技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2

高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2

ご案内

本書は、封じ込め設備を導入するさいの大きな流れに沿った構成としている。このため、「第1部 封じ込めの基本計画」「第2部 封じ込め設備の設計と導入」「第3部 封じ込め設備の運用管理」という具合に3部構成としている。設備導入プロジェクトを想定して、その進捗の段階に応じて検討しなければいけない項目を順次に並べている。

第1部は、毒性学的な事項を含めて、封じ込めの基盤的な情報を扱っている。以下まつわる話題を取り上げている。

  • 高薬理活性医薬品の動向
  • 専用化要件
  • 抗ガン剤のライフサイクル
  • OEL、OEB、健康ベースの曝露限界値
  • コントロールバンディング

第2部は、設備導入に的をしぼって説明している。

  • 封じ込め設備
  • 二次封じ込め
  • 廃棄物、不活化処理
  • 個人保護具、呼吸用保護具の選定
  • 創薬ラボ、品管ラボなどでの封じ込め
  • エンジニアリング上のポイント

第3部では、設備導入したあとの運用管理について述べている。

  • 薬塵測定
  • 洗浄評価
  • 漏出対策
  • 作業員の健康管理

付録には、封じ込めに関する著者の報文を収録している。

目次

第1部 封じ込めの基本計画

第1章 高薬理活性医薬品を巡る動向

(Q1-7までは Part1に収録, Q1-8〜Q1-28を本書に収録)

  • Q1-1: 高薬理活性医薬品が必要とされる背景は何ですか?
  • Q1-2: 抗ガン剤の売上はどのように推移しているのですか?
  • Q1-3: 実際に医薬品製造会社での高薬理活性医薬品の割合はどうなのでしょうか?
  • Q1-4: 一般医薬品と高薬理活性医薬品が同じプラントで製造される場合に、不安はないのですか?
  • Q1-5: 専用化要件についての最近の動きを教えてください
  • Q1-6: 抗ガン剤の患者までの経路と封じ込めはどうなっていますか?
  • Q1-7: 受託企業で、高薬理活性物質を取扱う場合の留意点は何ですか?
  • Q1-8: 抗ガン剤に関する技術開発の状況はどうですか?
  • Q1-9: 国内での医薬品の売り上げに占める抗ガン剤の割合は,2014年以降どうですか?
  • Q1-10: 最近の規制・ガイドラインの流れはどういう具合ですか? 特に,Part1が発刊された2014年以降の流れを知りたいです
  • Q1-11: EU-GMPの最新版について,専用化要件,交叉汚染防止,洗浄評価について教えてください
  • Q1-12: EMAガイドライン最終版の内容について教えてください
  • Q1-13: EMA Q&A最終版について,その概要を教えてください
  • Q1-14: PIC/S-GMP最新版について教えてください
  • Q1-15: 検査官用ガイド「共用設備での交叉汚染防止に関する備忘録」について教えてください
  • Q1-16: Risk-MaPP改訂版について,その概要を教えてください
  • Q1-17: ASTMの洗浄バリデーションガイドラインについて教えてください
  • Q1-18: 従来の専用化要件には曖昧性があったとされますが,どのような内容だったのですか?
  • Q1-19: 従来の専用化要件で使われていた用語は今後どうなりますか?
  • Q1-20: 「細胞毒性のある抗ガン剤」に関して,ほかの医薬品原薬 (例えば,一般原薬) との設備の共用化は可能ですか?
  • Q1-21: 健康ベース曝露限界値が明確にならないと,専用化要否の検討ができないとされていますが,どのような意味合いですか?
  • Q1-22: 従来の専用化でいわれていた「ある種の化合物」は,実際に閾値を求めることができるものですか?
  • Q1-23: 専用化要件の見直しと高活性物質の開発が絡み合っていると聞きましたが,その背景などを教えてください
  • Q1-24: 「毒性学専門家」というのはどういう資格を持つ人ですか?
  • Q1-25: 社内に,そのような毒性学専門家がいないときにはどう対応したらよいですか? 社外コンサルタントでもよいですか?
  • Q1-26: 毒性学専門家として,各国でどのくらいの人数が登録されているのですか?
  • Q1-27: 封じ込め設備の当局による査察に際しては,GMP上の視点に加えて,産業衛生面での指摘を受けることはありますか?
  • Q1-28: 自社は受託企業ですが,毒性データが入手しにくいときがあります。委託元とのハザードコミュニケーションについて,注意する事項はありますか?​
第2章 OELを巡る話題

(Q2-20までは Part1に収録, Q2-21〜Q2-61を本書に収録)

  • Q2-1: 健康ベースでの曝露限界値とは?
  • Q2-2: ADI、TDI、ADE、PDEなど同じような用語がありますが?
  • Q2-3: 曝露限界値の計算式について教えてください
  • Q2-4: 閾値がない物質の場合にはどうしたらよいですか?
  • Q2-5: 健康ベースの曝露限界値の課題は何ですか?
  • Q2-6: 健康ベースでの曝露限界値はどのようなところで使われますか?
  • Q2-7: OELについて詳しく説明してください
  • Q2-8: OELはどのように決めるのでしょうか?
  • Q2-9: 呼吸量の出し方を教えてください。
  • Q2-10: 専門家ではない人間がOELを決めることはできますか?
  • Q2-11: OELだけで、物質の危険有害性を決めてよいのでしょうか?
  • Q2-12: OEBについて説明してください
  • Q2-13: OEBはどういうときに用いられているのでしょうか?
  • Q2-14: ハザード物質の区分けが沢山あるといわれている背景は何ですか?
  • Q2-15: 毒性データが不明な場合にはどうしたらよいのでしょうか?
  • Q2-16: MSDSの見方を教えてください。
  • Q2-17: 固形製剤と原薬工場では、封じ込めに考え方に違うことがあるのですか?
  • Q2-18: 毒物と劇物はどう違うのでしょうか?high toxicとtoxic の区分けはどうしていますか?
  • Q2-19: 高薬理活性物質が溶け込んだ溶液の取扱いについて教えてください
  • Q2-20: TWAという用語があります。その意味について教えて下さい
  • Q2-21: 健康ベース曝露限界値を設定する必要のある化学物質の対象はどの範囲ですか?
  • Q2-22: ハザードレベルの低い既存上市製品についても,健康ベース曝露限界値の設定が必要とされるのですか?
  • Q2-23: 高薬理活性という用語がありますが,「高い」活性の範囲はどこからですか?
  • Q2-24: 高活性という用語と高ハザードという用語がありますが,どちらを使えばよいですか?
  • Q2-25: 健康ベース曝露限界値の算出については,ADEとPDEの2通りがありますが,同じものと考えてよいですか?
  • Q2-26: 「健康ベース」という表現が使われたのはいつ頃からですか?
  • Q2-27: 健康ベース曝露限界値の前提について説明してください
  • Q2-28: 健康ベース曝露限界値の前提は,あまりに保護的で安全側に立っており,現実的ではないと感じることがあります。そのような場合には,どう考えたらよいですか?
  • Q2-29: 健康ベース曝露限界値を設定する際に,NOELかNOAELかという議論があったと聞いていますが,どのように違いがありますか?
  • Q2-30: ICH Q3CではNOELを使っていますが,一方EMAガイドライン自体ではNOAELを採用しています。どうしてですか?
  • Q2-31: Risk-MaPP改訂版での,健康ベース曝露限界値の設定に関する内容を教えてください
  • Q2-32: Risk-MaPPガイドラインでは,ADEはすべての摂取経路であるとのことですが,どう考えたらよいですか?
  • Q2-33: 摂取経路の差をどのような形で反映するのですか?
  • Q2-34: バイオアベイラビリティについて,詳しく教えてください
  • Q2-35: 摂取経路によるBAのデータが各種資料に見当たらない場合のデフォルトを教えてください
  • Q2-36: バイオアベイラビリティの研究経過を教えてください
  • Q2-37: 不確実係数にからむ問題点を教えてください。また,総合的な不確実係数の大きさ (上限) に何か目安はありますか?
  • Q2-38: ADE,OELでの有効数字の考え及び端数処理の方法について教えてください
  • Q2-39: 同じ化合物でも,健康ベース曝露限界値の数値が毒性学専門家によって異なる可能性があるとのことですが,実例はありますか?
  • Q2-40: ADEの値のバラツキはどの程度までなら許容範囲として考えられますか? 毒性学専門家の中には「暗黙の許容範囲」のようなものがありますか?
  • Q2-41: 健康ベース曝露限界値を設定する際に,臨床試験における最小治療用量のデータのみを用いることは認められますか?
  • Q2-42: 最小治療用量の1/1,000と健康ベース曝露限界値を比較したデータはありますか?
  • Q2-43: 中間体の健康ベース曝露限界値はどのような手順で決定できますか?
  • Q2-44: 治験薬の曝露限界値は高くしてもよいのではないかと思いますがどうですか?
  • Q2-45: バイオ医薬品の健康ベース曝露限界値は算定しなくてもよいような印象がありますがどうですか?
  • Q2-46: 洗浄剤については,LD50のデータが開示されているだけで,健康ベース曝露限界値の設定に懸念があります。今後はどうでしょうか?
  • Q2-47: 呼吸量の国際的なデフォルトV=10 m3/day (8 hr) はどこから由来していますか?
  • Q2-48: OELの設定に際して,バイオアベイラビリティを考慮するのがよいと聞きましたが,今まではどうしていましたか? また,過去に設定した値はどう考えればよいですか?
  • Q2-49: 摂取経路のBAを勘案して,OELの見直しを計画しています。いろいろな方法が提案されていますが,利用する場合の優先順位はどう考えたらよいですか?
  • Q2-50: IVのデータからOELを求めることはどうでしょうか?
  • Q2-51: 固形製剤工場では,原末粉はほかの補助剤と混合されます。そのときのOEL (見なしOEL) はどのように算出しますか?
  • Q2-52: CPTとOELとは異なるものですか?
  • Q2-53: OEBの情報だけが入手できている場合に,健康ベース曝露限界値はどのように設定できますか?
  • Q2-54: 健康ベース曝露限界値 (OEL) の歴史的な経過について教えてください
  • Q2-55: リスクアセスメントツールASL (またはワイプリミット) について,その設定と利用方法について教えてください
  • Q2-56: 実際の作業時間が短いので,封じ込め機器のレベルを下げることはできますか? その線引きはどの程度ですか?
  • Q2-57: 1日1時間以下の作業時間である場合,8時間ベースのOELと比較し,8倍のOEL値とするという考えは許容できるのでしょうか?
  • Q2-58: モノグラフにはどのような事項を記載する必要がありますか? また,サインする人の経歴が必要とされるのですか?
  • Q2-59: 化合物のデータ探索を行う場合には,どのような方法がありますか? データベース検索を専門に行っている会社はありますか?
  • Q2-60: 化合物のハザード情報を集める際の留意点について教えてください
  • Q2-61: ADEの数値が小さくハザードレベルの高い化合物の場合には,粉体で扱うと封じ込めしたとしても限界があります。どうすればよいですか?
第3章 コントロールバンディングとリスクベースアプローチ

(Q3-5までは Part1に収録, Q3-6,Q3-7を本書に収録)

  • Q3-1: 封じ込めの定義を教えてください
  • Q3-2: 封じ込めの階層というのを聞いたことがありますが?
  • Q3-3: コントロールバンディングとリスクベースアプローチとは異なるものですか?
  • Q3-4: コントロールバンディングでは五~六つの区分になっているのはどうしてですか?
  • Q3-5: OEB毎のハザード対策要求レベルの相違点について概略を教えてください
  • Q3-6: 封じ込め設備では,品質の確保からの交叉汚染防止,曝露リスクによる健康障害防止,外部拡散リスクによる外部環境汚染防止が重要とされていますが,3番目の視点はどこかに規定していますか?
  • Q3-7: コントロールバンドにおいて,例えばOEB=4という場合,OEL=1~10μg/m3という具合になっています。その際に1はどう扱えばよいのですか? 超える (>1) ですか,または以上 (≧1) ですか? 第2部 封じ込め設備の設計と導入
第4章 一次封じ込めの計画

(Q4-19までは Part1に収録, Q4-20〜Q4-28を本書に収録)

  • Q4-1: 代表的な封じ込め機器について教えてください
  • Q4-2: 一次封じ込め設備構築の手順としてのガイドラインは?
  • Q4-3: 一次封じ込め機器には各種あり、最適な選定に迷います。考える道筋を教えてください
  • Q4-4: アイソレータを導入する場合、設計から運転までの留意点を教えてください
  • Q4-5: アイソレータのリークテストおよびグローブのリークテストをすれば、粒子封じ込め評価は必要ないのでしょうか?
  • Q4-6: アイソレータのグローブリークテストについて教えてください
  • Q4-7: アイソレータの日常点検について実例はありますか?
  • Q4-8: アイソレータ内の清浄度は管理する必要がありますか?
  • Q4-9: ステンレス製のアイソレータとソフトウォール製のアイソレータの使い分けを教えてください
  • Q4-10: 高薬理活性物質を封じ込めされた粉砕機で粉砕した後に、その洗浄を封じ込めた状態のままで行うことは可能でしょうか?
  • Q4-11: スプリットバタフライバルブを導入するときに注意することを教えてください
  • Q4-12: 金属製のスプリットバタフライバルブ以外にも最近新製品が出ていると聞きましたが、内容を教えてください
  • Q4-13: ラミナーフローブースにおいて、薬理活性が高い場合にも使える新しい技術があると聞きましたが?
  • Q4-14: フレキシブルコンテインメントにおける結束方法は、従来の結束方法と異なるのですか?
  • Q4-15: フレキシブルコンテインメントは、どのレベルまで利用できますか?
  • Q4-16: フレキシブルコンテインメントで用いるフィルムは破れないですか?また、帯電性はどうですか?
  • Q4-17: 既存の設備を活用して封じ込めしたいが、どうしたらよいですか?
  • Q4-18: 固形製剤工場における封じ込め機器について教えてください
  • Q4-19: アイソレータのモックアップ試験を予定しています。それに参加する際の留意点は何ですか?
  • Q4-20: 封じ込め機器として,ラミナーフローブースを使いたいです。その場合の使用上の留意点は何ですか?
  • Q4-21: ラミナーフローブースでは立ち位置が重要だとのことですが,立ち位置による曝露量の差について,具体的なデータはありますか?
  • Q4-22: ラミナーフローブースでの作業姿勢による曝露の違いを示すデータはありますか?
  • Q4-23: ラミナーフローブースを使用して一連の秤量作業,機器の洗浄が終了した後,ラミナーフローブースの洗浄はどのように対応すればよいでしょうか?
  • Q4-24: ハザードレベルが高いエリアでの製造記録書 (紙) の取扱いはどう考えたらよいですか?
  • Q4-25: 人手操作が主となる封じ込め機器で,操作の習熟によって,封じ込め性能が改善したという実例はありますか?
  • Q4-26: 設備から活性物質を出さない方策として,スクラバーで落とす形を想定しています。封じ込めエリアでの作業者は,RPEを装着して作業することを考えていますが,この考えは妥当ですか?
  • Q4-27: 同じ設備でハザードレベルの異なるものを取扱う場合に,留意することはありますか?
  • Q4-28: ジェネリック製品なので封じ込めに手間をかけたくないです。封じ込めとしては,どのような対応が最低限必要ですか? アイソレータだけあればよいですか?
第5章 二次封じ込めの計画

(Q5-8までは Part1に収録, Q5-9〜Q5-17を本書に収録)

  • Q5-1: 二次封じ込めの定義と、その対象および留意点を教えてください
  • Q5-2: 薬理活性のレベルが高い場合と低い場合の更衣室の配置と構成について、詳しく教えてください
  • Q5-3: 換気回数のガイドラインはありますか?
  • Q5-4: HEPAフィルタは給気口にも必要ですか?
  • Q5-5: 空調ラインでHEPAフィルタは何個設ければよいのでしょうか?
  • Q5-6: HEPAフィルタについての留意点と、そのメンテナンスについて教えてください
  • Q5-7: 緊急シャワーについてその要否を教えてください
  • Q5-8: ミストシャワーはどのようなものですか?また、薬理活性の低い場合には不要でか?
  • Q5-9: 封じ込めを要する工程室の仕上げについて,GMP要件のほかに留意する点はありますか?
  • Q5-10: 二次封じ込めのデフォルト的な仕様はありますか?
  • Q5-11: 室間の差圧だけで封じ込めできますか?
  • Q5-12: 封じ込めエリア内工程室での引き戸は可能ですか?
  • Q5-13: HEPAフィルタの交換時期はどのように設定されていますか?
  • Q5-14: 空調設備の空気取り入れ口について留意するべき事項はありますか?
  • Q5-15: 封じ込め設備における空調及び局所排気設備からの排気ラインについての留意点を教えてください
  • Q5-16: 封じ込め機器からの排気ラインについて,留意すべき点はどのような点ですか?
  • Q5-17: 既存設備を改造して封じ込め設備とすることを計画しています。一次封じ込めをしっかり行って,二次のレベルを下げたいのですが,そういう考えは可能ですか?
第6章 付帯設備

(Q6-3までは Part1に収録, Q6-4を本書に収録)

  • Q6-1: 廃棄物処理の方法を教えてください
  • Q6-2: 封じ込め機器を洗浄するときに生じる廃液はどう処理したらよいですか?
  • Q6-3: 更衣の洗濯はどう考えらよいですか?
  • Q6-4: プロセス機器の真空排気ラインの対応はどうすればよいですか?
第7章 個人用保護具および呼吸用保護具

(Q7-4までは Part1に収録, Q7-5, Q7-6を本書に収録)

  • Q7-1: 更衣の選定はどう考えたらよいでしょうか?
  • Q7-2: 呼吸用保護具は、どのようなときに必要となりますか?
  • Q7-3: 適切な呼吸用保護具をどのように選択したらよいですか?
  • Q7-4: スペーススーツで、封じ込め機器の代用を図ってもよいですか?
  • Q7-5: RPEを装着する際にフィットネステストを実施しなければいけないですか?
  • Q7-6: 高薬理活性粉体を扱った後に,更衣を脱ぐときに発塵しないような方法はありますか?
第8章 ラボにおける封じ込め

(Q8-10までは Part1に収録, Q8-11〜Q8-18を本書に収録)

  • Q8-1: ラボは微量を扱うのに封じ込めは必要ですか?
  • Q8-2: 高薬理ラボにおける内線電話や書類についての工夫はありますか?
  • Q8-3: 高薬理ラボでの更衣は?
  • Q8-4: ラボで用いる機器は、どのような封じ込め機器に収納されていますか?
  • Q8-5: 創薬ラボにおける更衣室の構成は、製造工程と異なりますか?
  • Q8-6: ヒュームフードの封じ込め性能はどのように測定するのでしょうか?
  • Q8-7: ヒュームフードの気流に与える要因には何がありますか?
  • Q8-8: ラボで薬理活性物質が溶け込んだ液扱いはどうすればよいですか?封じ込めする必要がありますか?
  • Q8-9: 作業時間が短いラボでも、リスクベースでの封じ込め機器の選定が必要ですか?
  • Q8-10: 封じ込め設備内での精密天秤の扱いについて教えてください。
  • Q8-11: ラボで抗生物質 (βラクタム系) を取扱う際の注意点をお聞きしたいです。製造においては専用設備が必要とされますが,ラボにおいてはどの程度要求されるものでしょうか?
  • Q8-12: ラボのフュームフードを扱う際に留意することはありますか?
  • Q8-13: ラボで用いるフュームフードでは,使用後に何らかの清掃が必要と思いますが,どのような方法が取られていますか?
  • Q8-14: 同じ高薬理ラボ (封じ込めラボ) 内で,ハザードレベルが異なる物質を同時に扱う場合には,扱うレベルに応じて更衣の必要はありますか?
  • Q8-15: ラボで出てくる排液は量的に少ないので,焼却処理したいです。このための簡便な方法はありますか? 容器に入れるとしても,密閉性が要求されると思いますが,どうですか?
  • Q8-16: 高薬理活性物質 (粉末,OEB=4と想定) の分析を実施する場合,溶液状態にしたものであれば一般製剤と試験機器を共有してもよいのでしょうか?
  • Q8-17: 高薬理活性物質 (粉末,OEB=4と想定) を扱うラボにおいて,溶液にしない試験の場合 (例:乾燥減量や強熱残分など) は試験エリア自体を一般製剤試験エリアと区別しなければならないでしょうか?
  • Q8-18: ラボにおいてケミカルハザード物質を扱う場合のガイドラインがあれば,教えてください
第9章 封じ込め設備導入時におけるポイント

(Q9-2までは Part1に収録, Q9-3を本書に収録)

  • Q9-1: エンジニアリング上のポイントを端的に教えてください。
  • Q9-2: 封じ込めにおけるエルゴノミックスとは何ですか?
  • Q9-3: 高活性物質を取扱う際に,性別の差によって取扱いの制限を設けることはありますか? 第3部 封じ込め設備の運用管理
第10章 薬塵測定

(Q10-7までは Part1に収録, Q10-8〜Q8-16を本書に収録)

  • Q10-1: 薬塵測定は法律で義務付けられていますか?
  • Q10-2: 薬塵測定の参考となるガイドラインについて、その内容を教えてください
  • Q10-3: 薬塵測定において、どのような物質を用いればよいですか? 実粉ですか?
  • Q10-4: 封じ込め性能目標値について説明してください
  • Q10-5: 測定したデータはどう評価すればよいですか?
  • Q10-6: リアルタイムモニタリングは必要ですか?
  • Q10-7: 測定時および報告書作成時の留意点について教えてください
  • Q10-8: 交叉汚染防止策の一環として,EU-GMP及びPIC/S-GMPでは環境モニタリングが規定されています。これは,薬塵測定を意味していると考えてよいですか?
  • Q10-9: 高薬理ではない一般医薬品のAPIにおいても,交叉汚染防止対策の一つとして曝露モニタリングを実施しなければならないですか?
  • Q10-10: アイソレータのリークテスト及びグローブのリークテストを実施すれば,ISPEガイドラインによる粒子封じ込め評価は必要ないでしょうか?
  • Q10-11: 高薬理活性物質を扱う設備で曝露モニタリングを実施するときのサンプリングポイントは,ISPEからのガイドラインを守っていればよいですか?
  • Q10-12: 懸念のある場所を積極的にサンプリングするとしてもコストが生じます。合理的なサンプリングポイントの決定方法はありますか?
  • Q10-13: 薬塵測定において,ブランク (ベースラインサンプリング) を事前に測定する必要があります。その測定時間は何か決まりがありますか?
  • Q10-14: 薬塵測定時のサロゲートの粒子はどの程度ですか?
  • Q10-15: OEBのみが設定されている場合,OELはOEBの下限値,中間値,上限値のどこに設定するのですか? 下限値にした場合に,封じ込め機器メーカの保証範囲外となってしまうことがあります (例:OEB=5の場合など) 。どう考えればよいですか?
  • Q10-16: 薬塵測定での測定値が封じ込め性能目標CPTよりも大きくなった場合には,どのように対処したらよいですか?
第11章 洗浄

(Q11-14までは Part1に収録, Q11-15〜Q11-35を本書に収録)

  • Q11-1: マルチパーパス設備で高薬理活性物質を使う場合、洗浄が大変では?
  • Q11-2: 封じ込め機器で用いるWIPの意味を教えてください
  • Q11-3: 洗浄残留物の評価基準について、最近の動向を教えてください
  • Q11-4: PIC/Sでの評価基準との関係はどうですか?
  • Q11-5: ISPE Risk-MaPPでの洗浄評価基準について教えてください
  • Q11-6: できるだけ残量が低くなるように洗浄するとして、その目標はどこにおけばよいのですか?
  • Q11-7: 洗浄の運用管理で、統計的な管理が必要されるようになると聞きましたが?
  • Q11-8: 従来の分析機器で、高薬理活性物質の洗浄評価はできますか?
  • Q11-9: 洗浄しやすい設計とは?
  • Q11-10: 洗浄しやすい設備とするための具体事例を教えてください
  • Q11-11: スワブ法での添加回収試験での対象は?
  • Q11-12: 取扱い物質が高薬理活性物質という場合、安全面の問題で、反応釜内のスワブ試験を省略してもよいか?
  • Q11-13: スワブやリンスの使い分けはありますか?
  • Q11-14: EU GMPにおける交叉汚染防止の考えを含めて、最近の動向について教えてください
  • Q11-15: Risk-MaPP改訂版での洗浄評価の考えについて教えてほしいです
  • Q11-16: 従来の0.1%投与量基準,10 ppm基準の取扱いは今後どうなりますか?
  • Q11-17: ハザードレベルの低い製品の洗浄においても,健康ベース曝露限界値を用いて洗浄評価する必要はありますか?
  • Q11-18: 化合物のハザードレベルによって,従来の洗浄評価基準と健康ベース曝露限界値を用いる洗浄評価基準のどちらが支配的となりますか,その大まかな傾向を教えてください
  • Q11-19: 遺伝毒性物質の曝露限界値は1.5μg/dayとされていますが,これをそのまま持ち越し計算に用いることはできますか?
  • Q11-20: 一般に,洗浄後の目視確認は何のために必要とされていますか?
  • Q11-21: 目視検査で実際どこまで見えますか?
  • Q11-22: 目視検出限界を社内で設定しようと思いますが,そのための計画をしたいです。科学的な算出の方法,そして検査員の教育訓練についても合わせて教えてください
  • Q11-23: 目視検査試験方法についてのガイドラインはありますか?
  • Q11-24: 目視検査の位置付けに関する規制の考えはどうですか?
  • Q11-25: 目視検査を唯一の基準として利用することは可能ですか?
  • Q11-26: 次製品のことを考えて,洗浄を厳しくしなければならない場合に,合理的に行う方法はありますか?
  • Q11-27: 洗浄閾値の計算式における投与量の情報については,統一的な定義が定められていないと聞きましたが,どうなのでしょうか?
  • Q11-28: バイオ医薬品の洗浄評価において,最近の動向はどのようなものですか?
  • Q11-29: 洗浄剤の許容基準においてLD50のデータを使うことに懸念があるとされていますが,どうですか?
  • Q11-30: 洗浄シミュレーションの事例を紹介してください
  • Q11-31: アイソレータの内壁に粉体が付着しますが,このような部分の洗浄評価はどう考えればよいですか? 製品非接触部として考えてよいですか?
  • Q11-32: ADEの普及を考えた場合,今後の洗浄バリデーションの手順についてどう考えたらよいですか?
  • Q11-33: 洗浄バリデーションでテストランの回数を今後は自分達で決める必要があるとされますが,どのように決めるのがよいですか?
  • Q11-34: リスクベースアプローチによる洗浄バリデーションということが最近話題になっています。これについて教えてください
  • Q11-35: 健康ベース曝露限界値を用いて洗浄評価を行う際の用語がガイドラインなどによって異なり,混乱しています。状況を教えてください
第12章 スピルコントロール

(Q12-4までは Part1に収録, Q12-5を本書に収録)

  • Q12-1: スピルコントロールの必要性について教えてください
  • Q12-2: スピルコントロールを詳しく教えてください
  • Q12-3: スピルキットとは、どのようなものですか?
  • Q12-4: 部屋の日常的な清掃についても注意がいるのですか?
  • Q12-5: スピルは交叉汚染と関連ありますか?
第13章 健康サーベイランス

(Q13-3までは Part1に収録, Q13-4を本書に収録)

  • Q13-1: 健康管理としての健康サーベイランスは実施しなければいけないですか?
  • Q13-2: 健康サーベイランスとは何をすればよいのですか?
  • Q13-3: 作業員が曝露している実態を示すデータはあるのですか?
  • Q13-4: 製造現場での健康サーベイランスの実例はありますか?
付録

執筆者

島 一己

ファルマハイジーンサポート

代表

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判 並製本 + PDF 261ページ

ISBNコード

978-4-86428-185-0

発行年月

2018年10月

販売元

tech-seminar.jp

価格

42,750円 (税別) / 47,025円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/26 オーファンドラッグの売上予測と事業性評価 オンライン
2024/11/26 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2024/11/26 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/11/26 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/11/26 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/26 製薬企業における電子記録/MES・LIMS導入・連携の留意点と工夫点 オンライン
2024/11/26 製薬企業における電子記録/MES・LIMS導入・連携の留意点と工夫点 オンライン
2024/11/26 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情