 正人 : 大日本住友製薬(株)

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判上製本 119ページ

ISBNコード

ISBN978-4-86428-019-8

発行年月

2011年6月

販売元

tech-seminar.jp

価格

52,250円 (税別) / 57,475円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/2/13 GMP文書・当局査察・監査時の英語表現と効果的な説明のポイント オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/13 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/17 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/2/17 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/17 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 東京都 会場・オンライン
2025/2/18 医薬品マーケティング・市場予測 オンライン
2025/2/18 CTD形式でのマスターファイル (MF) 関連の資料作成・試験データの纏め方と変更登録申請の留意点 オンライン
2025/2/18 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/18 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/19 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/19 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/11/30 eCTD (基礎から応用まで)
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書